「悔しいなら勝ってみろ」
若手女子プロのタイトル戦に関するSNSの投稿で物議を醸し出しているということを聞いた。曰く
「3年目でやっと優勝した」
という言葉に対してのもののようだ。
結論から言おう。
タイトルを取るのは何年目でも嬉しい。
そこで出てきた言葉にやゆしたり、ツッコミを入れるのはみっともない。
3年目でやっとという言葉には覚悟を持って勝負に臨んだ気持ちが伺える、そこで栄冠を勝ち得たのだ。早い遅いと言えば、人それぞれの能力と運がある。3年目でタイトルを取れるのは早い方だと思う。
年数でいえば、私も八段から九段に上がるのには苦節10年かかっている。
タイトル戦の参加といえば、私もいろいろなイベント、麻雀大会など、プロ連盟が発足する前から参加していた。自分でこれはいけるという自覚あってのプロへの登竜門を潜り、チャンスを伺っていたのだ。今でこそ、麻雀プロの職業はインストラクター、雀荘勤務など色々ある。実力の社会でもあるが、実力を発揮するために名前を売りたいのが本音。そこで名前を売る絶好の機会を得たのだ。
そういう彼女の足を引っ張る行為をしているのがみっともないのである。
私たちの時代の話をしよう。
私たちの時代タイトルを取った時には「うたいの会」というのがあり、優勝したら何を言ってもいい。大ボラを吹いたり、大言壮語をうたうこともしてもいいのである。
「悔しかったら優勝してみろ」
と言ってもいいのである。
プロの世界とはそういうものだ。