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浅草名所七福神巡り 番外篇【三社祭】

毎年五月に行われる三社祭

浅草っ子が愛する”三社祭”のこと

虎(hhu)です。
補足として、三社祭のことにすこし触れておきます。

恵比寿天のおられる浅草神社は、檜前浜成・武成兄弟と土師真中知が三社権現さまとして祀られているのは、前述しました。この記事からお読みの方は下記リンクをご覧くださいまし。

浅草名所七福神巡り-Ⅰ【恵比寿天】

世界的なパンデミックに見舞われる以前は、毎年欠かさず担いでいた御神輿が三社さま。
浅草っ子がもっとも楽しみにしていたイベントなのです。
虎はこの祭りを中心に、一年が回っていたと云っても過言ではないっす!

👆浅草神社の動画はこちら👆
浅草見番前を通り三社さまへ
氏子の提灯

五月祭礼の土曜日、四十四ヶ町の浅草神社の氏子により町内神輿の渡御が行われます。子供神輿を含む、約100基の御神輿が浅草神社へお祓いに向かうのです。
浅草っ子たちは、この日が来ることを今か今かと待ち望んでいます。

約100基の御神輿が集結するのは壮観
浅草神社へ参詣する直前

浅草寺の裏手に集結する御神輿と担ぎ手の姿は、誇らしく、壮観のひと言に尽きます。

「ヨォー、シャシャシャン、シャシャシャン、シャシャシャンシャン」

威勢のいい掛け声、拍子木の音とともに、手を叩き、神輿を上げます。
いよいよ、浅草神社へ御神輿を担いで運ぶ。

浅草がもっとも輝く、初夏が訪れるのです。

浅草に初夏が到来
御神輿をお祓いしていただく
後ろ棒からの眺め
各町内渡御のはじまり

日曜日は、三社さまの本社神輿の出番

一之宮のお出まし
一之宮、二之宮、三之宮の三基の本社神輿

日曜日早朝は、本社神輿の宮出しからスタート。

一之宮、二之宮、三之宮の三基の御神輿が毎年順繰りに町を練り歩き、氏子の町と町を、担いで受け渡していくのです。
受け渡し直後は、我先にと殺気立つ御仁もおられるので要注意。

虎は逸る気持ちを抑えつつ、悠々と待ちますw
担ぎ手が疲れる中盤に入り、次の町まで思い切り担ぐのです^^v

宵の口いよいよ佳境
ギリギリに鳥居をくぐり、いざ境内へ
揉んで揉んで中々前に進まないw

そして、夜遅く、宮入りが行われます。
基本的にはその年の当番町会の青年部を中心に宮入りします。

この活気の中で担げる喜びを全身で噛みしめながら、いつまでも続いてほしいと願う瞬間です。

とはいえ、本社神輿は重い。二トンは永遠に担げませんww
夜空に煌々と灯る提灯を抜けて、蔵の中に御神輿を納めます。

祭りのあと

いかがでしたでしょうか。
三社祭の楽しさがすこしでも伝わればうれしいです。

今年2022年も、コロナ下、まん延防止が解除されても、三社祭は縮小開催、選抜された氏子により、宮出しと宮入りのみがひっそりと行われるそうです。

浅草っ子が晴れて、堂々と天下往来の中、威勢のいい掛け声とともに、御神輿を渡御できる日が待ち遠しい今日この頃。

こうして過去の写真を眺め”馬虎note”に記事を書きながら、早くその日が来ることを、強く願います。

撮影・執筆 / 虎(hhu)

👆浅草神社の動画はこちら👆
つつじが町を彩る
かつての巫女さんの舞い


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