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マルチ(マルチング)の役割と色

マルチは何色を使いますか?
同時に、マルチの役割も考えてみたいと思います。



マルチの役割

雑草対策

マルチの役割としてはあげられるのは、まずは雑草対策。
雑草が生えてくると、害虫の巣となります。
薬剤散布を栽培するとき栽培している植物には散布をしますが、雑草が生えているとその雑草まで散布しなければなりません。
しかも雑草は覆い茂るので、奥の方まで薬剤が行き届かなく、害虫を駆除するのが難しいです。
草取りするのも大変なので、やはりマルチ(マルチング)をすることは有効です。

地温の確保や抑制、地温をコントロール

促成栽培において、植物に適した地温を確保するのはとても大切です。
根を健全に活動させ水分や養分を吸収する。根はとても重要な器管です。
その根っこにも適した温度があります。
そのエネルギー源は太陽の日射し。うまく吸収できるマルチの色を選定するのが大切です。
地温を確保できる順番に上げてみます、

1、透明マルチ
12月から1月の地温が確保しづらい厳寒期の定植に適します。
透明のマルチは日射しを吸収すると言うより、日射しを通す。直に地面に取り入れる事が出来るので、色が付いているマルチより地温が上がる傾向にあります。
気をつけないといけない点は、雑草が生える。
光が直接当るので、雑草もマルチ越しに生えてきます。
透明のマルチを使用する場合は、太陽熱消毒等で雑草のタネを死滅させておく事が重要です。

2、グリーンマルチ
10月から3月を目安に使用します
地温を確保したいけれど、雑草対策が完全ではない。
そんなときに用いる事が多いと思います。
グリーン色でも、濃く透けてない物から透けている物まであります。
当然、透けている物ほど地温は上がりやすいです。が、雑草も生えやすいので対策をとっておかないと、そこそこ大変になります。

3、黒マルチ
4月から6月、9月から10月
グリーンマルチを使う時期
使える時期が幅広く、使用する方が一番多いマルチの色ではないでしょうか。
雑草対策にはもってこいのマルチでしょう、

4、シルバーマルチ
6月から8月
反射するので、地温上昇を抑制するマルチの部類に入ります。
ですので、比較的気温が高い時期に使用するマルチです。
また、害虫の忌避効果をあります。
以前は、黒とシルバーのストライプ(縞々色)の物もありましたが、最近はどうなんだろ…

5、白黒ダブルマルチ(白マルチ)
7月から8月
あるいは周年
まずは7月、8月に使う方目的は、地温上昇抑制が目的。
一年の中でも一番暑い時期に、温度を上げない目的の色になります。
いっぽうで、
特に最近では、周年使う方も増えてきました。
目的は光の反射を利用し、光合成を促進させる。
注意点は、地温が上がりづらいので、寒い時期は加温機を活用しないと地温や地面の表面温度がなかなか上がりません。

6、敷き藁またはマルチをしない
6月から8月
一番地温が上がらない手段です。
マルチをしないと雑草が心配な圃場では、敷き藁を使用することもあります。灌水チューブなどによる泥はねを軽減されて、病気の予防にも繋がります。

マルチの色は植える時期で使い分け

上記を見ると、マルチの色は雑草対策以外に
では植える時期によって使い分ける事ができます。
目的に分けて上手に使用すると、幅広く使えます。
深いですね

では

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