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心があたたかくなる劇団四季「エルコスの祈り」

劇団四季の「エルコスの祈り」を観劇しました!
今年は全国公演をしているので、仕事終わりに気軽に観に行けました。

実はこの「仕事終わりの観劇」は田舎者の夢でもあります。

大好きな観劇のために時間とお金をかけ遠征するのももちろん楽しいですが、やはり「この新幹線代、チケット1枚買えたな...」という気になることもあります(笑)

都会の人は仕事終わりにサクッと観劇してエネルギーをチャージしているのが実はうらやましかったりします!

ですが!劇団四季の全国公演はそんな田舎者の夢を叶えてくれます。今回18時30分からのエルコスの祈りを観劇しました!

普段東京や大阪、名古屋などでやっている公演のチケットを頑張ってとっているので鍛えられているせいか、なんと今回最前列センターをとることができました!めちゃくちゃ近かったです!
俳優さんが動くたびに風がくるくらい...(笑)
迫力がありましたね!



「エルコスの祈り」のあらすじはこんな感じ。

学校や親からオチコボレ・問題児と決めつけられた子どもたちが集められたユートピア学園。

ここの教育とは、きびしい管理、命令・規律に従わせ、子どもたちの夢や個性を奪うものでした。暗く閉ざされた毎日を送っていた子どもたちのもとへ、一台のロボットがやってきます。 その名は「エルリック・コスモス」通称“エルコス”。

「どんな時代にも、どんなことに出会っても、決してほほえみを忘れずに、豊かな心を持って生きていける人間になってほしい」科学者ストーン博士が願いを込めて人間の女の子そっくりに作りだした、アンドロイド・エスパー(スーパーロボット)です。

子どもたちひとりひとりの持っている豊かな個性を引き出していくエルコスに、皆は次第に心を開くようになっていきます。

しかし、小さい頃から機械に囲まれて育ったジョンは機械を憎んでいて、エルコスを認めようとしません。そんな彼を、エルコスは理解し、勇気づけようとしますが、ジョンははねつけてしまいます。

一方、エルコスが学園にきてからさんざんな目にあっていた学園の教師たちは、エルコスをやっつけるためにジョンを利用することをたくらみます。

教師たちにおどされたジョンはエルコスを呼び出します。
果たしてエルコスの祈りは、みんなの心に届くのでしょうか……。

劇団四季WEBサイトより

結論、これはファミリーミュージカルではありますが、子ども向けすぎず、大人こそ観てほしい作品かもしれません!

小学生にはメッセージ性が少し難しいかな?中高生は良いかも!と思ったのが個人的感想です。
もちろん小学生でもOKな作品です!(が、知人の小1のお孫さんはダニエラ、パルタ、ダーリーが怖くて1幕で帰ってしまったそうです。残念ですがいつかきっとこの作品の素晴らしさが分かるはず!)

親や先生に見放され、夢見ることや個性まで無くなってしまった子どもたちがエルコスというロボットと出会うことで、自分自身の個性を見つけ、笑顔になっていく姿が本当に感動しました。

細かいセリフは違っているかと思いますが
自分の意見が言えず静か→内に秘めた芯の強さ!
でしゃばる→自分の意見を持っている!
など、エルコスは子どもたちのネガティブな考えも、発想の転換で素晴らしい個性にしてくれます。
世の中には良い人も悪い人もいろんな人がいるし、いていいんだ、そしてお互いを許すことも大切。そんなことを学びました。

途中笑いも結構あります!
子どもたちの笑い声も聞こえてきて「これぞファミリーミュージカル!」といった雰囲気でした。
個人的にはダニエラ、パルタ、ダーリー好きですね~(笑)
理事長のお金を盗んだことは悪いけど、なんか憎めないというか完全な悪ではなくかわいいところがあるんです。
今回パルタ役は秋山さんでしたが、表情が良くてメイクも似合っててカッコよかったです!

ダンスも歌も素晴らしく、明るくポジティブな気持ちになれる作品です!
「語り合おう」という曲は最後にみんなで歌うのですが、俳優さんたちの客降りもあり、楽しかったです。この曲のメッセージ性も素晴らしいです。頭に残るメロディーなので帰り道思わず口ずさんでしまうくらいです。

ぜひ多くの方に観ていただきたいと思います。
今月はオンライン配信もあるそうです!

全国公演でこうやって地方も回ってくれますが、普段ミュージカルを観る機会がない子どもたちも身近で観ることがき、きっとこの公演で人生が変わった子どもたちもいるのではないかと思います。

劇団四季さん、ありがとうございました!!

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