[雑記]お寺のウィルス対策 その1
お寺のウィルス対策。みなさん、どうされてますか。うちは、机とか手すりを、『クロラス酸』系のアイテムで拭いています。
アルコール消毒液、手を洗わない問題
一時期は、ほんっとに手に入りませんでしたよね。「アルコール消毒液」。いまはだいぶ流通が戻ってきて、ひと安心。お寺の入り口にも置いてあります。
見ててわかるんですが、アルコール消毒液って置いてあると手を洗わないんですよね。だから「まず手を洗う」をお願いしています。ペーパータオルと石鹸が洗面台に用意してありますから、手を洗ってください。・・・と直接の声がけと監視をしています笑
ふきあげ問題
さて、建物のなかに入ると、いろいろな場所を触りますよね。お子さんなんてとくに。施設側としてはどこを触ったか分からないので、ひたすら拭き上げることに。つまり、しんどい。・・・そこで考えたのが、そもそも触らせないこと。机を置かないようにしました。(正しくは、石油ストーブのまわりにイスを配置し、待合にした)
それでも触るところは触ります。本堂のトビラの取っ手部分とか、一段あがる場所に置いてある手すりとか、くつ棚とか。ペーパータオルに、アルコール消毒液をプシュシュシュシュとして、ふきふき。
でも問題が2つあって。
1つめ。アルコールって、濡れてたり、汚れてると、ウィルス・菌まで作用しないらしい。ご存知でしたか?じゃあ、いったん水拭きして、乾いてから、アルコール拭きするか・・となると、これも大変。
2つめ。机をまったく出さない、って無理なわけで。その机ってコーティングされてたりしますよね。二月堂とか。ほかの什器とかも、アルコールでやられちゃわないだろうかって思ってしまう。・・・ハゲたり、色味変わったりしないかな、と心配になりませんか?(以前、アルコール濡れティッシュで拭いたら、戻らなくなったことがあって・・・)
なんとかならないんかい、と思っていたところ、『クロラス酸』を知ったわけです。
机拭きますよね。アルコールは揮発するから安心ですよ。でも、什器が痛んでしまうかもしれない。
そのてんクロラス酸は、食品添加物殺菌料だから、安心具合が違う。
たとえば、子どもがお菓子を二月堂にこぼして、落としたのを口に入れるとか。食品添加物系ので拭いてますから、ね。スプレータイプもあるのですが、机とか拭くならシート用がおすすめです。
ノロにもいいらしい
あ、ちなみに、お子さんいるご家庭の方は、ノロウィルスについて調べることってあると思います。
アルコール消毒液も石鹸も、脂質を主成分とする膜につつまれてる系には効くんですが、ノロとか効果あんまり薄いんですよ。ご存知でしたか?種類が違うらしい。そんなところにもクロラス酸は効くんだとか。
それに、アルコール手が荒れるんですよねお寺には老若男女がいらっしゃるので、こっちかなあと・・・。
お寺のみなさん、感染症対策どのようになさってらっしゃいますか