定期預金年率6.0%?
退職しました。退職金がみずほ銀行に振り込まれたので、みずほ銀行から電話が来ました。ねぎらいの言葉をいただいた後に(予想通りですが)退職金の使い道についての話になり、みずほの金融商品の説明を聞いてみないかというお話になりました。みずほ銀行にはそんなに魅力的な商品はなかった印象を持っていたし、手数料も気になったので、『みずほ銀行の金融商品に気になるものが無いんですけど。』と答えました。すると、退職金に対してだけ定期預金の年率が6.0%になると言われたので、心の中ではそんな商品あったっけ?と思いながら、そりゃ魅力的なお話なので聞きましょう。と、アポの日時を決めて電話を切りました。
電話を切ったあと、
あれ〜。そんなのあったかなぁ。
と検索してみると、ありました。
みずほマネープランセット
確かにあったけど... 6.0%なのは3ヶ月間だけじゃん。その後は通常の定期預金の金利で自動継続となります。なんだかなぁと思いつつも話をするって言っちゃったのでお約束の日時に1時間ほどお話を聞きました。
みずほマネープランセットの説明やみずほの投資信託の商品の説明を聞きました。自分は既に資産運用をしているのである程度知識がある状態で聞いているのですが、やはり退職金をもらってこれから資産運用する人は投資に対する不安感が大きいのでしょう。短期的な視点で考えるのではなく長期投資をしましょう。それによってリスクを減らせますというように、投資に対する不安感を低減させるようなお話が多かったです。努力しているなぁとは思いましたが、みずほの商品にはインデックスファンドが無いので、長期投資という視点と矛盾するなぁと思いながら聞いていました。
何か聞きたいことはありますか?と言われたので、長期投資の視点で運用するのは私も常にそう思っているのですが、長期投資すればするほど、アクティブファンドはインデックスファンドに勝てなくなりますよね。と言ったところ、新しく扱うようになった、
ティー・ロウ・プライス 米国成長株式ファンド
は、ずっとインデックスに勝っている。という説明を受けました。確かにデータ上はそうなっている。アメリカのアクティブファンドはインデックスに勝っているものがあるんだなぁ。それらを今までは日本で販売していなかったからインデックスのほうが強かったんだな。みずほ銀行ではグローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド等、インデックスに勝てそうなファンドを商品ラインナップに載せるようになってきたようです。
そんな話を色々して、知らないこともあったので情報としては役に立ったのですが、6.0%の定期預金は契約しませんでした。理由は以下の通り。
まぁ、3ヶ月間だけであっても6.0%になるのであれば、それはそれで魅力的かもしれませんが、3ヶ月後にまた何かを考えなければいけないっていうのが面倒くさい(通常の金利でなんて置いておけないって)。
300万の定期にするには、同額の300万を投資信託に入れないといけない。仮に(そんなことは無いだろうけど)投資信託の値動きがなかった場合は、結局600万に対して3.0%になっちゃう。そう思うと美味しくないなぁ。
300万を定期にすると3ヶ月後に約4万5千円の利息になるけど、投資信託の買付と定期の申込みは同日でないといけないので、300万の投資信託をたまたま変な日に買い付けちゃったら4万5千円なんてすぐに飛んでいっちゃう。まぁ複数商品に分散投資すれば良いのかも知れませんが。
退職金を受け取ってから1年間は契約可能だということなので、去年の2月のようにどこかで思いっきり下がったらやるかもしれません...が、まぁ、やらないだろうなぁ。何よりもやっぱりみずほ銀行の手数料高いよ。ネット証券で良いじゃん。