ママがいい!
「ママがいい!」
はとても微妙なことばだなぁ、と感じます。
それは、自分が幼い子ども達を育てているとき、
「ママがいい!」
が良い気分になれる時と、うんざりする気持ちになる時と、
両方あったからです。
良い気分になれるのは、
誰か、第三者がいる時に、子どもが
「ママがいい!」
と言ってくれた時。
自分の価値が感じられました。
良い母親にはなれていないけれど、それでも
「ママがいい!」
と言ってくれるのは嬉しかった。
うんざりする気持ちになった時は、
おむつ替え、食事の介助、一緒に遊ぶ等。
だと思います。
というのは、これらの時に、子どもに
「ママがいい!」
と言われた記憶がないからです。
本当にないのか、忘れてしまったのかわかりませんが。
私がやっても良いけれど、べつに、私じゃなくても良くない?
だったら、別の人にやってもらっても良いよね?
私だって、自分の時間が欲しい。
子どもに「指名」されたら、
自分の時間がなくなってしまう。
只でさえ、元々ほとんどないのに。
自分の時間を削られる。
当時の自分の気持ちは、こんな感じ。
子どものことを愛していなかったのか?
いいえ、決してそんなことはなかった。
でも、私はただただ、自分の時間が欲しかった。
朝から夜までひたすらやることをこなす日々。
新聞を毎日読む時間もなくて、一週間分をまとめて、週末に読んでいました。
通販のカタログが、季節の折々にどんどこ届くのを見る時間がなく、
「とりあえずの棚」にまとめてぶち込んで、週末の時間が取れた時に、
20センチぐらいの厚みの束を一気に開封し、包装のビニールを捨て、古いカタログは捨て、最新版だけを残す。
そんな当時の私にとって
「ママがいい!」
は、もし言われたら、とてもうんざりしたと思います。
そして…
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