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家族写真の移り変わり

そもそも私が結婚した頃って”写真を撮る”ということは特別な事でした。フイルムを写真屋さんで現像する時代。だから、旦那と結婚する前とか結婚直後とか、一緒に写真を撮った記憶はほとんどない。たまにどっか観光地で直立不動の写真を撮るくらいだったかと。写真に撮られ慣れてもいない昭和の二人です。今でも思い出して笑ってしまう一枚は、新婚旅行でナポリで撮ったものでした。せっかくの新婚旅行だというのに、新婚らしい甘い雰囲気も海外でのハジけた雰囲気もなく、友だちに言わせれば”受験生の母と息子”。

長女が生まれて、それからは沢山写真を撮りました。季節の行事や旅行、普段の何気ない生活も。長女一人のものや、たまに長女と私。

4年後に生まれた長男には、一人で写っている写真はほとんどない。男の子という事もあり、”自分だけで撮って欲しい”などという素振りも見せないので、ついつい姉&弟のものばかりになった。ついに、私の登場もなくなる。

時は過ぎ、子どもたちが成長してからは夫婦二人で旅行に出かける機会もあるけど、旦那は写真を撮ることに積極的ではないので、自撮りやってます。ああだこうだと旦那にケチつけるより手っ取り早いですから。旦那様が気が利く他のご夫婦が羨ましいですね。全く写真に興味のない旦那とは異次元でキメ顔(笑)の私、これからも続けますよ。

子どもたちが中・高校生の時代は、親と関わるのも面倒くさい感じで、写真を撮らせてもらいたくても拒否されていましたので、この期間の写真はほとんどありません。入学式・卒業式・成人式は改まった感じでは撮りましたけど。

ついに、家族の写真の在り方に終わりが近づいているのではないかと感じる今日このごろです。長女は社会人となり遠くに住んでいます。年に数回家に帰ってきますが、彼女を送り出す時に”一緒に写真を撮りたい”とお願いします。親孝行のつもりなんでしょう~快くOK!です。息子もカメラマンになってくれたり、姉&弟バージョン、私を挟んで三人で、家族四人で写真を撮ります。何故か私はいつも半泣きの顔になってしまう。きっと旦那も娘も息子も、、、この四人で写真を撮るのはあと何回かな?って感じてる。

結婚して家族となって、もうすぐ27年です。我が家の家族写真の移り変わりはこうでした。もう数年もしないうちに、娘も息子も自分の家族を持つことになるかもしれません。そして、また新しい家族写真が始まるんだな。

ちょっとしんみりしてしまいましたが、まとめとしては~トータルに旦那の写真が一番少ないということも判明しましたね。

http://life-around50.net


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