見出し画像

【第5話】いざ!遺言書、開封

マンガはここから!

 


第5話のあらすじ

まさおの遺言書を発見してからというもの、
・相続人を確定させるために必要な戸籍を集め
・家庭裁判所に検認の申立てをして

そしていよいよ、検認期日(開封する日)が来ました!

初めてのことだらけで、終始緊張のゆきこ。

とはいえ、終わってしまえばあっという間で、
「待つ方が長かったね~」がせいかの感想。

それから・・。
まもるも呼び寄せ、いざ遺言書を広げてみます!

「遺言書ってこんな感じなのね」
「堅い文章なんだね~」

と盛り上がっているゆきことせいかをよそに、まもるが何かに気が付きます…。


さて、ここからがまもるの出番!
遺言執行者として、相続手続きに取り掛かります。

まずは銀行の手続きのため、来店予約。
当日はせいかも同行してみますが、

ーーそこで衝撃の事実が宣告されることに…?!

コラムの目次

マンガの後には、当センターの代表である行政書士の嶋田による解説があります。
抜粋として、その目次を紹介します。

マンガの進行に合わせて、実用的な相続情報もぜひお読みください。

※以下、一部ネタバレを含みます!

  • 検認期日(検認当日)の流れ
    【例:東京家庭裁判所の場合】
    ①待合室に行く
    ②出頭カードに名前を記載
    ③審判廷(部屋)へ移動
    ④検認
    ⑤検認済証明書をもらう

  • 遺言(いごん)と遺書(いしょ)の違いとは?

  • 検認済の遺言書を持って、いざ銀行の手続きへ

  • 遺言書は「絶対」ではない!遺言書が“無効”になるケース
    ①要件に不備がある
    ②連名で記載している
    ③訂正の方式に不備がある

制作裏話

この物語の第一の山場、と言いますか。
検認の当日の動きを、細かに描写しました。
(この場面を挿入すること、描写することにこだわりました!)

検認の申立てについて、その方法を解説する本やサイトは多く見られますが、実際当日はどういう動きになるのか、そこがなかなか見えてこないなと感じていました。

そんなとき、ちょうど代表の嶋田が、遺言書作成のサポートをした遺言者様からの依頼を受けて、遺言書を保管していたため、検認の申立て人として実際に検認に行くことになりました。
この検認の描写は、その経験をもとに描いています

余談ですが、検認の申立てをできる人は決められているんです!

検認の申立てができる人
検認の申立人(申立てをする人)は誰でもよいわけではありません。民法1004条で定められており、第一が遺言書を保管している人、保管している人がいない場合は遺言書を発見した人です。
相続人しかできない、親族しかできない、ということはなく、法律上は「保管をしている人」が最優先になります。

当センターHP「自筆証書遺言(直筆で書かれた遺言書)が見つかった場合の手続きと流れ」より

実際に嶋田が体験したステップに沿って、ゆきこたちも検認の手続きを済ませています。


またマンガ3ページ目に、まさおの遺言書の内容を描いていますが、その絵の下に、実はまさおの遺言書の描写があります。
とはいえ、文章は簡略化されており内容までは見えないのですが、フクイさんに描いてもらうにあたり、実際にまさおの遺言書を作ってお渡ししました!

KADOKAWAの担当編集さんからもも「こんな感じなんですね!」とのコメントが。
なかなか実物を見ることもないですから、そういった実情も盛り込むことにこだわって制作しています。


次回もぜひご覧くださいね。 



KADOKAWAの「ウォーカープラス」で連載中!
〈マンガ〉相田家と一緒に学ぶ!家族を亡くした後の相続手続き

当センターがSNSで1日1話の日めくりマンガとして掲載していた『わたしと相続の100日物語』の世界線を継承し、全く新しい物語として連載しています。
原作・監修は当センター代表の嶋田裕志が、
マンガは、イラストレーターのフクイサチヨさんが
担当することで、温かみのある相続マンガが誕生しました!