大井川鐵道沿線 2021/03 ライド
昨年末から車をお迎えして遠征が捗る春、なかなか輪行では行きにくいとこも前夜入りして寝袋車中泊だと現地で朝から走り出せるから便利。
- 夜のうちに車載移動
三河方面に行くときも使うR23からR1のバイパス繋ぎで静岡を東進して、大井川を北上して適当な道の駅で此処をキャンプ地とするッ。
ダイハツのWAKEは軽自動車ながら前後輪そのままで助手席を倒して載せれるので、隣で寝袋を敷いても一人一台だと足を伸ばして車中泊が可能です。
朝になってブラインドから青空を覗きつつもぞもぞと寝過ごしながら朝食して着替えて出発、まずは一つ目の目的地……の前に昨夜ここを通過して明るいときに見たかった桜並木へ。
家山駅の少し南にある桜トンネル、中央分離帯でUターンして目的地へリスタート。
川根さくら通り沿いに沿って辿り着いたのは、ずっと気になってた茶畑のなかの一本桜。
『牛代の水目桜』です、このご時世でも路駐を捌いてた警備員さんもいたほどの人気もよう。
よくあるアングルは少し高台に上って、ビンディングクリートだと踝を怪我します注意しましょう私。
- 大井川鐵道に沿って吊橋を横目に
それでは堪能したので大井川に沿って次の目的地へ北上していきます、途中で大井川鐵道といえばSLが観える公園というとこがあったので暫く待つ。
「来ないわね…」撮り鉄も多くいたから数十分は待ってダイヤも検索したけど、もう先へ進みましょう。
吊橋が多いのも『ゆるキャン』本誌でお馴染みなところ。
「めっちゃのっかってますやん…」
上流へ沿ってるのでアップダウンながら上りメイン、しかし川沿いだから気持ちいい。
さて右折して更に上っていきましょう、もう所々で山桜が春満開。
立派な長島ダムを越えて右手側に、見えた。
『奥大井湖上駅』です、少し曇り空で川は濁ってるものの凄い立地感。
少し先のトンネル迂回道にある展望場所から恒例のアングル、ここからだと島っぽく見えます。
此処から歩いて線路まで降りれるし今度いつか自転車じゃなく電車に乗って巡りたい。
- 最後に様子見だけするつもりで
先ほどの二股路を今度は左側に、そろそろ脚も厳しくなってきたけどひたすら上らされます。
「山梨でヒルクライムしてたなでしこが電車で来たのもわかる」くらいの坂っぷり、とツイートしたけどこっちにはバイク組しか来てなかったわ…。
辿り着いたのは寸又峡、そう『夢のつり橋』です。
車両通行止めゲートで確認をして自転車は大丈夫とのことで、もう少し近くまで……と曲がった先に。
「またリアルな像があ…?」と見つめ合うこと数秒ほど「ハッ…!」っとカメラを取り出そうとカーゴビブに手を伸ばしたらガードレールに頭をぶつけながら潜り抜けて崖を降りるカモシカぁ……痛そう…。
というか観光客も少なくないなか出てきちゃ駄目でしょ、ってくらい大型で出会い運があるんだかないんだか。
それはさておき何という綺麗な水面よ、吊橋まで(というか大変だったとこは後述しますが)徒歩だとそこそこ距離あります。
紅葉時とか大行列になるほどなので基本的に道なりは一方通行の指示、ならば目の前まできて怖くて渡れない人用に迂回路はあるだろ……えっ、ない。
それなりに人目ある中で戻るわけにもいかないよね、ということで明らかに違和感しかない吊橋で担ぎ芸。
高所恐怖症でもあるので怖いし少し恥ずいし、でも綺麗だし複雑な心模様で渡りきって安堵感よ。
さて帰路につくかと思った橋の先の階段が、これまた担ぎだけじゃ無理な狭さ。
軽量7.0kgをきるTCRで良かったような傷付きそうなくらい狭かったのでフラグシップモデルは悪かったような、ここも今度また来るなら自転車は無しで、約束だ。
しかし自転車の移動速度は、このご時世に向いてるとは思う。
その後は道の駅まで全力漕ぎして車へ帰投、着替えて車載し終えたら付属のお風呂屋へ。
車中泊で前夜入りして朝から走って湯で整えて帰る、というのが定番化してきた……ここに午後はキャンプも入れれたら最高だなぁ。
もう少し旅下手から脱却して、ご時世だからこそ上手く車載と自然の中を活かして楽しんでいきたいです。