ローカルゲイザー
表題のローカルゲイザーとはあたしが作った造語である。
まあ、Localdigerも造語なんすけどね。
gazerとは見つめる人や凝視する人と言う意味である。
よく使う言葉だとStargazerは星を観測する人。
Shoegazerはマイブラやジザメリを代表するロックのジャンルの呼称である。(演奏中に足元を見ている事から名付けられたんだよ)
勘の良い人ならもうお分かりだと思うがローカルゲイザーとは地元を見つめている人である。一つ要求するのであればその土地の移り変わりを知っている人間である。
地元にいても外に出て居るのであればそれはただの地元の人であってローカルゲイザーとは呼べない。文字通り全てを見つめている者こそがローカルゲイザーである。造語ではあるが定義ははっきりさせておく。
あたしみたいなローカルディガーにとってローカルゲイザーとは所さんの笑ってコラえて!の現地特派委員ぐらい重要である。ローカルゲイザーに出会えた時はもうそのローカルディグは100パー成功した様なもんだ。
誰も知らない現地のリアルな情報はSNSやメディアに勝るローカルの楽しみ方を教えてくれる。
先日、荒川区の町屋のディグをした。
現地のローカルゲイザーはランドルフ(あだ名です。NBAプレーヤーのザック・ランドルフに似ている事にちなんでます)
彼とはなんやかんやで7年ぐらいの付き合いだ。元々は仙台に住んで居たが5、6年前に上京して以来、町屋に住み続けて休みの日も町屋をほとんど出ないローカルゲイザーの定義を体現した様な男だ。
彼のローカルゲイズの観測地点は「はまゆう」と言う喫茶店だ。
正に純喫茶と呼ぶにふさわしい佇まい。店の目の前を都電荒川線が走っている景観や内装は完璧に求めているソレである。
当たり前だけどコーヒーや軽食もめちゃくちゃ美味い!
居心地の良さがハンパない!
ドルフさんから聞いたお客さん達のエピソードもパンチのあるものが多く、
19時以降には競馬新聞の番記者達の溜まり場にもなってると言う。
その日は「はまゆう」を拠点に「ランラン」と言う町中華と「タイムリゾート」と言うサウナに行った。
「ランラン」で食したなんこつチャーハンは堂々人生で1位のチャーハンであった!!!
あと気になったのは常連さんとマスターが話していた「ルンルン」と言う踊れるスナックの話も興味深かったので次回はそこにも行ってみようと思う。
食後「はまゆう」でコーヒーを飲みながら談笑ののちに夕方からタイムリゾートへ。
ここもマジな地元の銭湯で年期の入ったコンフォートサウナの昭和ストロングスタイル具合が良く、ちゃんと整ったし風呂上がりにホームランバーが入ってる冷凍庫があるのも完璧だった。
風呂後に再度「はまゆう」に戻って食べた豚キムチは喫茶店のクオリティをはるかに超えてたわよ。
事務所を持ってない探偵ぐらい「はまゆう」に一日お世話になったが、町屋で過ごすスタイルはこれが正解だと思う。全ては「はまゆう」を経由するべきだと言うことを町屋のローカルゲイザーから学んだ日であった。