見出し画像

「国際法模擬裁判で挑む未来への一歩」彼らのNext Stepとは?

*********************************
300人インタビュー企画スタート!
Mahal.KitaQは、”挑戦者にあたたかい世界を創る”というビジョンを掲げています。

そこで、
挑戦し続ける方にインタビューするという企画を始めました🌟
*********************************

今回は、大阪大学国際法学研究会で挑戦し続ける高橋隆之介さんにお話を伺いました!

【紹介】
大阪大学 3年生
高橋隆之介さん
大阪大学国際法学研究会代表


【高橋さんについて】
体を動かすことが好きで、駅伝同好会というサークルにも所属しています。去年岡山で初めてのマラソンに挑戦しました🏃🏻

意外にも国際法学研究会の活動は体力勝負になることが多く、駅伝同好会で培った体力が役立つ場面もあります🔥

ーどのような団体ですか?
私たちの団体は、国際法模擬裁判などの実践的な活動を通じて、国際法への理解を深めることを目的としています。設立から30年以上の歴史があり、現在は38名が所属しています🌎

活動内容は専門的で難易度が高く、1つの大会の問題に対して半年かけてリサーチや準備を進めることもあります。現在は2025年2月に行われる『Phillip C. Jessup国際法模擬裁判大会』の国内予選に向けて、昨年9月から準備を進めている状況です。

私たちは、さまざまな大会に挑戦しています!
前述したJessup国際法模擬裁判大会に加え、7月に開催される「ジャパンカップ」や、ICRC(赤十字国際委員会)が主催する国際人道法ロールプレイにも参加しています。

今後は、宇宙法をテーマにした模擬裁判など、新しい分野にも取り組み、活動の幅を広げていきたいと考えています!

<国際法模擬裁判とは>
架空の国家間の紛争を題材に、学生が原告・被告の代理人として法論議を戦わせるゲームです。法学教育の非常に有効な手段の一つとして欧米では広く行われています。

引用

私たちが参加する大会の多くは「国際司法裁判所(ICJ: International Court of Justice)」を舞台にするもので、各チームは原告国・被告国の代理人として、自国の主張をまとめた書面(メモリアル)の作成と弁論の2つを行います。

書面の作成においては、伝統的な論点から教科書の枠を超えた前衛的なものに至るまで、膨大な英語文献を読んで論理的な主張を組み立てることが必要になります。

他方で弁論においては、自チームが練り上げた主張について、裁判官(採点者)に納得してもらうために、争点と自国の立場をいかに効果的に伝えられるかが勝負になります🔥

ーこの団体に入ったきっかけは何ですか?
私が大学受験をしていた年の2次試験の前日に、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まりました。国連安保理の常任理事国であるロシアが直接的に軍事行動を起こすという事態に、大きな衝撃を受けたのを覚えています。この出来事をきっかけに、国際法の紛争紛争処理や国際人道法に興味を抱くようになりました。

新歓では、先輩方から国際法の体系について教えていただきました。その際、国際法が持つスケールの大きさや、国家の主権と国際的な共通利益を衡量するその奥深さに惹かれて、この団体に入ることを決めました💪

ーあなたの思う、この団体の素敵なところはどんなところですか?
国際法学研究会の魅力は、たくさんの個性豊かな仲間とともに刺激的な議論ができる点だと思います!

活動では非常に難解なテーマを扱うため、仲間やご協力いただける先生方と多くの議論を重ねる必要があります。その過程で、自分にはなかった新しい発想や考え方に出会えるのがとても楽しいです。

また、国際法模擬裁判の大会後には、他大学の学生や裁判官を務めてくださった国際法学者・実務家の方々と交流する機会があります。自分たちが膨大な量をかけて練り上げた論をさらに深められるというのも非常に貴重な経験となります。

さらに、大阪大学国際法学研究会では、同じく関西圏の京都大学国際法学研究会さんとも不定期で交流させていただいており、大学の垣根を超えた交流ができることも魅力の1つです🌈


ー団体活動の中で、現在困難だなと思っていることや、これから頑張らなければいけないと感じていることはありますか?

大阪大学国際法学研究会の課題は、いかに多くの部員を国際法模擬裁判に取り込むかという点です。

私が入会した当初は、新型コロナウイルスの影響で活動が停滞し、先輩がわずか2人という状況でした。しかし、先代・先々代の会長のご尽力により、現在では38名の部員を抱えるサークルに成長しました。とはいえ、現時点で模擬裁判に参加しているメンバーは十数人程度で、膨大な労力が必要な模擬裁判に取り組むには決して多くありません。(それでも昨年度の倍以上に増えましたが)

そのため、一見敷居の高い模擬裁判にもっと多くの部員が参加できるよう、挑戦を後押しする環境づくりを進めています!

