ミッション13〜天皇賞春予想編〜
こんにちは、いぺいです。
京都で行われる春の長距離G1天皇賞(春)。
今年は長距離重賞を連勝しているテーオーロイヤル、去年の菊花賞馬ドゥレッツァ、去年2着のディープボンドなどが揃いました。
普段のレースとはだいぶ異なるレースなので、適性を大切に予想していきます。
【コース形態】
京都3200m。
京都競馬場をほぼ2周するコースで、山を2回越えないといけません。距離がとても長いのもあり、絶対的なスタミナ性能が求められます。
スタミナと同様に最後の下り坂からのスピードも必要です。
距離が長すぎるため、隊列が縦長になりやすく、枠の影響はほぼありません。
それよりもどうスタミナを温存するか、折り合いをつけるか、いつ仕掛けるかといった戦術面が大事で、騎手の影響を強く受けるレースです。
【狙い目】
今週の予想のポイントは以下です。
①ラスト4f戦
②臨戦過程からみる折り合い
③各馬のレベル
①ラスト4f戦
・京都で開催される天皇賞はラスト4f、5f戦になることが多いです。どういうことかというと、坂を登り切るかその途中くらいから仕掛けはじめて下り坂で加速、直線は耐えるといった展開になりやすいからです。
・坂がだいたい残り1000〜800m付近にあるため、そこら辺から勝負です。ここで速い脚が使えるかどうか、下り坂のスピードを持続できるかが勝負で、どちらかを満たさないと勝てません。いい例がゴールドシップです。2014年の春天と2015年の春天を比べるとわかるのですが、2014年の春天では、他の馬の仕掛けと同じタイミングで仕掛けはじめ、最後の直線で垂れてないのにも関わらず他の馬にスピードで負けました。2015年は坂を登る前の直線くらいから仕掛けはじめて位置を押し上げていたおかげで、最後の直線でジリジリ伸びて1着となりました。
このように、速い脚が使えない馬は持続力で圧倒するようなレースをする必要があり、それ以外の馬は2400m以上走った状態でラスト4fでどれだけ速い脚が使えるかの勝負となります。
・今年でいうと、ラスト4fに持ち込んで後ろから勝ち目がありそうなのはドゥレッツァ、ハピあたりで、サリエラ、テーオーロイヤルも対応はできますがもう少し位置を取っている必要がありそうです。ブローザホーン、サヴォーナ、ディープボンド、シルバーソニックはさらに早く仕掛けるか前の位置を取っていないと厳しいです。
②臨戦過程からみる折り合い
・このレースはスタミナを最後まで保って末脚を使う必要があるため、折り合いはかなり大事です。速いペースに対応してきた馬というよりも、前走が緩いペースで折り合って勝負になっていた馬の方がいいでしょう。
・ドゥレッツァはこの点でいうと前走金鯱賞で前からではなく後ろから進めており、最後末脚を伸ばす形となりました。菊花賞逃げた分の調教のようなレースで、遅いペースに対応するための策だったと思います。ヨーホーレイクに0.1秒差しかつけられていませんが、外回した分やレース展開的に実際はもっと差が開いているでしょう。
・逆に前走マイルのような流れを先行したタスティエーラに不安はあります。今回も折り合わずに先行してしまうでしょう。鞍上がモレイラ騎手というのが救いですが、抑え切れるかは微妙です。逆に大逃げしてしまう方が妙手かもしれませんが、今後の中距離G1を考えるとその線も薄いかなと思います。
・前走阪神大賞典組はかなりのスローペースでの追走だったため、前哨戦の効果はあるでしょう。今回もペースは同じでスローになることが予想されるので、このレースを通ってくるのは王道です。
・それ以外の馬でも、2000m以上の12秒後半〜13秒台が入るようなスローペースを経験していると楽でしょう。万葉S、京都記念、ダイヤモンドSなどはいいと思います。日経新春杯は緩みのないペースで進んだため、ここには繋がらないかなと思います。
③各馬のレベル
各馬のレベルはこんな感じです。
12.>14.>1.5.≧9.4.6.7.16.15.3.17.18.>10.11.13.2.>8.
・ドゥレッツァは菊花賞でとても上手に乗られたのはありますが、馬が強くなければクラシック勢を一撃で倒すのは不可能です。前走も本来は前につけて勝負できそうでしたが、わざわざ後ろから進めて負けただけです。それがいい折り合い効果となってここでぶち抜くと予想しました。
・テーオーロイヤルは前走の勝ち方が強すぎます。ダイヤモンドSはサリエラと同じくらいのパフォーマンスでしたが、阪神大賞典では格の違いがあるようなレースをしました。仮説としては前走ズブい馬しかいなかったか、坂を駆け上がるのがかなり得意なのだと思います。面子は今回ドゥレッツァ、サリエラ、マテンロウレオあたりがスピード面で強いので厳しくはなります。また、ラストが平坦な京都よりも坂になっている阪神の方があっていそうで、前走ほど差は開かないかなとは思います。
・次点でサリエラとブローザホーンですが、サリエラは折り合いが心配、ブローザホーンは距離が持たなそう+スピード不足です。それ以下はそんなに差がないので、かなり混戦な気がします。
・穴で面白そうなのは、神戸新聞杯で上がり最速で6着だったスマートファントム、前走ラスト2fまで速い上がりを使って最後内でどん詰まったハピ、毎回長距離で脚は使えるけど届いてないプリュムドールあたりでしょうか。
【印】
◎12.ドゥレッツァ
○1.サリエラ
抑え候補
18.ハピ、3.プリュムドール、16.チャックネイト、4.ワープスピード、14.テーオーロイヤル、8.タスティエーラ
(5.ブローザホーン、10.サヴォーナ、17.スマートファントム、11.マテンロウレオ)
◎ドゥレッツァはかなり堅いかなと思ってます。○サリエラは内枠に入って武豊騎手が乗るということで、インを掬えそうです。そうなれば14.テーオーロイヤルには逆転可能と思い、評価を上げました。折り合いだけが心配ですが、武豊騎手の技術を信じます。
14.テーオーロイヤルはかなり買いたかったのですが、スピード面が足りないので土曜の京都の馬場だと微妙だと思って軸にはしませんでした。サリエラと一緒に同居しても引き分けできる馬券を買うので来てもいいです。
◎>>>○≧抑えくらいの感覚なので、単系で攻めたいです。
抑え候補は沢山います。()内の優先度は低いです。
ディープボンド、シルヴァーソニックは去年みたいな重い馬場になれば抑えた方がいいかもしれませんが、現状そうならなさそうです。ブローザホーンも、少し馬場が速すぎる感覚です。
【買い目】
◎→○ 馬単
◎→抑え→○ 3連単
こんな感じでしょうか。
◎○馬単がオッズつかなければ抑え候補のワイドとかを持ってもいいと思います。
ハピはこんなに人気ないならと思い、少し単勝と連系を持ちました。
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