あわあわちゃん
あわあわちゃん
あわあわちゃん
あわあわ あわわわ
あわあわちゃん
ぽっかりうかんだくものなか。
ふしぎなふしぎなあわあわちゃんが
のんびりとおひるねをしておりました。
そこへぴゅう!っとかぜがふいたならば
あらたいへん!
あわあわちゃんはふわふわと
おそらへとばされてしまいました。
ふぅわり ふわふわ ふぅわふわ。
あわあわちゃんはいつのまにか
うみのうえにうかんでいました。
あわあわちゃんのまぁるいからだは
おひさまのひかりをあびてすきとおり
きらきらとかがやいています。
なみのゆりかごにゆらゆらゆられた
あわあわちゃんは、とってもいいきもち。
「ふぁ~あ、またねむたくなってきちゃったなぁ。」
あわあわちゃんはねんねをするのがだいすきなのです。
そのころ、くものなかではあわあわちゃんを
しんぱいしたおともだちが、あわあわちゃんを
みんなでむかえにいくことをきめていました。
みんなみんな、まぁるくてすきとおった、
すてきなおともだち。
さぁ、みんないっしょに・・・ジャーンプ!!
すると・・・
たくさんのあわあわちゃんのおともだちが
おひさまにてらされて きらきら、きらきらと
うみのうえにふりそそいできました。
そのようすをうみのうえでみていた
あわあわちゃんは、おおよろこび!
「うわぁっ、なんてきれいなんだろう!」
きらきら、きらきら。
ふわふわ、ふわふわ。
かぜにゆられて
ゆらゆら、ゆらゆら。
やがてうみいちめんがひかりにつつまれると、
つよいかぜがざぁっとふいて、あわあわちゃんたちはぽっかりうかんだくものなかへとかえっていきました。
ぽかぽかあたたかい、ひるさがりの
それはそれはたのしいおさんぽでした。