周遊謎にハマった2024年

何かしら趣味を増やしたいなあと思って、始めたのが謎解きです。

勉強とは違う脳みそを使っている感覚が結構好きです。

ただ、一般的なリアル脱出ゲームのような、箱に閉じ込められて制限時間内に色々探したり謎解いたりして脱出する、みたいなやつは、全然嫌いではないんですけど、自分が無力なときにチームに迷惑をかけているという自責の念を感じてしまうので、楽しみきれない部分もあります。一人で参加しにくいし(猛者は構わず一人で行って知らない人と一緒にやるんだろうけど、一人で行けるほどめっちゃ謎解ける訳でもないし、一人で来て何もしない人になりそう、知らない人と話すの得意じゃないし)。

周遊謎はその分、一人でも全然問題なく参加できるし、制限時間がない、これが良い!ハラハラ感を求める人にとってはつまらないかもですけど、自分みたいな小心者にとっては、時間を気にせず、周りの人を気にせず、マイペースに楽しめる周遊スタイルが良いんですよ。時間を気にしなくていいから時間が空いたときにとてもフィットする(特に野球やお笑いライブの前の時間とかにピッタリ!)。ヒントも見たいときに見る。複数人だとヒントを見るのを躊躇しちゃうけども一人なら自分がヒントを見たければ普通に見る。だからスムーズ。

コスパも良いんですよね。公演系の脱出は1〜2時間で3〜4000円程度かかるものがメジャーなイメージですが、周遊謎は全体的にリーズナブルだなと思います。その分交通費がかかるので全体の費用としてはあまり変わらないかもですが、ものによっては丸一日かかるものもあるので、かかる時間を鑑みれば安いなと思います。だから手を出しやすい。

普段は家で黙々とパソコンに向かっていることが多いので、外に出る理由になるのも良いですね。5時間くらいかかる周遊だと平気で10000歩超えるので運動になります。最近LDLコレステロールが高いと医者に言われてしまったので、運動する動機としてもピッタリ。頭と体を使って健康に…なれたらいいなあ(この前コロナにかかったのは内緒)。

というわけで2024年は周遊謎を色々たくさん楽しんできました。ここに今年遊んだ周遊謎の記録を残していきます。

春日に支配された東京ドームシティからの脱出

制作:SCRAP
オードリーANNin東京ドーム当日にプレイ。これはまあ周遊謎が好きだからというよりはオードリーが好きだからやろうってなった。謎自体はそこまで難しいと感じなかったけど、面白い仕掛けもあったし、何よりリトルトゥースが作ったという愛を感じた。東京ドームシティでdocomo回線が全然繋がらなかったことだけがイマイチだった。

地下謎への招待状2023

制作:SCRAP
僕を周遊謎に引きずりこんだ奴。東京メトロ中を謎解きしながら巡るというコンセプトだけでめちゃめちゃ面白そうだなとずっと思っていて、ようやく遊べた。やっぱり面白かった。物語体験というか、自分が物語に導かれているという感覚が一番あったなあと思います。日が暮れるにつれて移動距離も短くなっていって、最後に来たポイントも夜だからこそ来たい場所、という感じでよく考えられているなあと思いました。1日かけて、難しいコースをわざわざ選んで遊びましたが、寄り道する余裕もありました。

VIVANT テントの野望からの脱出

制作:SCRAP
TBSの赤坂サカスで、昨年大ヒットしたドラマ「VIVANT」とのコラボ周遊謎。VIVANTにめっちゃハマっていた僕は迷わず参加。脱出ゲーム経験のない父親をリードしながら楽しめました。無料なのにとても充実したクオリティでもありました。最後の最後にちゃんと詰まる感じがリアル脱出っぽくて良い。

大切な記憶とフシギな旅

制作:タカラッシュ!(takarush BLACK LABEL)
初めてSCRAP以外のものに手を出した。めっちゃ雨でもできる周遊謎無いかなと思って探して見つけたのがこれ。明治生命館の中を巡りながら謎解き。どうしても探しているものが見当たらず詰んでしまい、パワープレイで解いてしまった箇所がありましたが無事にソロでクリア。明治生命館の雰囲気も相まって良い体験でした。

