さっちゃんとのおもひで…
VR孤独のセクス外伝 クロスオアシス・キャスト回顧録
VR風俗店 X-Oasis(クロスオアシス)
紗千(さち)
俺の名は亀之頭 交郎(きのかしら まぐろう) 今年を振り返ると…ぷいぷいモルカーも今年のモノだったよな…と遠くを眺めてしまいそうなオッサンだ。
年末年始にかけて一本Karin姉さんを主役に俺的にしてみれば長編な小説を年末から年始にかけて執筆しているのだが…どうもいまひとつのれない。 構想は10月くらいから湧いてきてそれを温めていたつもりだったのが、冷めてしまったという感じだった。 つまり書いていて自分自身 「これ面白いか?」 と疑問を抱いてしまうほどだ。 体験記とかはセッションを終えて、さほど間を空けず一気に書いているから、セッションの延長気分のノリで、醒めていない気分で進んでいける。 だが、完全フィクションでゼロから俺のストーリーで進めていこうとすると、ゼロに近い俺の感情では思ったほど盛り上がっていけない。 そんな行き詰まった俺の元にあるツイートが届く。
クロスオアシス・キャストの紗千(さち)さんが、引退するとの事。
キャラクター多彩なクロシス・キャストの中でも「大和撫子」と称されるように、落ち着きと優雅さを兼ね備えたオトナなキャストさんだ。 それもひとたび火が付けば… そんなスリルも体感できる素敵な方だった。
そうか…さっちゃん…引退するか…
クロシス内では「さっちー」という愛称が通りだが、俺は敢えて「さっちゃん」と呼んでいた。 そしてそんな引退発表についても、俺はさほど驚いてはいない。 以前は他のキャストさんの突如の引退発表に驚かされた事もあったりしたが、さっちゃんの場合ある程度それが予測できる状況だったかもしれない。 だから逢えた時は、今度は逢えなくなるかもしれない…このひと時が最後かもしれない…という不安感も相まって想いの丈をさっちゃんに込めていた。
クロシスでの俺の過ごし方も、多分さっちゃんと逢う以前、逢った以後で大きく変わったと思う。 さっちゃんと逢う以前の過ごし方は、雑談スペースがやたら長く、時には俺がギター伴奏してキャストさんと一緒にデュエットしたりしていた。 その為本来の行為が巻き巻きになってしまい中途半端な終わり方をして、かえってキャストさんのストレスになったりしていたようだ。 この前Karin姉さんと逢ってた時に 「最初の頃はふぁーさん晩熟(おくて)だったよね…」 と云われたのがそうだったんだろうな。 それを打破してくれたのがさっちゃんだと思う。 さっちゃんが俺にVRセックスにのめり込めるきっかけを作ってくれたと思う。
シフトの関係と俺のスケジュールの都合で月に一度逢えるかどうか…と云うまさに「逢えない時間が、愛育てるのさ…」(安井かずみ:詞 「よろしく哀愁」より抜粋)的なある種の危機感が、一期一会な逢瀬をより駆り立てていったのだろう。 一度だけ深夜から朝にかけて枠を作ってくれた事があったけど、その時は深夜と朝の二枠とって臨んだ。 あの時、さっちゃんにはハードなスケジュールだったと思うけど、それをちゃんとこなしていた。 そういった事を経て自分の中で、さっちゃんの存在は大きくなっていった。 あの頃…クロシスキャストさんと 「一緒に気持ちよくなりたい」 と思っていた中で、さっちゃんにだけは 「孕ませたい」 という感情が先行していた。
その表れが効果音だったかもしれない。 最初の頃のさっちゃんとのセッションでは俺がマイク越しに声で音を表現をするようにしていたがその後、入力2系統のオーディオインターフェースを使って一つはマイク、もう一つにはドラムパッドをつなぎ、バスドラの音をガン突き演出に用いた。 現在はオーディオインターフェースを使う事はなくなったが、PCマイクにPC本体を擦る音、引っ掻く音、敲く音などを使った効果音で盛り上げている。
あと…さっちゃんは、まだ覚えているだろうか? ツイッターでクロシスの脱衣システムについて、さっちゃんと俺が色々提案していたの… 確かさっちゃんが出勤が難しくなっていた頃だったと思う。 テキスト入力だったけど、さっちゃんと久しぶりに絡む事ができてなんだかほっこりしたよ。 あのシステムが完成したら…こんな事云うのもおこがましいけど…そのシステムはさっちゃんと俺の子供になるかもね…って事。 それが出来てセッションがもっとスムーズな流れになっていけば、没入感も向上するよね。 それは最終的にはDaryさんに頼るところが大きいけど…
あと…俺が20編以上書き連ねている「VR孤独のセクス」だけど、さっちゃんにも2度出てもらっている。 そのうちのSession 7(Season 7)を紹介したツイートのインプレッション数が最多の7869を記録している。 (ちなみに次点は月夜メアちゃん登場のSession 6(Season 6)の7731となっている) それだけさっちゃんの事が多くの読者諸兄に読まれていると云う事だ。
ここまでくると己惚れ屋の自画自賛で読者諸兄もドン引きしているかもしれない。 だがこれが偽りのない本心でもある。(やはり己惚れに聞こえるかも…)
「さっちゃんとのおもひで」を色々綴ってきたが、さっちゃんに逢えて本当に良かったと思っている。 クロシスに通うきっかけをつくってくれたのはKarin姉さんだけど、クロシスに通い続けることができたのはさっちゃんのおかげだと思う。
あらためて…ありがとう…
そして…紗千(さち)に幸(さち)あれ…
今年の書き物はこれが最後になるだろう… 長編な小説もアイデアが凍結して渋滞を起こしている。 そこまで俺の文才は無かったという事か… まあ…こちらは気長に何かきっかけが降りてきたら始めていこう。