楽天カードが不正利用された話
今年の8月後半、給料を楽しみにしていたところ、楽天から残念なお知らせが届きました。自分の楽天カードが不正利用され、50万円もの支払いが発生していたという通知です。カード明細を確認すると、DMMやメルカリ、Appleといったサービスで主に利用されていたことがわかりました。
カード会社に相談した結果、返金対応とカードの停止が行われ、9月には警察に被害届を提出しました。しかし、実際の被害者は購入されたサービス を提供する会社側であることがわかりました。会社側が被害届を出せば、犯人逮捕につながる可能性があるそうです。
なぜ会社側が被害者とされるのか
このようなケースでは、消費者を保護する「チャージバック」機能が原因となっています。カード会社は、不正利用があった場合、購入先の会社にその金額を返金請求します。この返金には会社側が応じなければならないため、売上が戻らず、結果として会社側に損失が発生します。
通常であれば3Dセキュアなどの本人確認システムによって不正利用は防げたはずですが、どうやら犯人は3Dセキュアを回避するツールを使用していた可能性が高いようです。この問題は決済システム側にも原因があると考えられます。また、今回の被害規模が大きいため、警察も捜査に本腰を入れてくれています。
結果
被害届が受理され、犯人の自宅には家宅捜査が行われました。証拠も発見され、共犯者が複数いると見られています。捜査は今後も続く予定です。また、被害にあった会社も被害届を提出したため、今回は犯人が逮捕される可能性が高いと思われます。
楽天カードおよび決済システムに対する考え
今回の出来事で、楽天カードの決済のしやすさや、不正検知システムの精度に疑問を抱くようになりました。通常利用されない大きな金額が決済される際には、楽天カード側が自動で停止するなどの対応が欲しかったところです。このため、個人的には楽天カードを今後使用することを控えることにしました。せっかく楽天ゴールドを契約していたのですが、他のカード会社に移ることにします。