木崎湖/小熊山 2020/11 ライド
よく晴れそうな11月中旬の週末、冠雪の稜線と紅葉を観るなら今しかないと始発に向けて夜を駆ける。
今回は無事に間に合いまして遠足のように買い込んで4時間の電車旅、ちなみに青空フリーパスと乗越分を組み合わせれば2Kほど節約になって普通に名古屋地域から信濃大町まで5Kちょいで往復が出来ます。
- 近付くにつれて晴れ渡る空
アマプラから映画とアニメをDLしてきましたが恵那あたりのミストを過ぎたあたりから山肌の紅葉に視線は奪われる、しかしご時世の車内換気のためかシートシーターに触れてない上半身が寒いのなんの。
松本駅で乗り換えのためホームに出たら愛知にはまだ来てない縮む寒さ、乗車着衣を基本として荷物量を少なくしたい自転車乗りには対策なかなか難しい。
JR大糸線に乗り換えて車窓から見える稜線には雲が、予報では晴天でもこればかりは現地に着いてみないと日頃の行いか……と思ってたら目的地に近付くにつれて快晴に。
周りの人も車窓から撮るほどの綺麗さ、こういうのを毎日で観れる現地の人はどんな感想に変化していくのだろう……年に何回か観る僕は毎回にやついてます。
- まず目指すはダム湖
ざっくりルートはGoogleMapにナビさせるとして出発、ちょっと走ると広い平地の先に冠雪の稜線がある遠景が流れる。
毎回のことながら開始すぐ撮影で先に進めない、「まだまだ先に観たい景色があるのだから」と言い聞かせつつ今を逃したら撮れないかも……という贅沢な悩み。
走りながら何かデカいものが動いてると横を見たら、「こんにちはー」と見つめ合ったら微動だにしない。
そうしてるうちに大町ダムがある高瀬渓谷へ、先に伝えとくと看板を真っ直ぐ進んだ方が上るには楽です、地図を見て「ダムのとこに九十九折あるな」と左折したら勾配10%前後が続くのでお好きな方を。
まるで絵の具のような色の濃さ、ダムカードを頂いてずり落ちてくる心拍ベルトを外して。
そう最近の遠征ロングライドだとZ2までくらいしか上がらないくらいの走り方するので、そういう時はパワメも心拍もデータの意味がないし輪行時間も長いからストレスフリーを大切に。
良い名称ですね、僕の世代には響きわたる。
そして地図表記ではトンネル区間が多い先に進みます。
事前にストリートビューで確認はしましたがトンネルは1つで他はスノーシェッドです、そのトンネルも坑内に電灯があり明るかったですが距離1.2kmほどか真ん中まで少し上るので気を付けて。
よく撮られる撮影スポットに来たはずが時期が違うのか惹かれるものはなく適当なとこまで行って戻ります。
今度は九十九折を降らず、もう一つのルートを下ります。
- 次に目指すは聖地
橋の上で紅葉を眺めながらおにぎりを頬張り、SNSへ投稿する。
基本的にGoogleMap歩行者設定でステムポーチから音声ナビさせてるので、時折に面白い道に突っ込ませることもありますがそれはまた別の記事で書けたら。
そうして何処からでも稜線を眺めれながら平地を走って、湖へ向かう。
この透明度よ、そう桟橋でキャンプで集合地点で有名な木崎湖です。
実は初めて来るので桟橋の場所もキャンプ場で此処にあると聞いて1時間くらいなら無料で散策どうぞ、と管理人さんから検温を受けてマスク装着して猫に挨拶して入場にゃー。
良い雰囲気で木々のもと色付いた山肌に波立つ湖が優しい。
少し補給して次は小熊山を上ります。
- ゆるくないヒルクライムきゃん
キャンプ場を出てすぐの南側からアプローチ。
「何気にキツいよ…?」と噂を聞いてたように序盤1kmくらい10%前後で全行程8kmほどあるので無理なくダンシングも混ぜて休みながら行きましよ。
緩斜面も出てきて10%前後また出てきてと繰り返して、たぶん陽が真上にあるときが日陰もないし遠景も含めて上るには良い時間なんだろうなと。
鹿島槍ヶ岳だろうか、とても綺麗で少し三段紅葉のようで見惚れる。
もうそろそろかとサイコンを見てたら木々が拓けるとこが、この瞬間が本当に好きで駆け上がります。
本当によく晴れた良い日、電車がミニチュアのように音を鳴らして走ってる。
また訪れて春や夏の景色を観てみたい、もうすぐ冬は閉鎖になるのかな……ネックウォーマーとカバー類を着けて今度は北側を下ります。
そこまでテクニカルコーナーや路面が荒れてるわけじゃないけど安全に、そいや此処で今日お初くらいのサイクリストとすれ違って外人さんだったから「ハァイ」と挨拶したが今から上るのかぁ…。
なんか目の前を横切ってくと思ったら猿の群れ、木の中腹まで上っていき撮るかと取り出してるうちに先端の方まで駆け上がる野生の力よ。
そして間違えて左折して3マス戻る、でもこのロケーションが観れて撮れたのは幸いだった。
- 電車に間に合わせるまでが遠征ライドです
出発前の予定では「さくさく行けば嶺方峠も間に合うんじゃね」とか考えてたけど、距離はともかく撮影時間的に無理でしたね。
また車載して早朝出発とかで行きましょう、あと一つ寄りたいとこがあるが悩みながら湖畔沿いをのんびり走る電車より速く南下する。
残り距離と速度的にいけるでしょ、と左折して緩斜面をぐいぐいと。
辿り着くは中山高原、の入り口で観たいとこは道路より中のほうなのかな……ということで横目に通過。
位置エネルギーに助けられて余力あるなかで駅に到着、しかし復路の電車も4時間以上なのに近くに補給食を買えそうなとこがない……信濃大町駅は少し離れたとこにコンビニあるので余裕をもった行動を。
始発から終電まで長野に還れた良きライドでした。
今度は木崎湖に車載でキャンプ道具を積んできて午前中は小熊山や周囲をライドして午後はキャンプってのも良いなぁ、それくらいこの辺りは楽しめるボリュームあります。
それでは次のライドも満たされに、また遠征していきます。
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