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しゅうかつロック、ボクにも言わせて 「第147回 ロック対談_だぶる模話模話模話~〈ロック再入門編_ボクの好きなバンドの10曲シリーズ①【チープトリックの10曲】①Clock Strikes Ten⑤Come On, Come On⑨Stiff Competition ほか〉~」

模話1「チープトリックの10曲だよ」

模話2「じゃあ、今回は以前のコンピ特集みたいに初めに紹介するということですね?」

模話1「では、どうぞ」


【チープトリックの10曲】
①Clock Strikes Ten〈In Color〉
②I Want You to Want Me〈In Color〉
③Downed〈In Color〉
④Southern Girls〈In Color〉
⑤Come On, Come On〈In Color〉
⑥So Good to See You〈In Color〉
⑦Surrender〈Heaven Tonight〉
⑧California Man〈Heaven Tonight〉
⑨Stiff Competition〈Heaven Tonight〉
⑩Dream Police〈Dream Police〉


模話1「チープトリックをまだあんまりなじみがない方は…ぜひ、ロックンロールスター列伝の動画をおススメいたします。おもしろいからぜひみてね~」

模話2「ブギのリズムは世界のリズム、関西弁は世界のことば。ほんまによういわんわ~。この動画で再ロック入門をすることをおすすめします。ほんとおもしろいから」


CHEAP TRICK【チープトリック】結成~現在
ロックンロールスター列伝


模話1「さて、10曲ですね。解説するまでもないでしょうね」

模話2「もわくんの好みとして…やはりインカラーの甘くてポップな曲が並んでますね~」

模話1「B面のラスト3曲ばっかり聴いてたくらい…大好きです! 世界遺産決定。祝ロック殿堂入り。当然だよね~」

模話2「遅いくらいじゃない? この高揚感、かわいいかんじ、ビートルズの影響やブリティッシュロックの影響に神秘的な響きのコードの多用。リックニールセンさんのセンスが凝縮した時期の曲は光り輝いてますね~」

①Clock Strikes Ten · Cheap Trick
In Color
℗ 1977 Epic Records, a division of Sony Music Entertainment

Cheap Trick - Clock Strikes Ten (from Budokan!)

模話1「時間がなくて全然進んでないので、今回もはしょります。①は初めてラジオ番組で聴いたチープトリックの曲です。印象的でしたね…鐘が鳴る感じが…面白かったですね」

模話2「コミカルな感じで…リックニールセンってプロモーションビデオではまったくちゃんと弾いてないから…変わったギター弾いてたし、野球帽だし…バンド4人が個性的でしたね」


②I Want You to Want Me · Cheap Trick
In Color
℗ 1977 Epic Records, a division of Sony Music Entertainment

Cheap Trick - I Want You to Want Me (from Budokan!)

模話1「これはチープトリックのというよりも、米国ロックの名曲、ロック史上に残る名曲ですね。ホールオブフェイムでも演奏してました。しかし、来日公演を渋公で見たけど…最初のギターの早いプレイ終わって、ほっとしていたシーンが印象的でした。年取ったらしんどいフレーズなんだなと思いましたね。確かに弾くの難しそうだね。因みにロビンザンダーのインタビューでファンクラブのひとたちがクラインっていう歌詞のリバーブ部分を歌って繰り返す反応に感激したってのを見たことがあります」

模話2「今回、アット武道館もセットで挙げているね」

模話1「やっぱり、外せないよね。中3の頃の思い出っつうかさ(笑)。関係ないけど、ロックフジヤマでマーティーさんが『ブーダカーン』っていうの好きだな~。メタルの人でもチープトリックの武道館のライブを聴いてるんだなって、おっ?て思ったね」

模話2「昔、レニークラビッツがインタビュー記事で、武道館でライブやるって聞いて…チープトリックのあの武道館でできるのか…みたいに言ってたような気がしますね。著名なアルバムであるってことでしょうね」

③Downed · Cheap Trick
In Color
℗ 1977 Epic Records, a division of Sony Music Entertainment

Cheap Trick - Downed (from Budokan!)

模話1「リックニールセンの得意技。この神秘的なコード…たぶんブリティッシュロックとかも好きで…ビートルズやレッドツェッペリンやザ・フーやさまざまなこの手の飛べる音が好きであったであろうと思われますね」

模話2「スティッフコンピティーションでもカモンカモンでもいろんなところに飛べるコードなんかをちりばめてくるよね。気持ちいいもんね。コード聴いてるだけで心地よい」


④Southern Girls · Cheap Trick
In Color
℗ 1977 Epic Records, a division of Sony Music Entertainment

Cheap Trick - Southern Girls (from Budokan!)

The Yardbirds with Jeff Beck - Train Kept a Rollin'


模話1「ちなみに、ライブではヤードバーズのトレインケプトアローリンのフレーズを入れるという…ブリティッシュロック愛を表現しています。トムピーターソンは特にブリティッシュビートが好きそうですね。原曲はB面の今夜は帰さないから最後までがやめられないんだよね。気持ちよくて。④⑤⑥は甘いポップソング3連発で、最高傑作だと思います。インカラーこそがチープトリックの最高作だよね」

模話2「あと、アットブダカーンね。ほんとにいいアルバムだよね」

⑤Come On, Come On · Cheap Trick
In Color
℗ 1977 Epic Records, a division of Sony Music Entertainment

Cheap Trick - Budokan 1978: Come, On Come On (from Budokan!)


