
「だぶる模話模話模話のよもやま語り~〈好きさ東京編③_出戻りB級グルメ2〉」
模話1「好きさ東京、わがまち③だよ」
模話2「タイトルがちょっとずつちがっちゃってきてるけど、出戻り東京B級グルメね」
模話1「上京した頃にさ、雑誌タイトル忘れたけど、例えば横須賀のグルメ特集みたいなやつがあってさ。割引券とかあるし、結局行かないけど行ったつもりでグルメ情報をたのしんでたよ」
模話2「当時はぴあにその手の雑誌情報はいまの比ではない読まれ方してたかもね」
模話1「TVガイドもね。ぴあは勉強しないで無料や低金額の音楽映像イベントとか、探してたしね~」
模話2「そもそも東京や横浜の街を知らないしイメージできない時期だったから、勉強は必要だったしね。でもわくわくしてたでしょ?」
模話1「そりゃあ中野のアパートから荻窪の友達のうちまで自転車で行ったり、予備校そっちのけで新宿の楽器や探したり知識吸収にいそしんだよ。たのしかったね」
模話2「予備校のときに文春のB級グルメの本と出会ったわけね」
スーパーガイド東京B級グルメ (文春文庫 ビジュアル版 112-1)
模話1「バイブルでしたね。行ったことない店のメニューや値段まで暗記してたよ」
模話2「英単語覚えないで築地の豊ちゃんとか神保町のキッチン南海のカツカレーの値段とか覚えてたわけね」
模話1「高田馬場F-1ビルの店地下食堂街のメニューに値段とか中野白線通りの飲食店のねだんとかね。あと安い牛丼チェーン店とかね…牛友チェーン、なつかしいね。焼きそばとか牛丼とか食べたね」
F・Iビル内のお店、レストラン
牛八 (ギュウハチ)
模話2「目に浮かぶな~。でも基本、体調管理のために自炊に安い惣菜とかが多かったんだよね」
模話1「そうだね。西友とかのミックスベジタブル入ったコロッケとか野方商店街の野菜天ぷらとか買ったりしつつ野菜炒めとかね。麦や玄米入れてはらもちよくしてたりしてました」
野方商店街振興組合公式ホームページ
模話2「白線通りではどこに行ってたの?」
模話1「穴があくほどみつめて、餃子の王将だけしか入ってないよ」
餃子の王将 中野店
【少年・青年小説 食シリーズ】「東京に食べるためにやってきた②~常連客、行きつけの定食屋に憧れていた頃の話:餃子の王将編1~」
【少年・青年小説 食シリーズ】「東京に食べるためにやってきた③~常連客、行きつけの定食屋に憧れていた頃の話:餃子の王将編2~」
模話2「仕送りでやりくりしなきゃいけないし…贅沢できなかったろうからね」
模話1「まあ、同級生はみんなそうだったし…そのなかでの…お金に余裕がないときの外食ってのがまたたのしいんだよね」
模話2「次回また、B級グルメ編をやりましょうね~。続く~」
【©tomasu mowa 2025】