愛と敬意を...それしかない人間関係 #15
鏡の法則 真花です。人間関係に 嫌気がさしたり、自分が好きになれない状況になると精神安定剤かのように 見てしまうインドの映画があります。
『マダムインニューヨーク』
今月は 家事をしながら3回見ちゃいました。主婦にとって
体力回復、愛力回復のエネルギーとなる映画だなって個人的に思ってます。
*あらすじ*
ヒロインはインドに住むごく普通の主婦 シャシ。
家族の望む料理を作り、家族の世話で1日を終える日々。
英語が話せず、思春期の娘、夫に笑われる。ある日、NYに住む親戚に
姪の結婚式に呼ばれ、
インドの家族から離れて、先に一人 NYに飛び立つ。
英語ができないために、NYでコテンパンにされてしまう。
ふと、見た 『4週間で英語が喋れる』という広告。
思い切って英語学校の門を叩き、人生が動き出す。
*結婚生活における ひとつの後悔*
映画の中では語られてはいませんが、シャシの夫の職業がホワイトカラー。
まあまあ裕福そうな設定で 女性の人権の低さだったり、
カースト制度の名残など関係してるのでしょうか。
家族なのに ヒロインは まるでメイドさんの生活のようです。
朝、家族の誰よりも早く起きて、朝ごはんの準備。
家族が起きる前に チャイを飲もうとすると
主人が起きてきて、おはようの挨拶もなく、”チャイ” の一言。
バタバタと子供の世話をする頃には 自分のチャイは冷めきっている。
妻、母として
どのように 扱われるかは ご家庭により様々だと思いますが
悲しい扱いです。
結婚当初、夫のお世話をすることは 何の不満もなかったと思います。
夫もその頃は 感謝の言葉の一つもあったでしょう。
当たり前の生活の中で 相手に対する敬意がなくなっていく悲しさ。
ただ、”ありがとう”の一言さえあれば....
アニバーサリーに”ありがとう”と伝えるなら
日々一言 伝えた方が賢明かもしれません。
ま、これはもしかしたら
まずは こちらから先に 感謝の気持ちを伝えることで
夫から 子供から ”ありがとう”の一言がもらえるのかもしれないですね。
お世話するのが当たり前ではなく どんな人にも敬意を表すこと
大切ですね。
私の子供たちには、厳しく伝えていたのですが、
成果はまだ見つけられません。
外では、ちゃんと挨拶が出来ていると ご近所様からは
お褒めいただくのですが
身近な家族に伝えることは、思春期を境に 皆無です。
夫の教育については 義母が他界しているので 確かめることはできませ💦
結婚当初、 ”喧嘩していても、お互いに小さなことでも感謝だけは伝えようね”
と約束するのを 忘れたことがひとつの後悔です。
*家族への愛情が空回るとき*
ヒロイン シャシは懸命に 妻、母として毎日を過ごします。
料理が上手で ご近所から注文が来るほどの おいしいお菓子を作ります。
ラドゥというお菓子
食べたことがないですが、かなり手間のかかって 日本の和菓子のよう。
美味しそうなお菓子。 黄色い丸いお菓子。
どこかで、見つけたら 食べてみたいものです。
シャシのラドゥは 絶品のようで お菓子を届けるとお客様からは
絶賛、歓迎の嵐。
でも...夫からは、 ”シャシのラドゥは 美味しい。お前はラドゥを作るために生まれてきた”
シャシは、言葉には出しませんが、傷つきます。
自分で言うならまだしも 妻の気持ちをわからない夫は 最悪です。
昭和の夫婦なら普通の会話ですよね。ご主人が強めの方は ご注意ください。
シャシは、思春期の娘からも 英語ができないことで バカにされます。
子供は きついですからね。 母親の私も 経験があり、シャシの気持ちは手にとるようにわかります。何度、娘からの言葉で涙したことか.....それでも、良妻賢母のシャシは めげることなく 家族の世話を焼くのです。
私は 良妻賢母という言葉に違和感を感じています。
妻であっても 母であっても 一人の人間であり、
家族を愛して生活したり、お世話をするのは女性だけの役目では ないはずです。
聖母マリアであれば 愛を与えることで 挫けること、疲れること、
自分を見失うこと、愛が空回りするなんて皆無なんでしょうが...
愛を与えることで いつの間にか 夫からは 家で家事だけをしている良妻を、
娘には友達の母のように英語を話す賢母を。
人間として女性として生きることは、誰からも忘れられている。
助け合って 互いの幸せを望むことこそ 家族なのでは?って思います。
*ただ、ひとつの解決策*
家族というコミュニティーでは、小さな甘えが、際限なく続くもの。
家族だから 話し合って解決できるかもしれませんが、
関係が近すぎて なかなかハードル高めです。
理想は いつも対等である関係。
お互いを助け合う気持ちを持つこと。ただそれだけ。
長い人生 簡単ではないですが、
もし忘れたり、傷つくようなことがあれば、自分で自分を励まし、
認め、尊重する。自分の劣等感をなくすこと。だって、誰も劣ってはいないからです。
対等であることを思い出せば、きっと人生は輝きを取り戻すように思います。
*心に残る ひとこと*
シャシが 自分を愛してくれた友人に言った一言が印象的でした。
”人は自分が嫌いになると 周りも嫌になって新しさを求める。
でも、自分を愛することを知れば、古い生活も新鮮に見えてくる、
素敵なものに...
ありがとう、自分を愛することを教えてくれて、
ありがとう、私に自信を与えてくれて、心から感謝を”
愛と敬意を。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
たくさんの方にスキとフォローを頂き 励みになっています。
また、覗いていただけると、飛び上がるほど嬉しいです。
よろしくお願いします。