しゅうかつロック、ボクにも言わせて 「第126回 ロック対談_だぶる模話模話模話~〈ロック再入門編_【生きるために聴いていたロック①】No Woman, No Cry SAM COOKE - Bring It On Home To Me (Live at Harlem Square Club, 1963) ほか〉~」
模話1「生きるために聴いていたロックね」
模話2「おおげさだな~相変わらず」
模話1「ある記事読んでたらさ、自尊心の低い傾向のひとがロックにはまり…自尊心の高い傾向のひとはポップスを好きだとかいうのがあったのですよ」
模話2「なああにいいい?」
模話1「やっちまってないからな。当たってるかなって思ってさ…」
模話2「自分のない人生をずっと送ってしまった人間として…それを伝えるのもひとつの役割だしね。まあ、今夜の1曲目をどうぞ~」
No Woman, No Cry (Live At The Lyceum, London/1975)
Bob Marley & The Wailers
Live!
模話1「タイムウイルテルの映画を見ていつも泣いてたよ」
模話2「生きるために聴いていたわけね」
模話1「いろんな心理学だとかさ、noteでいつもお世話になってる記事とか読んでるうちに…もう、隠しようがないなって気分でね。正直言って…やっと生きていたんだと思う」
模話2「君の歌の歌詞で…最低限だけを生きるって歌詞があるよね」
模話1「ああ、〈なんとなく〉って歌の歌詞ね。今よりずっとずっと生きづらかったけど、今よりまだだらくしてなかったかもしれないね」
模話2「だらくって?」
模話1「それでも必死になんか生きようって…コンクリートジャングルじゃないけどね。恥をさらして生きてました。続いて2曲目です」
SAM COOKE - Bring It On Home To Me (Live at Harlem Square Club, 1963)
模話1「これも泣かないときはなかったくらい…30代後半くらいかな? その後、トータス松本がカバーしてたね。とにかく情けない男の歌詞といえるけど…このサムクックの声がさ…ライブでこそ…胸をえぐるんだよね。理由はわかんないけどね」
模話2「ジョンレノンのジョンの魂はしびれるけど…このカバーは原曲というかこのバージョンにはかなわないよね。比較するのもおかしいかもだけど」
模話1「なんだかさ…大谷翔平選手を思い浮かべるのはなんでだろ?(笑)。大谷さんとサムクックへの憧れ感が重なるのは自分でもよくわかんない(笑)」
U2 - With Or Without You (Official Music Video)
模話2「これライブでも君は泣いてましたね?」
模話1「間違いございません。泣けて泣けて仕方なかったね。いまも切なくなるね。やっと生きる感じだったころ思い出すよね」
Brinsley Schwarz - (What's So Funny 'Bout) Peace Love And Understanding (Live TV)
模話2「このバージョンよりも、ニックロウのライブをピーターバラカンさんのFMでエアチェックしたやつばかり聴いてたんじゃない? あと、ボックスセットでエルビスコステロのやつもよく聴いたでしょ?」
模話1「そうだね。これは救いを感じさせてくれた曲。生きる気力になった曲だね。感謝してます」
Elton John - Your Song (Top Of The Pops 1971)
模話2「これは定番だけど…好きだったのね?」
模話1「〈素直になりたい〉って曲を書いたことあるけど…素直にさせてくれるっていうか…素直になっちゃうじゃん? 素晴らしい曲としかいいようがない。生きる希望…ソングオブホープ」
模話2「天国への階段じゃないでしょが(笑)」
The Who - Baba O'Riley (Shepperton Studios / 1978)
模話1「エディベダーだっけ? 四重人格なかったら自殺してたかもみたいなこと言ってたの?」
模話2「Whoってそういうフォロワーがいるバンドだもんね」
模話1「これもいつもなんでか泣いてたね…生きる気力って意味じゃ…Whoが自分にとって最大の存在かもね」
The Band - The Weight 和訳
模話2「意味深な感じだけど…いやされるね」
模話1「これは…少なくとも絶望からは…救ってくれる力があったとおもうね」
模話2「続く~」
【©tomasu mowa 2024】