
しゅうかつロック、ボクにも言わせて 「第37回 ロック対談_だぶる模話模話模話~〈新春対談:みのミュージックのさ、『ローリング・ストーン誌が改訂したギタリストランキングがヤバすぎる件』見たんだよ、松本さんが『すごいの作っちゃった』的なことを、ドントストップミーナウやるんなら、そのままファットボトムドガールにデッドオンタイムやってほしかったぞ ほか〉」
模話1「もわくん。あけましておめでとうございます」
模話2「本年もよろしく」
模話1「正月から仕事しててさ、さすがにやんなったから動画をみましたよ」
模話2「何を見たよのさ?」
模話1「みのミュージックのさ、『ローリング・ストーン誌が改訂したギタリストランキングがヤバすぎる件』見たんだよ」
模話2「ボクもすでに見てるよ」
模話1「あと、松本隆さんのはっぴいえんど対談もね」
模話2「おもしろかったよね。質問内容もよかったよね、知りたいことや確認したいことのつぼが的確だったね」
模話1「『ローリング・ストーン誌が改訂したギタリストランキングがヤバすぎる件』だけど…やっぱりみのさんもさ、カオスだって連発してたの見た?」
模話2「うん。250人ってのが無理あるし、彼が言うように、いいギタリスト250人取り上げるだけでよかったってのは言い得て妙だよね」
模話1「シスター・ロゼッタ・サープが上位とかさ、ちょっとな~。一時期はまったけどさ」
模話2「日本人の2人入ったの、知ってる? 灰野敬二さんが偉大なギタリストであるにしてもさ、じゃあなんでその2人なの? 野暮な半可通な感じ否めないって。Charさんとか菊田俊介さんとか竹田和夫さんとか山岸潤史さんとかetc.…絶対ちゃんと聴いたことないと思う(笑)」
模話1「順位に根拠言えっていっても、編者も来年は忘れてるような思い付きな感じもあり。いま、私が知っていて気になってる人250人みたいだよな」
模話2「とにかく俺は知ってる的ないやらしい感じだったらいやだね」
模話1「エリッククラプトンが30位以下だっけ?」
模話2「好き嫌いおいといて、論拠にとぼしいし、権威ある雑誌でやっちゃいけないよな」
模話1「時代はある程度考慮は必要じゃないのか? ジャンルも」
模話2「頭でっかちですらない感ありかも。でもさ、みのさんのコメント面白いよね。アンディーサマーズが250位でさ、『早くも不穏な空気が漂ってますね』って(笑)、秀逸なコメントだね」
模話1「結構まともなコメントだよね。25歳のギタリストが出ていて、『この年齢で評価を固める段階ではないという気がするというか』って、下手な評論家より自然でわかりやすいいいコメントだと思いますね」
模話2「時代背景も違うのに同じ土俵は無理すぎ。エフェクターない時代と今の20代ギタリストを比べるの無理だよ」
模話1「まあ、物議醸して話題になること狙いかもだしさ」
模話2「でもジミヘンは1位かわらず」
模話1「ギタリストってのはどこまでアーティスティックな部分を含めるのかな? ギタリストの定義自体で多種多様な価値観を認めすぎなんじゃないかな?」
模話2「AIにやらせてみても面白いかもね。すっごい無難な結果が出て、やはりコンピューターには人間の感性の理解は無理なんでしょうか? どう思われますか?とか言いつつ今回の編者にコメント聞きたいね(笑)」
模話1「松本隆さんのどうだった?」
模話2「細野さんと松本さんが仲良かったってそこまでは知らなくてさ、意外と知らない話多かったよ。面白かった」
模話1「花いちもんめの二本の煙突が細野さんと大瀧さんだったとはな(笑)」
模話2「大瀧さんと細野さんが同じバンドにいたってのがさ、考えてみたらすごい話だよね」
模話1「4人が同じバンドってのもな(笑)」
模話2「風街ろまんの話はやっぱりどきどきしたね」
模話1「細野さん松本さんで〈風をあつめて〉が結構時間がかかってたってのがね。松本さんが『すごいの作っちゃった』的なことを当時から細野さんと自覚してたってのがさ…すげえよな」
模話2「あと、抱きしめたいも好きだってあたりの解説もおもしろかったね」
模話1「細野大瀧両巨頭の対立がなかったら、松本鈴木は解散するつもりなかったってのが、知らなかったね。バンド内のバランスというか雰囲気が伝わってきてわくわくしたな」
模話2「でも、あいうえおの話とかも、すぐ書いたやつを大瀧さんが『ぴったりの曲あるよ』みたいにすぐできたってってさ~全員天才だったってことね~」
模話1「ヴァンダイクパークス、リトルフィートのローウェルジョージとキーボードの人がちょっと顔出してきて『一緒にやろか』的な話とかさ、すげえよな。そんときリトルフィートのデビュー前だったって…」
模話2「中身濃かったから、皆さんにもおすすめ動画だね~」
模話1「話かわるが、紅白みた?」
模話2「少しね、後半はだいたいね」
模話1「クイーン、やっぱり感激したな」
模話2「ブライアンメイはひとのいいおじいちゃんになってたね」
模話1「でも、思ったより、ギターはいい音出してたね」
模話2「見に行ったんでしょ? ポールロジャースと一緒の来日に」
模話1「行った行った! あんとき、ブライアンメイがオールライトナウ、すげえちゃんと弾いてて、ビブラートがポールコゾフとかぶってみえて、ブライアンメイって、ロックが好きなんだな~って思ったね。まだ、音が出せるうちはやり続けてほしいね」
模話2「ロジャーテイラーはどうだった?」
模話1「まあ、あんだけ美しい人が今は…ってのはあるにせよ、あの年の爺さんであんなドラム叩いてるし、かっこいいよな」
模話2「1曲ってのは残念だったね」
模話1「ドントストップミーナウやるんなら、そのままファットボトムドガールにデッドオンタイムやってほしかったぞ」
模話2「あの年じゃ、デッドオンタイムもストーンコールドクレイジーもむりがある(笑)。ロングアウェイにテニメントファンスターくらいでいいんじゃない(笑)」
模話1「タイユアマザダウンは無理か~」
模話2「ブライトンロックはブライアンメイはやりたかったりしてね(笑)。さくら~さくら~って、紅白歌合戦ぴったりじゃん(笑)」
模話1「エレカシが出たな。みやじくんはたのしそうだったね」
模話2「いまやっと、素直な自分になって中学時代の自分に戻れましたみたいな感じだったのかな(笑)」
模話1「いしくんの髪の色ピンクだったぞ(笑)」
模話2「紅白おもしろかったよね。昭和の人たちがよかったよ」
模話1「雑多な感じで、いいよね。久保田麻琴さんが、本の中で昭和の紅白歌合戦がすごく好きで、ああ、こんな国に行きたい(笑)って言っていたと思う。日本の歌謡曲って多彩でよかったよね」
模話2「いいたかないけど、出られなくなったあの一連のひとたちがいなくなって、実力がある人が出られるようになるといいけどね」
模話1「言いたいこと分かったよ(笑)。でもいぬ〇いちけーだから、無理だよ~」
模話2「蘭ちゃんがんばってたね~」
模話1「応援してる人たちは、もしかして解散コンサートに行った人たちなのか?」
模話2「そうかも(笑)」
模話1「いい国だな~、にほんって」
模話2「でも、もうみんな年くっちゃったね」
模話1「どこでもしゅうかつ(笑)、今年もいろいろやっていきましょうね」
模話2「そうだね~、続く~」
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