模話1「ある意味、チープトリックでいちばん好きな作品かな? この甘い感じでかつ飽きさせない楽曲の構成。すばらしいっすね」

模話2「うたもいいよね。コーラスも」


⑥So Good to See You · Cheap Trick
In Color
℗ 1977 Epic Records, a division of Sony Music Entertainment

Cheap Trick - So Good to See You (The Other Side, Wilmington 1977.09.06)

模話1「いやあ、切ない。大好きですね。このあまーい…感じ」

模話2「スピードワゴンか?…でもロックンロールなんだよね。ベースがあくまで。だから、だれないんじゃない? ずっと聴いていられるのはロックンロールがベースだからだと思うよ」


⑦Cheap Trick, "Surrender"
"Heaven Tonight" (1978).

Cheap Trick - Surrender (from Budokan!)

模話1「イントロのコード、好きだね。自作曲にもよく使いました」

模話2「甘い感じなんだけどロックンロール。なんて心地よいサウンドなんだろうね」


⑧California Man · Cheap Trick
Heaven Tonight
℗ 1978 Epic Records, a division of Sony Music Entertainment

Cheap Trick - California Man (from Budokan!)

The Move - California Man

模話1「昔、ロンウッドだと勘違いしてましたね。ロイウッドもロンウッドもスペルが略されててわかんなかったのよね」

模話2「ヘブントゥナイトの極めつけロックンロールカバー作品だね」

⑨Cheap Trick, "Stiff Competition"
"Heaven Tonight" (1978).

Cheap Trick - Stiff Competition - Dream Police Tour @ Budokan 1979

模話1「そして、ハードロック的チープトリックの最高作がこれだ! 神秘的飛ぶコード入り、そしてまたハードなリフ。ピートタウンゼントもびっくりのいかしたリフ」

模話2「バラエティーに富む、リックニールセンの才能爆発期ですねえ」


⑩Cheap Trick, "Dream Police"
"Dream Police" (1979).

模話1「これも最高のひとつだね。なんてたのしいロックなんだろうか。この明るいハードロックってのは…クイーンやザ・フーやスモールフェイセズなんかに引けをとらないよね」

模話2「残念なことに…なんかの記事やインタビュー記事でも見たように思うんだけど…ドリームポリスはもう1年早く出していれば…ニューウェーブのあおりを受けないで、大ヒットしたはずだよね。大ヒットはしたけど…もっとチープトリックがビッグになっていたという可能性があるんだよね」


Speak Now or Forever Hold Your Peace (2004 Remaster)1969

Cheap Trick - Speak Now or Forever Hold Your Peace (from Budokan!)

Speak Now or Forever Hold Your Peace
"Cheap Trick [1977]"

模話1「チープトリックのセンスのよさが出ているカバー曲だよ。テリーリードはストーンズの前座とかで同行してツアーしてた人らしいね。名前は知ってるけど今回動画見てみたけど…いやあ、いいねえ」

模話2「レッドツェッペリンへの加入を断ったミュージシャンとしてよく出てきますね。それどころかディープパープルも断ってたらしいね」

模話1「レッドツェッペリンの話だけど、ウィキペディア情報だけど…ロバートプラントを推薦したのもテリーリードらしいね。ジョンボーナムも推薦したみたいだけどさ…この曲、いい曲だね。チープトリックにぴったりだし」

模話2「カバーもうまいんだよね」


Cheap Trick - Lookout (from Budokan!)

模話1「これもたまらん甘いロックンロールの名曲」

模話2「選外にも佳曲めじろおしだね」

Cheap Trick, "Oh, Candy"
Cheap Trick, "Cheap Trick [1977]" Album

模話1「いい~、チープトリックの才能爆発の前段階って感じだねえ」

模話2「ファーストアルバムはいろんなアイデアが入っていて、たぶんコアなファンは好きだと思うよ~」


Cheap Trick, "On the Radio"
"Heaven Tonight" (1978).


模話1「これも甘いロックンロールの佳曲ですねえ」

模話2「まだまだたくさんあるんだけど…まあ、10曲は外せないものばっかりだったから…いたしかたなしだね」

模話1「来日公演見に行ったときのチープトリックの演奏は、そこまでうまい演奏ではなかったんだけど…曲がよかった。しかし、ロビンザンダーさんは無口でまるでしゃべらなかったよ。ずっとリックにいさんのべしゃりで…トム兄いはザ・フーのtシャツかな? 記憶違いかもしれないけど、モッズっぽい恰好で、ターゲットマークのなんかがあった記憶が…ザ・フーのファンだと思うな。ベースのスタイルはジョンエントウィッスルの影響を感じないこともないしね。まあ、ドラムはうまくなかったけどね。バンドの明るい感じはよかったね」

模話2「10曲シリーズ、次は何かな~? おたのしみに~、続く~」



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