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「だぶる模話模話模話のよもやま語り~〈B級グルメはにほんのほこりです編②_静岡B級グルメ_おでんの巻1〉」

模話1「B級グルメはにほんのほこりです編②だよ」

模話2「第1回認定は花グスクののーまんじゅうでしたね。いま売ってないのかな?ネットでは見つからなかったね」


模話1「皮がおいしいから、あの皮にラフテー挟んだら美味しいだろうね」

模話2「長崎名物にあったよね?美味しいよね~。中華料理だけどさ…もとは」

岩崎本舗
ながさき角煮まんじゅう


模話1「焼き餃子やカレーライスやラーメンが日本食として世界に受け入れられる時代が来るとはさ…感慨深いね」

世界の伝統料理第1位に“日本のカレー”!「なんで伝統料理?」「インドカレーよりも?」|TBS NEWS DIG

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模話2「ある本で中国から来た漢字を中国語を導入するやり方でなく和語を当てはめたりして日本語化させていくやり方がさらに日本の特徴ある文化を加速させたみたいなこと書いていたね。納得した。ラーメンも餃子も中国のものとイコールじゃないのは言語にも似たものを感じましたね」

日本史上「最初で最大の文明的事件」…日本文化の起源とも言える「ある出来事」の「衝撃度」
松岡正剛『日本文化の核心』(講談社現代新書、2020年)



模話1「日本人の良さはよい文化的な財産を自然界、天からの授かり物的にとらえられることじゃない? 人間の業を神の延長としてとらえて、天界から伝えられてる財産としてとらえられることね。だから、起源捏造とかあんまり関係なくいられるってことね。だいたい、はるか昔の人が編み出したものをまるで「いまの自分たちがつくったかのように錯覚すること」自体がその偉大なひとたちへの敬意や愛がないし…その先達への敬意や愛があればよい形で残したいとか、どうしてそんな偉大な発明ができたのかとかの背景を知りたくなるとかさ。そっちに行かないかなふつう。そのひとたちへの敬意が人類的に共有されるべきものでさ…日本人はそういう意識を獲得できたから、法隆寺も残っているし、わがもの顔で自慢したりしない。むしろ、その偉業に感動できるだけの意識をもつことができるだけの文化をもつことができたんだよね。おばあちゃんがよくいう『ありがたいこっちゃ』の精神だよね。自分がつくりだしたわけじゃないじゃん。匠といわれる方々はさ…改良だとか継承への誇りは持ってても、うぬぼれたりはしないじゃん。レベル高い人同士はもう、お互いを認め合える人が多いもんだしさ。発明者やその偉大な時代背景への敬意を持てるかってのが大事なんだよね。地球人的な発想ができないと人類としての霊性進化は期待できないと思うよね」

模話2「まあ、そう力まなくていいからさ…第2回目認定のB級グルメはなにさ?」

模話1「静岡にちょっと帰ってさ…新幹線までの時間に駿府公園とか行ってみたわけです」


駿府浪漫バスで巡る~駿府城下町~(静岡市観光情報)

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模話2「小学校の遠足以来じゃない? 自分から行ったの初めてでしょ?」

模話1「そうなのよ。いやあ、死ぬ前は静岡市に移住しようかと思うくらい…山もきれいだし、街もきれいで…また人も優しいし遠州は人の好さでは全国トップクラスだけどね…静岡のほうは遠州よりは多少上品なイメージでさ…まあ、遠州ってサッカーでもそうだあったけど、県中部に結構対抗意識といいますか…劣等感あった気がする。まあ、それはさておき、静岡市っていいなあって思いました。松坂屋のデパ地下も広くはないけどよかったさ」

模話2「死ぬ前に江戸から駿府に移りたいって…家康公か、あんたは。ちなみに家康公の死因のかやの油の鯛の天ぷらっていまでもあるのかね? 関係ないけど食べてみたいね~。余談だけど鯛料理は関西はじめ西日本のほうが有名だけどね。瀬戸内の鯛は明石物じゃなきゃ、安く手に入るし…処理とかばっちりだったし、おいしかったね」

模話1「駅のまわり見るとね…静岡おでん推しでさあ、なんか気恥ずかしいと言いますかね…。浜松餃子もあってさ…浜松って餃子って…そうだったかなあって思うしさ。餃子やたら食べてたけど、特にスーパーとかラーメン屋が多くて子供の頃に餃子専門店って浜松で記憶ないけどなあ」

模話2「確かに…。餃子の話はおいといてさ…静岡おでんなんて、昔は遠州じゃあ子どもはおでんは駄菓子屋で買うもんだったしさあ…でも、静岡と遠州とじゃあ、事情も味も具材も、ちょっと違うよね?」

模話1「そうだね。黒はんぺんはどっちもあったろうけど…ボク嫌いだったけどね。目玉とか入ってるしさあ、また黒はんぺんかあってがっかり感あったね。確かに、おでんにはあの粉はかかったり自分でかけたりしてたけど…当時は〈だし粉〉なんて言ってたかな? カキコっていってなかったかな? 鰹節でかいたクズの粉をカキコとも言ったよね?」

模話2「カキコは正月とかで自分ちで鰹節をかいて…その下の方におがくずみたいにたまったやつをカキコと言っていたかもしんない。鰹節はぜいたく品だから、駄菓子屋のおでんは宗田節だとか鯖節だとかさあ、いわしの粉とか? 遠州っていうか…森町だと真っ黒い醤油の色で、鶏の皮が浮かんでたりしてたかな? その鶏皮は売りもんだったか記憶ないな。だしは具の昆布に鶏ガラだった可能性もあるね。あの鶏の皮だとかってのは、あの駄菓子屋だけのオリジナルの可能性もあるけどね。いずれにしても静岡おでんが浸透してきてうれしはずかしだね~」

模話1「静岡おでんは牛骨に昆布だしって…遠州は牛肉文化あんまりなかったような…。おでんだしはおいといても、ホルモンも豚肉に鶏かな? ハツ(心臓)だとかシロ(豚の腸)はなじみがあったね。おもろ(豚足)って郷土料理も遠州の呼び名で、そいつだけは子どもの頃気持ち悪くて食べられなかったけど…同級生たちは好きだったよ。おでんだけど…おでんには昆布が売り物として入っていたよね。小学校低学年当時、最安値で5円から15円くらいで買えたかな? 卵が20円以上してた頃には、5円くらいかな? 間違ってたらごめんなさい。結んであるあの昆布が。だしとして使って、ついでに最も安い価格で売られていたね。好きじゃないけど品数増やしたいから、買っていたよ。しかし、秋のお祭とかさあ、寒くなってくると…駄菓子屋おでん…たまらんのよ。お祭のときは特に甘い味噌をつける茹でたこんにゃくも売られてたんだけど…ボクはとにかく醤油のしみたジャガイモがなくちゃだめだったね」

模話2「静岡おでんでもジャガイモは入ってるでしょ?」

模話1「うれしいよね。静岡も遠州も、味のしみたあのジャガイモのすばらしさを共有しているってのがさあ…第2回目のB級グルメはにほんのほこりです認定は…静岡〈県〉おでんのジャガイモです!」


【かんとんや】昭和の味自慢!静岡おでんが楽しめる駄菓子屋

俺のランチTV


「カメラと静岡さとがえり」
石野明子 写真家
『朝日新聞デジタル』

https://www.asahi.com/and/article/20191001/300130570/



模話2「同意! 続く~」





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