楽天カードのチャージバック機能がなくなるらしい

このニュースを見たとき、「楽天もついに終わったか」と思いましたが、意外とそうでもないかもしれません。不正利用者をあぶり出すための作戦なのかもしれない、と考えました。

通常、クレジットカードの不正利用があった場合、消費者保護の「チャージバック」制度によって、カード所有者が支払いを免れることができます。しかし、この制度がなくなると、カード所有者が不正利用の被害を受けた場合でも、その費用を負担しなければなりません。一見、利用者にとって大きなリスクに見えますが、これには裏がありそうです。

これまでの仕組みでは、チャージバックを受けた企業が被害届を出す形になっていました。企業は損害が数十万円に達しない限り被害届を出さないことが多く、小口の不正利用では不正利用者が捕まりにくいのが現状でした。

しかし、カード所有者が負担する仕組みになれば、たとえ3000円の小額な不正利用であっても、被害届が出されやすくなります。実害が出ているため、警察も受理しやすくなるでしょう。

楽天のこの対応は、結果的に不正利用の抑止につながる可能性があります。私自身、この方針が不正利用の大幅な削減に貢献するのではと考えています。

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