スキルを超える

中学生の娘はキッズダンサーです。
いえ、普通にダンススタジオでダンスを習い、他の子より若干うまい。でも都会の子に比べたら全然下手。

娘のメインとするジャンルはwaackというジャンルで、HIPHOPやJAZZに比べたら、ダンサー人口はかなり少ないですが、個人的には、今かなり熱いジャンルになってきてると思っています。

動画は、日本でも最高峰のダンスコンテスト「JAPAN DANCE DELIGHT」の今年の大会で2位になったwaackチーム。
waackチームが2位になるというのが快挙で、全国のwaackerが湧きまくった…はずです。

さて。
そんな娘ですが、来年からwaackでチームを組み、コンテストに出ることになりました。
実は娘は、フリースタイルJAZZというジャンルで、小学生のころコンテストに出てまして、そこそこに成績を収めていました。

昨日、うちの母（娘の祖母）に、またコンテストチームに入るという話をしたら
「waackはヘタに見えるから、ばぁちゃんはイヤやわ」
と言われました。

そう。waackって、素人にはわかりにくいんです。
逆に、JAZZは特にわかりやすいんです。
テクニックも超大事なジャンルですが、ある程度踊れて、しかも邦楽で踊ったら、ダンスを知らない年配の方でも「素敵だったわ～」みたいな感じ。

waackは、素人目では同じ動きに見えることが多いらしく、つまらないんです。（多分）

話は変わり、Dリーグが大好きなんです。私。

私自身が、ダンスが好きで、でも大人になるまで気づいてませんでした。
昔から見るのは好きだったんですが、大人になるまで、自分が踊ることが好きだったとは思ってませんでした。
それはさておき、Dリーグ。

今のDリーグで一番人気のあるチームがこちら。

「avex ROYALBRATS」（aRB）です。
だまされたと思って1度見てください。
ダンスのスキルを知ってる人でも、スキルを忘れます。
ただただ面白い。

もはや、コントみたいなダンスですが、スキルがわかる人が見たら、めちゃくちゃスキルフル。
そのため、実際のジャッジでも、評価を受けています。

この動画は今年のDリーグのRound2の動画になりますが、このときの対戦相手はKADOKAWA DREAMS（KD）でした。

KDは昨シーズン、ジャッジポイントは毎回高得点をたたき出し、最終戦では全チームでの過去最高得点を獲得。
そんなチームなので、今年のRound2でも、素晴らしくカッコイイダンスでした。

ただ、KDは、この分かりやすさに負けたんだろうなと思います。

スキルがあっても、そこに感動を入れられるか。
ダンスは音楽と、そして、見てくれる人がいないと成り立ちません。

話を戻します。
waackは、ダンスを知らない人から見ると・・・
いや、特に、うちの娘みたいに、たいしてうまくもない子が踊ると、見てくれる人を感動させられるまでのものになるには、なかなかならないジャンルだと思います。
JAZZのようにリリックを拾いまくって、がっつり表情を作って踊るジャンルでもないし…

そんなジャンルでも、本当のプロなら、ステージに出ただけで、空気すら変えられるというのがwaack。（だと思ってます。）

ちなみに。
1つ目で紹介した動画に出ていた人も入っているこのチーム「LIFULL ALT-RHYTHM」

waackの超プロフェッショナルが2人いるチームで、随所にwaackが出てきて、まさにwaackで人を感動させるダンスでした。

娘もこれくらい踊れるようになってほしいもんです。
切実に！！！

それはさておき。

結局スキルを振りかざそうが、スキルを半分しか出さないでおこうが、最終的には、人の心が動くか動かないか、だと思います。

私はセールスライティングが得意なWEBライターとして生きていくことにしたんですが（普通のライティングももちろんやってます）、美しい小説のような文章は書けませんが、文章からアクションを起こさせることを得意としています。

人の心を動かせる人って、強いですね。（締めがあいまい）

【以下、注意事項】

※この文章では、アクションを起こさせる仕掛けは入れておりません(笑)

※ちなみに、この記事は、決して、aRBをけなしているとかではありません。なぜって・・・私の推しチームはaRBです(笑)