ドラの扱いは難しい。40期鳳凰位戦A1リーグ2節について
ご視聴いただきありがとうございました。
鳳凰位戦ですが、皆さんが受け取る方も払う方も多くなるという展開の中、結局は大きな、順位変動や大幅なプラス、マイナスがない結果となった。
私としては1回戦目に卓に乗り切れなかったことを悔やんでいる。和久津が多く上がっている中、杉浦、吉田が果敢に勝負している。そんな中で、前を見ることができず、見ているばかりの麻雀になってはいけないと思いました。
「麻雀はみるな!動かせ!」
と反省しているところです。
とはいえ、ブラフの鳴きはもっての他である。
シャンテン数を上げるポン・チーは必要である。考えて欲しい。ひとり降りてしまえば、3人で戦うことになる。4人で戦う方がお互い3人を見なくてはいけないから楽ができない。対応しなくてはいけない。
このときに大物手に向かってはいけないのだが…。今回でならば、ドラポンしているときにどう立ち回るか…というところである。個別のことについては別の記事にしようと思っている。ただし、どういうふうに立ち回るかは難しいものである。
そもそも…。
ドラを切って鳴かれたら、暴牌。
ドラを切って放銃すれば、大暴牌。
ドラを切って、鳴かせたとしても、自分が上がればファインプレー。
こういう感じである。
役牌のドラの扱いは1番神経を使う。今回、私の場合はドラ西を1巡目にいきなり切ったこともあります。これを西家に鳴かれたら暴牌と言うわけである。
次はドラを持っている時のことについて書いていこう。
最初のエピソードとして昔話を一つ。
あるときに私がドラをトイツで持っているところでドラ切りがあったのだが私はスルーをした。それを見ていた前原雄大プロが
ーあのとき、ドラポンはなかったの?ー
と聞かれたことがある。
ドラを切る側の背景を考えて、スルーをしたと言ったのだがよくよく振り返って見てみると
ードラポンはするのは当たり前でしょ?ー
と言われているような気がしてきた。以来、ほとんどのパターンでドラポンをするようにしている。仮に役がなかったとしてもドラポンはドラを切った側にもプレッシャーをかけることができる。それで相手の手が遅れれば、妙手。ドラを切ってプレッシャーをかけさせるつもりがその通りにならないのである。
特に連盟公式ルールでは手役を作る以上のパンチ力がある。
麻雀はとてもメンタルなゲームなので、ドラポンは駆け引きとしても応用ができる。これも引き出しの一つになるわけである。
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