具体的には、模擬裁判マニュアルの作成や国際法の基礎知識に関する勉強会の運営などを行ってきました。私自身は間もなく引退しますが、今後もこれらの取り組みをさらに加速させたいと考えています🔥

ー団体の活動の中で一番頑張っていることは何ですか?
私が最も力を入れている活動は国際法模擬裁判です!

模擬裁判において裁判官を務めるのは、国際法の先生方や外交官・弁護士等の実務家の方々です。

弁論では、その途中にも裁判官から容赦なく質問が飛んでくるため、弁論者はそれに適切に対応しながら自らの論を展開していくことが必要になります。模擬裁判は、ストーリーのある劇でもなければ、学説や判例の発表会でもなく、国家の代理人として目の前の裁判官にいかに説得力を持って自国の主張を行うかというゲームです。

主張の完成度や弁論の展開によってその説得力は大きく左右されるだけに、弁論においては緊張も伴います💦

ー団体として、これからのNext Stepや挑戦・チャレンジしていきたいことはありますか?
私たちの目標、特に国際法模擬裁判に関するものとしては、世界有数の模擬裁判大会Jessup国際法模擬裁判大会の世界大会に出場することです🌎

Jessupは、世界100以上の国と地域から700以上のロースクールが参加する非常に大規模な大会で、世界大会はワシントンで開催されます。この大会に出場するには、まず国内予選大会を勝ち抜かなければなりません。大会で使用される言語はもちろん英語で、Jessupの論点は非常に難易度が高いため、大会に向けて徹底的なリサーチを行っています。ワシントンへの道は簡単ではありませんが、必ず実現したい目標です!

また、団体としては規模をさらに大きくし、全国に広がる14団体しかない模擬裁判団体同士のつながりを深め、他の団体との交流を積極的に進めていきたいと考えています。


ー個人として、これからのNext Stepや挑戦・チャレンジしていきたいことはありますか?
私自身は学部を卒業後、ロースクールに進学し、将来は法曹の道に進みたいと考えています。

法曹として働く上で、現在学んでいる国際法の知識が直接役立つ場面は少ないかもしれませんが、国際法模擬裁判で培ったリサーチスキルや論理的思考力、英語力は、より良い法曹になるために役立つと信じています🔥

ー最後に読者へメッセージをください。
この団体では、国際法模擬裁判の他にも、国際法の勉強会や人道法ロールプレイ大会などにも取り組んでいます。

特に、人道法は戦争等が発生した際に適用される法律で、捕虜の取り扱いや戦争のルールに関して実践的に学ぶことができます。

国際法に関心がある方は、ぜひ私たちの活動を覗いてみてください。Instagramで情報を発信しているので、興味のある方はチェックしてください🌈

「大阪大学国際法学研究会」の活動をもっと見たい!という
学生さんは、ぜひこちらのInstagramから確認してください💁
▼公式インスタグラムはこちら
ou.ilss

いかがでしたでしょうか?
今後もマハキタでは「大阪大学国際法学研究会」の皆様を応援しています😊


📣海外プログラムやキャリアに関する個別相談実施中🌎️

マハキタでは、海外プログラムの参加を希望されている方に個別相談を実施しています!

2025年こそは、何か頑張りたい!という方、ぜひご連絡お待ちしています🙆

✍️個別相談では…
・留学先の選び方
・プログラム内容の説明
・費用や手続きについて
・渡航前の準備について
・帰国後のキャリアサポートについて
などを専門のカウンセラーがお話させていただき、あなたの疑問や不安を解消します✨️


🎁【noteを見た方限定特典!】🎁

noteを見て個別相談にお申し込みいただいた方に、
オンラインマンツーマン英会話レッスン1回分をプレゼント!

✅ 個別相談のお申し込み方法
以下のボタンからLINE公式アカウントを追加
追加時にメッセージ欄にフルネームと「noteを見た」と入力してください。

👇️今すぐLINEを追加して、個別相談を予約!

◆マハキタの公式インスタグラムはこちらです📷️
mahal.kitaq
◆staffのTikTokはこちら🕺
https://www.tiktok.com/@kanami.ph.o0

▼2025年春の渡航もまだまだ募集しています🌷




いいなと思ったら応援しよう!