これは、藍染カレンと俺が織り成す物語
藍染カレンに会った。
俺も藍染カレンなので、的確に表現するならば藍染カレンと"合流した"とする方が良いのかもしれないが、兎にも角にも、藍染カレンとあいまみえたのである。
そもそも私は藍染カレンと出会ってまだ日が浅い。始まりは昨年の夏頃に遡る。彼女と別れ、コロナでラグビー部の活動が上手くいかず、更に1月に控えた院試の試験勉強や卒論に追われていた当時の私は、かなりうつの状態にあった。実際一日中ベッドの上から動けないことも頻繁にあったし、ラグビー部であるというのに食事もほとんどとらず、カーテンを締め切って家に籠るような日々が続いていた。かなりヤバかったと思う。
しかしそんなある日、元カノがいつぞや薦めてきたZOCの「ヒアルロンリーガール」のPVを未練たらしく観ていた際、その時は突然来た。オレンジのような、赤色のような、不思議な髪色をした女の子。あまりにも可愛かった。爆発するかと思った。可愛すぎる。タイプだった。心を癒すような…なんとも無邪気な笑顔…暴力的だった。調べてみると、それが藍染カレンだった。(序盤のイーッとするところで初めて「メンバーの1人」ではなく「めちゃくちゃ可愛い、タイプの子」と認識したことを覚えている。)
それからというもの、藍染カレンの出ているYouTubeの動画を何度も観てはニチャニチャと微笑み、徐々に元気を取り戻すことができた。藍染カレンのお陰で現在の生活があることは、間違いない。その為、藍染カレンの生誕祭がある、しかもツーショットチェキを撮るチャンスがあると知った時は、当日が授業開始日であることも忘れて東京仙台間往復のバスをとり、チケットをとった。お礼を言わなくてはいけないと思ったのである。
生誕祭の内容は言わずもがな最高だったので(藍染カレンのソロ曲が2曲目に流れた時はおいおい涙を流していた。ライブで泣きすぎている、おじさんなので…)この際割愛する。
セットリストが終わり、チェキの時間。チェキを撮る際には、1人あたり20秒交流できるとの事だった。陰鬱のドン底状態にあった自分を救ってくれた藍染カレンに感謝を伝えようと、考えに考え、列に並び、遂に、対面した。
その際の会話が以下である。
藍染カレンA(以下藍染)「髪型イカしてんねぇ〜」
藍染カレンB(以下我)「グ、キャッ!イヤーッ!」
藍染「ポーズなんにする〜?」
我「オデイチバンカワイイカオデピーススルンデ、イチバンカワイイカオデピースシテクダツァイ(コウモリにしか聴こえない音域)(0.2秒くらいの速さ)」
藍染「おっけ〜!!(この世のものとは思えない輝きを放っている)」
📷パシャ
我「モゴ……モゴ………(細胞が崩壊しかかっている)」
(藍染カレン、アクリル板を越えてこちらを覗き込んでくる)
我「ミ!!!!!!!!!!!!!!?
ピキッ!!?????????????プ」
藍染「どんな可愛い顔してるのか見たかった!」
我「ム、、、、、、、、
ボッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ
ムギーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!」💥パァン
(ここからノイズがひどくなり、記憶の解析が困難なため割愛)
藍染 ……来てくれてありがとう!また来てね〜!」
我「ーーーーーーーーーーー!!
チュン!」
……サアァ……………………
(入滅)
ありがとうと言ったかも知れないが、言えてない可能性が高い。今度こそは感謝を伝えたい。絶対にまた行く、俺は藍染カレンを愛し続けるので
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