怪盗ブロッサムからの手紙

制作:NAZO×NAZO劇団
桜咲く季節、九段下・飯田橋エリアを歩きながら謎解き。無料。謎自体はイージーだが歩く距離がめっちゃ長い!とにかく歩いて疲れた。普段来ない場所に行けるのは周遊謎の良いところ。

ヒビとあなたの不思議な1日

制作:NAZO×NAZO劇団
東京ミッドタウン近辺、日比谷エリアの周遊謎。これも謎自体はそこまで難しくなかった記憶。春休み期間で家族連れも多くやっていて(地下謎の期間とも被っていたが、この周遊謎をやっていた方も多くいらっしゃった)、謎解き流行ってるなあと感じました。

兜町謎解き街めぐり

制作:Machihack Wizard(街ハック!)
日本橋・兜町エリアで、無料でできる周遊謎。無料だけどもしっかりボリュームがあって、途中ヒント使わないと分からないようなところがちゃんとあるくらい難しさもあって(僕が謎解き下手なのはあるけど、でも難しかったと思う)楽しかったです。

怪盗ニャンポ -にくQのナゾ-

制作:C-DEPOT
池袋エリアで、建物の中のアート作品を探しながら謎を解いていく。無料。アート鑑賞×謎解きという試みが新しかった。謎自体は簡単め。

新麒麟伝

制作:Machihack Wizard(街ハック!)
日本橋エリアで、周遊謎と持ち帰り謎の2つから始まる大作。ヤバかった。開催中が故にネタバレが全くできないので(謎解き自体ネタバレはタブーだがこれは特にその性質がある)、うまく感想を共有することが難しいのですが、とにかく凄いボリュームと謎。僕は新麒麟伝のために日本橋エリアに3回行きました。丸一日使える日がなくて3〜4時間ずつみたいになったのでこんなことになってしまいましたが、本当に朝一で始めても夜終わるかどうかくらいのボリューム。ヒントも充実しているので僕みたいな人でもちゃんとエンディングまで辿り着けます。日本橋付近をそこそこ行ったり来たりそこそこ歩きました。真夏の期間にやったことはかなり後悔しています。

街ハック本社周遊

9/14〜16に行われた、蔵前の街ハック!(LION)本社ビルでの謎解きイベント。直前でこのことを知り、ちょうど14日にお笑いを見に行く予定を入れていたのでついでに行ってきました。謎解き会社の本社に行くようになったらもう初心者名乗れないかも(まだ名乗りたい)。周遊の他にもブース謎等ありましたが僕は周遊だけ。2つあって、正直お腹いっぱいでした。1650円という価格も優しい!

リドルリトルライト

制作:街ハック!
ライトとか名前つけておいてちゃんと骨太。劇的に難しい訳ではないけども、かといってナメてると痛い目見るような難易度。最後はちゃんと難しい大謎があって、丁度いい難易度で面白かったです。会社のフロアを巡るのも楽しかった。

ミステリーサプライズ

制作:Machihack Wizard(街ハック!)
こちらの心を弄ぶような謎や仕掛けの応酬。嘘みたいなことをこれからやらなければいけないことに気付かされて、思わずマジかよ…と言ってしまう感じ。やることがわからない、というような難しさはそれほど多くなくて(まあそういう難しさもあるんだけども)、時間をかければ解けなくはないけども、考えなきゃいけないことがめちゃめちゃ多くて脳がうまく回らないから時間が溶けていく、というような難しさの成分が強い。最後の仕掛けはドキドキしました。想定プレイ時間120〜180分ですが180分でもかなりキツいと思います(当初は90〜120分だったらしい、おかしいよ)。

