【第4話】その人も相続人なの?!
マンガはここから!
第4話のあらすじ
まさおが遺した遺言書について、検認の申立てをするために、必要な戸籍を収集するゆきこたち。
まもるの助言のもと、最寄りの役所で取れる戸籍は入手しましたが、それ以外のものは郵便で請求しました。
届いたものを早速確認してみると…
「むむ!まさおさんって、再婚だったんですね!」
「お子さんがいらっしゃることもご存じで…?」
という衝撃の事実が!
特に、子どもがいることは、せいかは聞かされていなかったようです。
ですが重要なことは、まさおの前妻の子も相続人であること。
遺言書の検認をするためには、その人の戸籍も必要です。
戸籍がそろえば、いよいよ検認の申立て!
ーーさて、そこまでどうやって進めるのか?!
コラムの目次
マンガの後には、当センターの代表である行政書士の嶋田による解説があります。
抜粋として、その目次を紹介します。
マンガの進行に合わせて、実用的な相続情報もぜひお読みください。
戸籍を読み解いて初めてわかることもある
→【ケース1:故人に離婚歴があった】
→【ケース2:故人に子どもがいた】
→【ケース3:相続人が他界していた】検認の申立てに必要なもの
→1.家事審判申立書(遺言書の検認の申立書)・当事者目録
→2.相続関係を明らかにする戸籍謄本等
→3.収入印紙800円(※遺言書1通につき)
→4.裁判所からの連絡用の郵便切手検認の申立てをしたあとの流れ
→検認期日の決定(裁判所→申立人)
→検認期日の通知(裁判所→申立ての関係者全員)
制作裏話
このあたりから、せいかのキャラクターが際立ってきた気がします。
父まさおが再婚だったことは知ってましたが、前妻との子がいることは知らず、衝撃を受けてるシーンは、特に印象的でした。
ぜひ、これからのせいかの豊かな表情にも注目してみてくださいね!
また、これ以降、時々回想で登場するのがまもるの知り合いの司法書士。
専門家でもないまもるが、なぜ相続に詳しいかというと、この先生から日頃いろいろ聞いていたためなんですね!
物語では、いよいよ検認の申立てを進めることになるのですが、例えば
■収入印紙は800円(遺言書1通につき)必要
→400円の収入印紙を2枚
■切手は、裁判所から全相続人に案内するときに必要
→何枚必要かはその時々
この切手のように、「その時々」「相続関係による」「人数による」など、あいまいなこと(一概に提示できない項目)が相続手続きにはよくあります。
このあたりの描き分けが難しくなってくるなーと、よく格闘している箇所です。
次回もぜひご覧くださいね。
KADOKAWAの「ウォーカープラス」で連載中!
〈マンガ〉相田家と一緒に学ぶ!家族を亡くした後の相続手続き
当センターがSNSで1日1話の日めくりマンガとして掲載していた『わたしと相続の100日物語』の世界線を継承し、全く新しい物語として連載しています。
原作・監修は当センター代表の嶋田裕志が、
マンガは、イラストレーターのフクイサチヨさんが
担当することで、温かみのある相続マンガが誕生しました!