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しゅうかつロック、ボクにも言わせて 「第124回 ロック対談_だぶる模話模話模話~〈ロック再入門編_海外のロック、ポップス3【東京の夜の音楽_わたくしのロック勉強時代③】Joe Jackson - Steppin' Out To Turn You On · Roxy Music The Rolling Stones - Waiting On A Friend ほか〉~」

模話1「東京の夜の音楽だよ」

模話2「上京したいなかもんの予備校生、大学生時代の話だね?」

模話1「そうだね。以前にもいろいろ書いてるけどね」

模話2「あらためて、まとめとこうということだね?」

模話1「間違いございません」

模話2「最近、自分のこの対談に動画貼ってるから、自分で読み返しながら聴いてるらしいじゃん」

模話1「結構、コンピアルバム作ってる感覚でさ…意外なたのしさあるよな」

模話2「そうだね。で、にいさんよ、今宵の1曲目はなんでい?」

模話1「そうさな。こいつでどうよ」

Joe Jackson - Steppin' Out
Music video by Joe Jackson performing Steppin' Out.
(C) 1982 A&M Records


模話2「予備校時代に東京ロックTV、ワタナベポップミノルさんDJの番組で初めて見てしびれた曲だね」

模話1「いやあ、サンプラザ中野の点滅する赤いランプを見ながら、マルボロ吸ったりしつつ、東京にやってきた~♪予備校時代のワクワクかつ心細い感じ…わっかるっかな~?」

模話2「友部正人さんに、しょかくやちとせさん風だね。渋谷陽一さんがよく言っていた都市生活者のロックみたいなイメージだね」

模話1「間違いないね。雰囲気だね。フィーリングライク都会生活新規参入組の都会の誤解みたいな感じかな?(笑)。続いては、渋谷陽一さんの影響も大きいロキシーミュージックの最後のアルバムから」

To Turn You On · Roxy Music
Avalon ℗ 1999 Virgin Records Limited

模話2「この歌詞の訳詞をいままで、少なくとも女性2人には送ったことがありますね?」

模話1「間違いございません。名曲だね。ついでに、同アルバムから、夜の都会の音をもう1曲。題材は都市とは関係ないんだけど…地方出身者には都会の夜の音だったんだよね」

More Than This
Avalon ℗ 1999 Virgin Records Limited

Avalon
Avalon ℗ 1999 Virgin Records Limited

模話2「漂う感じがいまきいてもいいね~」

模話1「ヘビーメタル中毒からの治療になったここといいセラピーミュージックだね」

模話2「続いては、上京よりも以前の曲になるよね?」

模話1「そうだね。中高時代に都会のイメージのあった曲で、夜のロックやポップスといいますかね。大人の世界へのイメージ? なんか心地よかったものをいくつか挙げておきます」


Elliott Murphy - Drive All Night 1977年

模話2「これは花田裕之さんもお気に入りで、ライブでよく披露された名曲ですね」

模話1「夜のラジオで聴いた、海外の音楽…大人の世界って感じですね。ボキャブラリーちょっと貧弱だけどね(笑)。続いて、これも渋谷陽一さんの大好きなボブウエルチさんの大人世界の夜の音です」

Ebony Eyes · Bob Welch
French Kiss
℗ 1977 Capitol Records, LLC

Sentimental Lady · Bob Welch
French Kiss
℗ A Capitol Records Release; ℗ 1977 Capitol Records, LLC.


模話2「フレンチキッスっていうアルバムのジャケットは刺激的過ぎて、うちでは隠してたんだよね」

模話1「間違いございません。買ったのは高校時代になってからだね。ボブウエルチももう忘れられつつあったけどね。ロッキングオン以外では」

模話2「続いても、サウンドストリートで特集した10㏄の曲からですね」

模話1「そうだね。つまらない日常から、ちょっと逸脱する感じもあったね。よく聴いていたプログレッシブロックのソフトな感じといいますかね。大学生時代に廉価盤の輸入品を買い集めたことあり」

10cc - I'm Not In Love (C) 1975

模話2「続いても避けて通れないやつでげすなあ」

模話1「あたぼうよ。まあ、いまは聴かないけど…ボクの友人のKくんがね、前に会ったとき『刺青の男のB面がいい。あれを繰り返し聴いた』っていっていてさ…そういう経験をしている人間は少なくないかなって思ったのよ。A面はまあ、飽きるでしょ? そのうちさ、夜テープを流しつつB面のテープを何回も巻き戻して聴いてたってこともあるかなって。予備校時代に大学生になったKって同級生から刺青の男を録音してもらってさ…スティルライフも確か…はまったのよ。それも夜の都会って感じがしたんだよね。大人のロックとの出会いでもあったわけよ」

The Rolling Stones - Waiting On A Friend - OFFICIAL PROMO 1981年

刺青の男 (アルバム)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ウォリード・アバウト・ユー - Worried About You 5:17
素材は1975年1月から2月のセッションから。1977年にはコンサートで披露されている。
トップス - Tops 3:45
素材は1972年11月から1973年1月の『山羊の頭のスープ』のセッションから。
ヘヴン - Heaven 4:22
本作のために書き下ろされた新曲。ジャガー、ビル・ワイマン、ワッツ、キムゼイの4人だけで録音され、リチャーズとウッドは不参加。
泣いても無駄 - No Use in Crying (Jagger/Richards/Wood) 3:25
素材は1979年6月から10月のセッションから。シングル「スタート・ミー・アップ」のB面に収録。
友を待つ - Waiting on a Friend 4:34



模話2「確かに、B面は特に捨て曲がないよね」

模話1「切ない曲だったり、ヘブンのどこか神秘的な感じ。新鮮でした。何よりワイルドホーシズ的コードの印象的なラストの曲。またこれがすぐ終わっちゃうから…また聴きたくなっちゃうわけよね。予備校時代には夜とかにA面B面繰り返しひっくり返してはサンヨーのステレオラジカセで聴いたと思うよ。アバロンもロンドンコーリングも含めて」

佐野元春  No Damage オリコンチャートNo.1を獲得した、1983年4月発売の最初のベスト・アルバム

1 Boys’ Life Side::スターダスト・キッズ
2 Boys’ Life Side::ガラスのジェネレーション
3 Boys’ Life Side::SOMEDAY
4 Boys’ Life Side::モリスンは朝、空港で
5 Boys’ Life Side::IT’S ALRIGHT
6 Boys’ Life Side::Happy Man
7 Boys’ Life Side::グッドバイからはじめよう
8 Girls’ Life Side::アンジェリーナ
9 Girls’ Life Side::So Young
10 Girls’ Life Side::Sugartime
11 Girls’ Life Side::彼女はデリケート
12 Girls’ Life Side::こんな素敵な日には(On The Special Day)
13 Girls’ Life Side::情けない週末
14 Girls’ Life Side::Bye Bye Handy Love


模話2「地方出身者で大学一年生でノーダメージってのはもうとんでもなく必需品といいますか…聴いてないやつしらないくらい、ロックポップス好きな人間は聴いていたと思うよね」

模話1「海外編だから、例外なんだけど…都市の夜の音には佐野元春さんは欠かせないよね」

模話2「そうだね」

模話1「まあ、今週は忙しいので、こんな小ネタでお別れです。最後に都会の夜っぽいかどうかはわからないけど、大好きだった都市のポップスの音でお別れです」

模話2「やさしい歌だね。永遠の名曲。美しい~。続く~」


Suzanne Vega - Gypsy (official music video) 1986


Suzanne Vega - Luka 


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