2021年9月の記事一覧
マシーナリーとも子EX ~大艦巨砲主義のロボ篇~
パワーボンバー土屋が帰ってきてから3日後の朝……。
「ふぅ〜っ……」
今日も1日が始まるなぁ〜と考えながらダークフォース前澤が池袋山本ビルディングの自動ドアを抜ける。すると眼前に異様な光景が広がっている。いつもはこのドアを抜ければまっすぐ前にエレベーターが見えるはず……。だがその日は、何かが目の前を遮っていて全くエレベーターが見えなかったのだ。何だこれは? 巨大な、塊がエレベーターの前に鎮
マシーナリーとも子EX 〜早すぎた帰還篇〜
3日ぶりに使うだけでも久々に感じるなあとパワーボンバー土屋は思った。ターンテーブル水縁との冒険を終え、いま土屋は池袋支部に帰ってきたのだ。
エレベーターの扉が閉まるとイルカの死体から発せられる血の臭いがちとキツいがもうしばらくの我慢だ。仲間たちは多大な戦果を上げ、土産まで持ち帰った自分を称えるだろう。自分はいまいち、この死体の価値がわからないが……。
チーンとエレベーターが到着し、足早に受付
マシーナリーとも子EX 〜諭す探偵篇〜
「そろそろおしまいでスかねぇ〜」
14時45分、とんかつ処田なべ……。そのレジの奥からでツバメはぼんやりと店を見回した。いま、最後の客の会計を終えたところだ。ランチ営業は15時まで。客足も納まったし、ぼちぼち店を早仕舞いしても文句は言われないだろう。
シャッターを下ろそうと表に出た瞬間、そこに自転車ほどの速度で突っ込んでくるものがあった。
「うおおおおっ!?!?!?」
「ウワーッ! どけど
マシーナリーとも子EX 〜貫く怪魚篇〜
「シューッ!!!」
豊洲市場関係者を丸呑みしたサイバーツナは雄々しく雄叫びを上げる! その姿をパワーボンバー土屋は冷や汗をかけながら見上げていた。
「なんかやべぇ〜の出てきましたよ水縁さん!」
ターンテーブル水縁は首のターンテーブルを高速回転させ、そこからぶら下がる武装カーテンの様子を確かめながら舌なめずりした。
「噂には聞いたことがある。各地の海で猛威を振るう半機半魚の怪物サイバーツ