27歳直前、初めて選挙に行く
来月27歳になる鮪です。
昨日の衆議院議員総選挙で有権者になってから初めて投票に行きました。
政治の話題はかなりデリケートな話題です。
なかなか普段使うSNSでは発信しにくいものがあります。
なぜ今まで選挙に行かなかったのか、なぜ今回選挙に行くことにしたのかについて書いていきたいと思います。
⚠️注意点:特定の政党名が出てきますので苦手意識のある方はお控えください。
1.学生時代の私
私は大人になったら絶対に選挙に行こうと思っていました。
なぜなら、父は選挙に行かない癖に政治への文句をとても言う人だったので、そんな矛盾した人間にはなるものかと思っていたからです。
選挙権がなくても選挙特番は好きでした。
知らない政治家であっても当選!落選!の開票速報をワクワクしながら見ていたのを覚えています。
母が入れた人は通ってるかな、とか。
2.今まで選挙に行かなかった理由
高校卒業後、私は地元を離れ一人暮らしを始めました。
引っ越す
↓
テレビから遠ざかる
↓
ニュースを見なくなる
↓
選挙への興味が湧かなくなる
↓
誰が勝っても一緒だと思うようになる
↓
選挙に行こうと思わなくなる
一人暮らしを始めて数ヶ月もすると実家暮らしの頃のように当たり前にテレビがついていることもなく、テレビ自体を見なくなり、スマホで政治について調べることもなく、どんどん選挙が遠い存在に感じていきました。
自分の今住んでいる選挙区にはどの政党の誰がいて、誰に投票すればいいのかが全く分からず、次第に気力が起きなくなり投票にいくという考えはなくなっていました。
唯一選挙に絶対行かなかった父との違いは政治への口出しはしなかったことです。
文句がないと言うよりは、虚無という感じ。
それが民意なら過ごせてるしいいかぐらい。
3.今回選挙へ行った理由
SNSは有権者になる前からずっと眺めていますが、今回は一味違いました。
それは『国民民主党』の存在です。
基本、SNSでは良くない話題ばかりが取り上げられるイメージですが、国民民主党は前向きな意味で話題になっていました。
私は自分が興味のない分野には1ミリの関心も示さないタイプの人間です。
そのため今までの選挙も特に調べず素通りで過ごしてきました。
しかし、そんな私が国民民主党を調べることになったのには理由があります。
国民民主党の党首は玉木雄一郎さんです。
玉木さんの選挙区は香川二区。私の地元の選挙区です。
小さい頃から毎回出馬していて馴染みがあります。選挙カーで何度も聞いたことのある名前です。
ニュースで名前が出ることもあり、「あんな田舎から!」と、(投票に行っていなくても)とても嬉しい気持ちになります。
有名な政治家が地方で票を取り続けるのはそんな住民の思いもあるのかも知れません。
そんな地元で馴染みのある方が、今回とてつもない勢いでSNSで話題になっている、必死に今の日本を変えようとしている様子に心動かされました。
人生で初めて政党のホームページを眺め、この政策を実現してほしい、と思いました。
ただ、どれだけ惹き込まれた政党があったとしても、1つだけを眺めていては偏りが生まれてしまいます。
そこで、投票日までに
・それぞれの政策をまとめサイトで調べる
・投票マッチングを行い相違がないかを確認する
を行いました。
自分の気持ちは間違っていないぞ!という結果が出て安心しました。
また、投票も初めてなので小選挙区、比例代表区、国民審査の概要についても調べました。
4.投票日当日
初めての投票所で周りに迷惑をかけないか心配しましたが、無事終えることができました。
私の小選挙区に国民民主党の選出はありませんでしたが、比例代表に記入しました。
比例代表は、自分の小選挙区に推している政党がない時に気持ちを表す場としてとても素敵なシステムとは思いますが、民意で1度落選しても比例当選する可能性も秘めており、メリットとデメリットが半々だと感じました。
私は今回ポジティブに捉えました。
夜は大阪に来て初めて選挙速報の番組を眺めました。
小さい頃に当選!落選!でワクワクしていた気持ちを思い出しました。
(負けって書かれてる人がいてそんな表現なんだと思った)
地元の選挙区で圧勝する玉木さんを見て安心しました。(大阪に出てきてから初めて地元に住民票があればと思った)
途中で寝てしまいましたが、朝起きると国民民主党は当初の4倍の議席数を獲得していました。
小選挙区で投票した方も当選でした。(大阪1強すぎてびっくり)
私の一票がどこまでの重みかは分かりませんが、投票に行って良かったと思いました。
まだ投票結果が出ただけでここからどうなるかは分かりません。
ひとつの行動、ひとつの言動であっという間に世間からの信用を失う職業です。有名であればあるほど何かあった時の落差が大きいし。
頑張ってほしい気持ちもありますが、慎重に確実な方へ進んでいってほしいです。