FUN!TOKYO!山手線謎めぐり2024

山手線に乗りながら謎を解いていくJR東日本とよだかのレコードのコラボ企画。山手線の謎解きは毎年恒例みたいですね。本編+続編とあるが事実上の前後編。

少し未来の東京を歩く(本編)

制作:よだかのレコード
スタンダードな難易度で充実した周遊謎解き。街歩き系だけどもそこまで長い距離を歩くわけではなく、比較的駅周辺で謎を解いていく。謎を解いたあとの考察ステップが苦手だったなあ、想像力が無いというか、惜しいところまでしか分からない感じ。あと、肝心の山手線が当日そこそこ遅延していて時間がかかった。
余談だけども、最後の方夜になってある場所がとある模様にライトアップされていて、そのライトアップも謎解きの演出か、すげえ〜って思ったけど全然関係なかったしなんならその勘違いで時間食った。やめてくれ。

ちなみに続編キットは買っているんですけど、色々あって年内にプレイできず。年明けすぐにやろうと思っています。

東京駅サンタ謎 〜110年目のプレゼント〜

制作:街ハック!
東京駅周辺エリアの施設を巡る周遊謎。そこそこ時間かかりました。土日だったので人が多く、移動がややゆっくりめな感じで2時間程度。謎自体はややライトな作りですが、キットにちゃんと仕掛けがあって、充実感がありました。無料なので十分です。探索エリアがほぼ屋内なのも良いですね。

東京最宴祭(街ハック本社周遊)

12月7,8日に開催された街ハック!(LION)本社ビルでの謎解きイベント。様々な団体による公演系の謎が一挙集結するイベントですが自分は周遊のみ参加。上記の東京駅サンタ謎後に行ったので若干疲れていた。

カラフルワンダフルスクランブル

制作:街ハック!
前回の街ハック本社周遊が楽しかったのできっと今回も面白いだろうという期待感でプレイしましたが、案の定めっちゃ面白かったです。街ハック本社周遊はとにかくボリュームとクオリティの両方が凄い。いつもは時間に追われてヒントを見ながらサクサク解いているのですが、今回はある程度時間に余裕があったので、あまりヒントを見ずにじっくり解きました。ヒントを見たのは絶望的に下手だったパズルのところくらい。終盤はもう全部ラス謎クラスの充実っぷりで半分くらい終わったタイミングでまだこんなにあるのかよ…と思ってしまった。3時間あれば終わるだろと踏んで予定を組んでいたけど本当に3時間かかりました(早い人は2hくらい?)。1500円でお土産もいっぱいついてきて満足。難しかったけど難しすぎないくらいでちょうど良かったです。


まとめ・感想

いやーーまとめてみるとめっちゃ行ってますね。最初の方はお笑いライブのついでとかで行ってましたけど今や周遊謎解きに行くために外に出てますから、これはもう趣味としてカウントしていいんじゃないかと思います。

自分で難易度調整しながらクリアまで楽しめるのが好きです。人によっては時間が決まっている焦燥感に駆られながら急いで解いていくヒリヒリ感がないと楽しめない人もいらっしゃるかもですが、自分はそういうのがノイズに感じてしまうタイプの人なので、目の前の謎にじっくり向き合えて誰にも迷惑をかけないこのスタイルが自分に合っていると改めて感じます。

上記の中で今現在行われている(今後もしばらく常設される見込みがある)のは新麒麟伝ですかね。これはめちゃくちゃオススメです。丸一日、いや二日くらいかけてじっくり取り組める超大作で、謎もしっかり作り込まれていて、仕掛けの美しさも含めて素晴らしい作品です。今やっても決して遅いことはないはず。

2025年も色々やるつもりです。手元にあってまだ出来ていない山手線謎めぐり続編を期間内にクリアして、兜町探偵局、謎解き地下遊技場らへんをやっていく予定。関西に行く機会があれば関西の鉄道系の周遊もやってみたいです。野球、お笑いに次ぐ趣味が見つかって良かったです。また来年はさらに1つ大きい趣味を見つけられればいいなと思います。

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