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怒涛!シンガポール渡航!

シンガポール渡航が決まったのはよかったのですが、想像以上に渡航前にやることが多かったのと、エキサイティングな試練が待ち構えてたので、これからシンガポールへ行くであろう人のために、渡航手続きのまとめを記しておきます。語学力とか、健康検査とか、お金のことも正直に書きますよ。
(
※現在コロナの規制の多くが撤廃されたため、本記事でコロナ関係の内容は変更の可能性あり)


これでコンプリート!シンガポール渡航前の諸々の手続き


渡航前に色々調べたんですけど、シンガポールへの手続きの全てをまとめて記してる記事がなかった気がするので、この順序でこなせばコンプリートするよう、まとめておきます。ただし、会社から単身で出向へ行く場合の手続きになります。それ以外の場合は、違う段取りになるかと思われます。

1. VISA書類の記入

会社員なら会社の人事の方から送られると思います。
しかし、セルフでやるとなると、解読にまず時間がかかる上に、どこが自分が記入するエリアかも定かではないので、人事の方と相談しながら記入してください。
中学高校、大学までの学歴、家族の職業、宗教まで記入します。
宗教ですが、無宗教なら、ブッディストか、私は私を信じてる!みたいな選択肢があるので、どっちかでいいでしょう。

学歴ですが、今シンガポールはVISAが大変厳しく、大学のランクを3つにグループ分けしています。また、今までの職歴、中学高校の学歴、家族の構成、現状の給与などかなり細かく記載し、その上でVISAの発行の判断がされます。なので、VISAが発行されるかどうかも一つの大きな関門になります。
私の場合は、シンガポール支社が色々調整してくださって、SPASSが発行されました。
VISAの種類 参照


武蔵野美術大学は大丈夫なのか?と思ってましたが、問題なかったです。

2. シンガポール支社の人事、クリエイティブの人とオンライン面談

・面談内容

英語ペラじゃなくてもなんとかなりますが、簡単な会話くらいの英会話力は必要。込み入った内容は事前翻訳でカバー。

あちらも私がどんな人間か知りたいので、面談を人事の方、クリエイティブの方と2回しました。クリエイティブとの面談は翻訳無しです。面談の内容は、今までの仕事内容、シンガポールでどんな案件に関わりたいか、何故シンガポールでの勤務を希望するのか、そのほか雑談、みたいな感じで、カジュアルな雰囲気でした。しかし、ポートフォリオはきちんとまとめておいた方が良いと思います。英語がカタコトなら、就活と同じように、事前にされるであろう質問をまとめ、その回答を英語に訳しておいた方が良いです。
そうでないと面談がお葬式状態になります。

・給与交渉

・シンガポール最新家賃情報 / 
最低月収70万(日本円)以上ないと厳しい

給与ですが正直に書いておきますと、
人として文化的な暮らしを望み、ビジネス街の中心地から近いところに住むなら、ルームシェアで家賃19~23万、一人暮らしで28~35万(敷金礼金なし、wifi、家具込み)くらいかかるので
、それは考慮して給与交渉しましょう。(それ以下でも暮らせるんですけど、かなり家の選択肢が狭まると思ってください。住宅事情については、次回述べます。)

日本の一人暮らし会社員で平均的な、日本円で手取り30万は、シンガポールではまともに暮らせません。下手したらVISAが降りないかもしれません。月収70万以上でまぁまぁな暮らしができると思った方が良いです。
(それでも東京の月収70万より質素な生活になる、特に住宅。)
支払いは、今は円安がドイヒーなので、シンガポールドルにしてもらってください。色々調べてたら、シンガポールサラリーマンの月収4−50万が平均とかいう記事が多く見かけましたが、それは昔の話です。

・銀行口座は最低でも200万以上入れとこう


入居前にデポジット(契約後バックれるなよ、という保証のためのお金)で1ヶ月分の家賃を入居前に振り込む必要があるので(退去後1ヶ月くらいで返金)、銀行口座200万以上入れといてください。でないと、色々とお金足りなくなる可能性があります。

・会社が家賃補助が一般的


おそらく会社員で出向で行くなら問題ないと思いますが、会社が海外出向に慣れてない場合は、上記の相場は頭に入れておいた方が良いと思います。
なので、可能なら会社に家賃補助してもらうようにしましょう。
家賃が非常に高額なので、家賃補助が出ないなら給与を上げてもらうなど
対策をしないと、そもそも暮らせないのでは、と思います。

ご家族で暮らす場合は、年収2-3000万(家賃は会社負担で)で普通の暮らしと思った方が良いです。ご家族が暮らせる広さの家で、都心に近いエリアだと家賃60−80万くらいです。(多分今年もっとあがりますね。100万くらい行くんじゃないでしょうか)


