[ティラノスクリプト]全画面ノベルへの道③メニュー画面の改造と歯車ボタン編
ここまで
①テキスト表示、バックログ
②セーブ/ロード画面改造
とすすめてきて、今回はメニュー画面の改造についてです。いわゆる右クリックメニューですね。
今回の重要な点は3点です。
・右クリックメニューから環境設定にいけるようにすること
・メニュー画面のデザインを改造する
・メニュー画面へ行くためのボタン(歯車ボタン)
メニュー画面から環境設定(コンフィグ)へ
これは先人の知恵に頼るしかありません。
というわけで、こちらを参考にしました。方法は他にもあるようですが、このやり方が簡単だと思います。
新たにボタンをひとつ用意する必要があります。
メニュー画面のデザイン
メニュー画面はtyrano\html\menu.html。今回はボタンサイズをデフォルトと同じにして、ボタンの画像ファイル差替え+ボタン追加で対応しました。
それから以下のmarginで上と右余白を増やしてBackボタンの位置を修正。(←余白が均等でないと落ち着かない人)
<div class="menu_item" style="float:right;margin: 30px 30px 0 0;">
<img class="menu_close" src="tyrano/images/system/menu_button_close.png" />
ボタン数が増えたので、全体の上余白も50px→5pxへ減らしています。
<div style="margin-top:5px">
さらにtryrano.cssの以下の部分でmargin-top:2%→1%に。
これで各ボタンの上余白が少し狭くなりました。
.menu_item {position:relative;margin-top:2%;text-align:center;cursor:pointer}
各ボタンはtop座標を指定しています(上余白をいじる必要はなかったかもしれない)。コンフィグ用のボタンを増やしたので、調整しないと一番下のボタンが画面下まで押し出されます。width 100%を指定しているのは、制作したボタンが縮小されているようだったので指定。(効果不明)
<div style="margin-top:5px">
<div class="menu_item" style="position: absolute;top: 100px;width: 100%;">
<img class="menu_save" src="tyrano/images/system/menu_button_save.png" />
</div>
<div class="menu_item" style="position: absolute;top: 180px;width: 100%;">
<img class="menu_load" src="tyrano/images/system/menu_button_load.png" />
</div>
<div class="menu_item" style="position: absolute;top: 260px;width: 100%;">
<img class="menu_skip" src="tyrano/images/system/menu_button_skip.png" />
</div>
<div class="menu_item" style="position: absolute;top: 340px;width: 100%;">
<a href="javascript:void(0)" onclick="myobj.config();">
<img class="menu_config" src="tyrano/images/system/menu_button_config.png" />
</a></div>
<div class="menu_item" style="position: absolute;top: 420px;width: 100%;">
<img class="menu_back_title" src="tyrano/images/system/menu_button_title.png" />
</div>
</div>
最後に背景画像の差替え、ラベル画像(メニューロゴ)を削除しました。
<img class="img_label img_label_menu block_menu" src="tyrano/images/system/label_menu.png" style="left:0;top:0;position:absolute;">
<img class="img_bg_base" src="tyrano/images/system/bg_base.png" style="z-index:-1;left:0;top:0;width:100%;height:100%;position:absolute;">config.tjs
歯車ボタンをどうするか
[showmenubutton]タグを使うと画面右下に歯車ボタンがあらわれます。
テキストが画面いっぱいに表示されるのに、そのうえセーブやロードなどの機能ボタンまでたくさん並ぶのは避けたい。
というわけで、ボタンはこの歯車ボタンのみにしました。
この歯車ボタンには、いくつか注意点があります。まずはこれ。
data\systemConfig.tjsの以下の部分です。true→falseで完了。この処置をした場合は、ゲーム開始後テキストウィンドウ表示した後のタイミングで、[showmenubutton]タグをいれる必要があります。
下のleft,topは、画面のxy座標を入れるとボタンを好みの位置へと移動できます。今回はウィンドウ内に収まるようleft=880/top=560にしました。
;configVisible = true; //コンフィグアイコンを表示
;configLeft = -1 //コンフィグアイコンの左位置を指定できます。-1の場合は画面右下
;configTop = -1 //コンフィグアイコンの上位置を指定できます。-1の場合は画面右下
歯車ボタンをオンマウスで変化させるには
歯車ボタンも、Backボタンのように変化させたい。現時点(Ver1.0)では実装していませんが、方法はロールボタンを使うようです。
fixレイヤーに常駐する機能ボタンを1つだけ用意して、それにメニュー機能を割りふれば動きます(テスト済み)。一時的に消すときは[clearfix]で指定すればOK。
テキストウィンドウ表示時に実行
[button name="m_button" role="menu" graphic="button_menu.png" enterimg="button_menu2.png" x=515 y=665]
ボタンを消すとき
[clearfix name=m_button ]
今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
よかったらゲームもプレイしてみてください。ブラウザからも遊べます。
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