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言葉にすること=整理をすること

人は常に何かについて考えている。考えているからこそその人の価値観や考えが形成され、他と共有し社会を回している。意識的に考える場合もあれば、無意識的に考えを巡らせる場合もあるかもしれない。その「考える」という行為があなたの重荷になっているのならぜひ一度誰かに話してみてほしい。

考えることはいいこと

考えること自体はとてもいいこと。人は考えて生活する生き物だし、考えるからこそ人間味が出てきてとても魅力的な人になれる。ただ、中には「考えすぎる自分の性格が嫌い」とか、「ネガティブで良くない方向にばかり考えてしまう」とか、そう考える人が意外と多いんだな、というのがこれまでたくさんの人と会ってきた私が受けた印象。

私自身もよく考える。しかも考えていることは基本的にマイナス要素が強いから、「そこまで気にしなくていいのに~!」「そんなこと考えてたの?!びっくり!!」「もっと気楽にいこうよ!」そんなことを言われるのは日常茶飯事。でも、今までこういう生活をしてきたし、気持ちは沈むけれど考えて考え抜いて行動に移していたから基本的に後悔したことはなく、「そうだね~」と流しながら生活していた。実際、しっかりと考えたからこそつらい思いはしたものの、大学卒業後に営業として働けて良かったと思えているし、定職についてはいないけれど地元に戻って自然と触れ合いながら過ごしている今の時間、環境に満足している。何も考えていなかったら営業という職種は選んでいなかっただろうし、地元に戻るという選択肢もなかったように思う。考えることで自身の頭の中と心の中を分析して選択肢を広げ、挑戦することを可能にしているように感じている。

「考える」が苦痛になることもある

・自分一人で解決しようとしている
・話相手がいないから吐き出せない
・柔軟な発想ができない

この3つが「考える」を苦痛にさせる原因になっているように思う。
1人で解決しようと悩むときはまず「誰かに話す/相談する」という発想が起こらない。「自分で何とかしなくちゃ」「ほかの人を巻き込めない」「周りに迷惑をかけたくない」そんなことを考える人も少なくないと思う。実際に私も「自分一人で…」と考えてしまうことが多い。

「考える」を楽にすることもできる

例えば、面接試験で多いグループディスカッションのように、あるいは会議のように、自分一人だけで考えるのではなくみんなで考える場であれば、それほど苦痛にならないことが多い。「私一人」の考えだけで進めるわけではないし、考えて発言してまとめての繰り返しだから負のループに陥ることは少ない。(集合して話し合うこと自体を苦痛に思う人もいるだろうけど。私もそういう場は苦手だし…)
では、なぜみんなで考える場は苦しくならずに考えることができるのか。
「言葉にすること」が自然とできているからだと私は考えている。1人で考えるだけでは言葉にする相手はもちろんいないからどんどん考えてしまって負のループに陥ることが多い。しかし、複数人で一緒に考える場だと「あなたはどう思う?」と意見を求められたり、「1人1つずつ案を出しましょう!」なんて半強制的に言葉にしないといけない場面が回ってきたりする。強制的に発言しなくてはならない場面もそれはそれでストレスになったりするけれど…でも、言葉にしてみて初めて「あ、私ってこんなこと考えていたんだ」「あの人の言うコレと私の考えって組み合わせたらもっといいものになるかも!取り入れていこう!」と考えることができて気がつくと頭の中がすっきりとしている気がする。

考えるって案外楽しいかも

何が言いたいかっていうと、考えるって意外と楽しいよねってこと。
一人でうんと考える時間はとても苦しいし、ずんと重い時間になりがちだけど、でも、考え抜いた分だけ自分が進みたい道がしっかりと見えてくるし、新しい自分に出会える気がする。

なぜ考えるかって、一歩踏み出すのが怖いからじゃないかな?と最近思った。なりたい自分像ややってみたいことがあるけれど、でも、言葉にできないような漠然とした不安が目の前にあって、そんな不安と戦っている時間が「考える」なんじゃないかな…?と。悩んでいる時、考えている時、結局は自分が進みたい道は決まっているし、やりたいこと、なりたい自分像、などなど、「ゴールは決まっているからだれか背中を押して!お願い!」っていう状況なのかな?と。

そんなことをぼーっと考えた今日この頃。
まさにこれから私は新しいことを始めようとしていて、新しい挑戦をする機会も降ってきて、不安に苛まれて睡眠も浅くなって身体にも影響が出始めていて…満身創痍な状態でいる中でふと思ったことを綴ってみたのでした。

私の独り言にお付き合いいただきありがとうございます。
また近々更新できたらいいな。自分の記録用に…

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