3. コロナワクチン接種証明書手続き

・日本での接種記録 海外用証明書
下記リンクに書いてあります。紙の郵送だとめちゃくちゃ遅いです。
電子だとマイナンバーカードさえあれば即効です。
新型コロナウイルス感染症 予防接種証明書(接種証明書)について 新型コロナウイルス感染症 予防接種証明書について www.mhlw.go.jp

・Vaccination Check Portal
接種証明を上記から発行し、VISAが発行されたら、シンガポール用の接種証明登録を下記からしておくと、空港で着陸した時に楽です。登録画面を紙で印刷して、ゲートで見せるだけです。
https://eservices.ica.gov.sg/STO1/VCP

4. SG Arrival Cardの手続き

SG Arrival Cardというのがあり、これも事前に登録をお勧めします。色々よく分からない箇所が出てきます。渡航3日前からできるので、早めにやっておいてください。
https://eservices.ica.gov.sg/sgarrivalcard/

5. HIV検査

これは任意ですが、シンガポールはHIVの人に対して労働VISAが降りません。私は直前になって、「現地検査で発覚して帰国とかめちゃくちゃ嫌だな!元も子もないよ!」と不安に駆られ、病ましいことは皆無でしたが、いい大人だったら可能性は誰しもが0ではないので、心の安定のために、事前に検査に行きました。
無料の検査は大体1週間かかるので、早めに行ってください。
HIV 保健所検索

私は、離陸直前で時間がなく、即日結果の病院に行ったので少しお金がかかりましたが、このクリニックは比較的お安めだったのでお勧めです。
(大体3000円-3500円くらい。通常8000円くらいかかる)
https://higashi-shinjuku.clinic/

あの、新宿2丁目が近いというお土地柄からなんですかね…。お医者さまがとてもフレンドリーで志村けんばりに「大丈夫だぁ!あ、なんか検査の理由適当に言ってよ、保険利くようにするから」みたいな感じで言ってくださり、webサイトの値段より少し安くして下さいましたよ(いつもそうかは知らない)。あと、そこはかとなく、お客さんがお水な雰囲気の方が多かった気がするのは、気のせいでしょうかね。

6. Wise(海外送金口座/海外用デビットカード)手続き

画像引用 https://wise.com/

Wiseという海外送金サービスがあり、これに登録すると海外送金の手数料が安くなります。なおかつ事前にデビットカードを作り、口座に入金していれば、現地ですぐにデビットカードとして使えます。
シンガポール支社に入社してから銀行口座ができるまで大体1ヶ月かかってしまったため、その間日本のクレジットカード決済していたら、中々手数料エグくなってたなと思うので、これはやっておいて本当によかったです。

Wiseデビットカードは1週間くらいでできます。特急代出せば3日で届きますが、有効化するのと仕組み理解するのに少し時間食うので、これも早めにやっておくに越したことはございません。

Wise, Formerly TransferWise: Online Money Transfers | International Banking Features Banks charge a lot for overseas transfers. We don't. Transfer wise.com

7. WORK PASS承認のための健診の予約

現地到着してすぐ、VISAの書類の中にある健診表を記入すべく、
健診に行く必要があります。

6まで完璧に準備していたのに、これは私失敗してしまいました。。。
事前にシンガポールにある日本の病院にメールをし、検診の予約をした方がベターでした。。。事前に会社にいつまでに健診結果を提出する必要があるか確認し、それに間に合うように事前に病院を予約しておきましょう。
日本人スタッフがいる下記の病院だと、健診の結果出るのに、3営業日(土日休)くらいかかります。
 https://rafflesj-clinic.com/

https://www.japan-green.com.sg/clinic/checkup/apply_main.php


土日もやっていて、早めに結果出してくれる病院は下記です。会社の人から教えてもらいました。日本人のスタッフは不在ですが、スタッフの人とお医者さんが外国人の対応に慣れてるので、なんとか対応してくれますよ。
私は、現地に着くなり、シンガポールの右も左も英語もよくわからないうちにこの病院に直撃することになり、かなり慌ただしくなってしまいました。

8.最初のサービスアパートメントやホテルでおすすめエリア

SomersetとOrchardが日本人エリアで、日本のお店が多くあり、ビジネス街にも近いので、最初の滞在場所としてはお勧めします。しかし高級住宅地で家賃相場は高いのでそこだけ留意が必要ですが、最初に色々ドタバタすることを考慮すると、多少高いお金を払っても便利な場所の方がベターかと思います。普通のスーパーもたくさんあります。

・とりあえず日本のものが揃うドンキホーテ

この流れを全て網羅すれば、シンガポール渡航前の準備はコンプリートだと思います。とはいえ、時期によって手続きは変更するので、会社と自分で再度ご確認ください。この記事は、2022年、9−10月時点の話です。

次回はシンガポール到着後に何が起きるかを記します。


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