しゅうかつロック、ボクにも言わせて 「第120回 ロック対談_だぶる模話模話模話~〈ロック再入門編_日本のロック、ポップス4【じわっと、とべる曲④ くるり/ロックンロール 中村一義/魂の本 平安隆/満月の夕~ウチナーグチ(沖縄方言)ヴァージョン~ ほか】〉~」
模話1「じわっと、とべる曲日本だよ」
模話2「日本の音楽もここにきて、世界的な市民権を得た感じがあるよね」
模話1「動画のおかげだよね。日本への旅行目的も、主にオタク的なひとたちが火をつけた感じもありで…それなりに広がりがでてきてる感じがあるよね」
模話2「動画で日本のレコード店で古いアメリカのLPとか買っていくひとたちのが面白かったね。通っぽい人も少なくなくてさ…たのしいよね」
Nippon! Shisatsudan: Used Records in Shibuya & City Pop (January 18, 2020)
DISK UNIONの新店舗「ROCK in TOKYO」に潜入!音楽好き必見です
みのミュージック
模話1「意外と日本の昔の音楽が好きな人がいるのに驚かされるね」
模話2「ボクらだってさ、昔の映像つきの古い音源聴いてびっくりすること多いからね。ということで、今夜の1曲目は?」
模話1「ちょっと時系列的にはばらばらだけど…影響を受けた特にすばらしいとべる曲を紹介します。くるりの〈ロックンロール〉からね」
くるり - ロックンロール 2004
※映像あり、フェードアウトバージョン
くるり - ロックンロール | Live
Christopher McGuire: Drum
模話2「文句なく、日本のロックの傑作だね」
模話1「歌詞といい、コード進行といい、演奏といい…いまでも自分がダメになっているかどうかを確認するために聴くことがあるね」
模話2「確か、この曲はもわくんが病気して減量してまたバンドを始めるころに聴いた曲だよね」
模話1「そうなんだよ。この曲をジェイウェイブで聴いたときに…ドゥワディディディ現象ってよりは…もう遠くに行きたいモードっていうか…もう一度音楽をやりたいって、音楽を感じたいって強く思ったことがあってさ。おかげで病気から復活して、痩せてバンド再開したり、やり残したことを始めることができたきっかけになったんだよ。本当に。いまでも…この音楽を正面切って聴けないような自分にはなりたくないって思うんだよね」
模話2「次は同じくアルバム『アンテナ』の中に入っている〈How To Go〉」
How To Go <Timeless> 2004
模話1「結構、死だとか覚醒だとか次元上昇みたいなテーマの感じがあるよね。ドラッグソングといってしまうには意味深な歌詞だし…しかし、この混沌とした世界は影響受けたねえ」
黒い扉
模話2「3:20あたりの〈約束守る…〉のあたりから…〈橋の下〉のフレーズがきこえるよね?」
模話1「なんだか…確信犯的にこのジャンルの音楽をやり続けるって意味にもとれるけどね…さだかではないけど…黒い扉ってのは気になるよね。一時期タブー視してたけど…ここで、影響受けた曲だから貼っておきましょう」
橋の下 1987年8月6日 ライブオーガスト
ローザ・ルクセンブルグ ROSA LUXEMBURG/ Last Live 1987 渋谷エッグマン/
Part-2. "眠る君の足もとで/橋の下~&"
18:38くらいから
模話2「日本のロックでは無視できない曲だからね。もわくんも長い間バンドでやってきた曲なんだしね」
模話1「やっぱり、岸田さんは…黒い扉で、どんとさんのことを歌ってるんだね。たぶん。ちょっと影響力は強い映像だね。オリジナルアルバム曲はなんだかぴんとこなかったけどね。譬えて言えば、サムクックのハーレムのライブとスタジオ盤のBring It On Home to Meみたいな違いかな?」
橋の下 · ROSA LUXEMBURG ·ROSA LUXEMBURG II
岸田繁(くるり) ×ダージリン=「橋の下」(RosaLuxemburg)」 /共鳴野郎 2006年11月24日
Sam Cooke - Bring It On Home to Me (Official Audio) 1962
SAM COOKE - Bring It On Home To Me
(Live at Harlem Square Club, 1963)
※日本ロックではありませんが…私が最も好きなソウルミュージック。もちろん、ライブのこのバージョンです。何度泣いたか…今も、胸を打ちます。
模話2「ライブオーガストの最後のギター2本のからみがすごいよね。どんとさんのリズムギターもすごくいい。とぶなこりゃ。もわくんが影響受けるのも仕方ないね」
模話1「ストーンズのスウェイみたいなもんだよ」
The Rolling Stones - Sway 1970
模話2「じゃあ、次にいきましょう」
模話1「これはずっと愛聴してきた中村一義さんの『太陽』の中の…日本の名曲。まあ、メロディーはいろんな影響受けてるってことはあるとおもうけど…これを聴くたびに心が広がる…なんともいえんね」
魂の本 中村一義 1998
模話2「このアルバム全体に流れるトータル感もすばらしいね。名作」
模話1「くるりのロックンロールに魂の本…いま聴いてもすばらしいね」
模話2「では、次にいきましょう」
模話1「これは、原曲よりもやっぱりカバー曲って感じです。これ聴くたびに高江洲から見た中城湾とか思い出すね…よく平安さんの声に感激して泣いてましたね」
満月の夕~ウチナーグチ(沖縄方言)ヴァージョン~ 平安隆 1998
模話2「ウチナーグチの響きが切なくていいね。原曲とは別のおもむきだね」
サンボマスター(sambomaster) - 歌声よおこれ(utagoe yo okore) 2005
模話1「サンボマスターの傑作だね」
模話2「最後の曲ね」
模話1「日本ロックの名曲中の名曲。これ聴いてなんにも感じなかったら…ロックは必要ないってことだね。なんちゃって」
模話2「かきむしられるね~。続く~」
深夜高速 / フラワーカンパニーズ 2004年
【©tomasu mowa 2024】