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ニュージーランド短期留学体験記② ホームステイ
ニュージーランド滞在中はホームステイだった。
子どもも動物も好きなので「子どもあり」「ペットあり」という家族構成を希望したら男の子3人、大きな犬が1匹いる賑やかな家庭にホームステイすることとなった。
一緒の時期に同じ大学から留学に行った友人は子どもが苦手、動物も苦手だったのでいない家庭を希望したら高齢のおじいちゃんおばあちゃんの家になった。
もちろん素敵な家庭なのだが、高齢なので夜寝るのが早くて暇だと言っていた(笑)
ホームステイ自体はオーストラリアで1週間ほど体験したことがあったのでニュージーランドでは2回目の体験だった。
家族構成はお父さん、お母さん、男の子3人で家もとても大きかった。
家に到着すると私と同じくらいの歳のアメリカ、韓国出身の女の子もホームステイしていた。
アメリカの子は英語を学ぶためではなく、ニュージーランドの大学で学ぶためにホームステイしているといった感じ。
韓国の子は私と同じく英語を学ぶために滞在していた。
このファミリーはこれまで日本人を含め多くの学生を受け入れてきたそうだが、ホストマザーの意向で基本女の子だけだという。
理由は男の子が3人もいるので逆に女の子がいい!といった感じだった。
ニュージーランドに到着した日は、まずホストマザーが近所を車で案内してくれた。
少し小高い丘に行くと羊が普通に歩いている。もちろん野生だそうだ。
とてものどかな風景で、「ニュージーランドってやっぱ羊が多いんだ~」と思った。
そういえば海外に行くと車のことで思うことがある。今まで行った様々な国には日本車が多く、日本の車はすごいな、やっぱ信用されているんだ、と思った。
ただ日本人と少し違うのは車に対する想いかもしれない。もちろん人それぞれ車が好きだとか性格だとかは違うが、海外に行くと日本人より車を「モノ」として扱う人が多いように思う。
車は確かに「モノ」なのだが、日本人は少しの傷とか汚れを気にする人が多い印象がある。
海外に行くと、傷は気にしない人が多いし、車の中も結構汚い(笑)
今回のホストファミリーの家の車も大きなトヨタの車だったが結構汚れていた。やはり「モノ」なんだな!と思った。
ホストファミリーの家は海に近い場所にあり、私の部屋からも海が見えた。
落ち着いた住宅街で、大学までも歩きかバスで行くことができ、徒歩圏内に図書館やスーパーがありとても便利だった。
家自体もとても大きく、シャワールームは3つほどあった。
アメリカと韓国、そして日本からの学生が計3人いるにも関わらず、それぞれ1人部屋が用意されてとても好待遇!
私はお風呂は基本夜に入りたいが、海外に行くと朝に入る人が多い。
韓国の子も朝にシャワーを浴びていた。シャワールームが多いとはいえ家族も多いので入りたいタイミングがかぶったらどうしよう~と思ってた。
だが心配不要だった。夜に入りたいのは私だけだったので自由に時間を使えた。
朝ごはんは冷蔵庫のもの自由に食べてね!夕飯はみんなで食べよう!といった感じだった。
ランチは基本大学で食べるので自分で用意をするという感じ。
ランチにはサンドイッチを作って行ったり、大学のコンビニで買って楽しんだ。
サンドイッチを作るにはスーパーでパンや具材を買うが、困ったのが量が多いこと。
パンなんて10個以上入っていて食べきるまでにはカビそうだ。一緒の時期にニュージーランドへ行った日本人の友人と購入して分けたこともあった。
ホストファミリーの男の子3人は朝ごはんに好きなものを自分で用意していてとてもしっかりしていた。夕飯も食事当番があり、男の子3人が順番に作ってくれる。私もタイミングが合うと手伝ったが、とても喜ばれた。
そして毎晩楽しみにしていたのがホストマザーとのティータイム。
「今日の紅茶は何にする?」と毎晩聞いてくれて、紅茶を飲みながら日本の話とか
今日会った出来事とかを話す。これがかなりリスニング、スピーキングの勉強になったと思う。
また、韓国から来ていた子とは特に仲良くしていた。帰国日が近づくと、日本の巻き寿司と韓国のキンパを作ってファミリーに振舞った。
滞在中も一緒に大学へ行ったり、朝早く起きてカフェに行ったり、休日は動物園に行ったりした。
実は10年経った今でも交流は続いている。
その間にお互い結婚したがコロナ禍で結婚式に行くことができなかったので動画や写真を送ってもらったり、プレゼントを贈り合った。
コロナが明けてからは韓国へ行って会ったりと今でも大切な友人である。
同じタイミングで同じ国に行き、同じ大学とファミリーに滞在するなんてなんという奇跡だろう。
この出会いを大切にしたい。
もちろんホストファミリーとも現在もSNSで繋がっている。
留学とは人との出会いもとても多いが、人生において本当に大切なものを得たと思う。