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【2025年最新版】シマノ「ワールドシャウラ ドリームツアーエディション」の選び方徹底解説|初心者でも失敗しない超丁寧ガイド

【はじめに】


「ワールドシャウラ ドリームツアーエディション(以下、ドリームツアーエディション)」は、シマノが誇る最高峰フリースタイルロッド「ワールドシャウラ」シリーズを、世界中どこにでも携行できるよう“5ピース”化したモデルです。仕舞寸法を55cm以内に抑えており、飛行機の機内持ち込みがしやすい設計が最大の特徴。海外遠征や出張先での“ついで釣行”、国内でも車や電車移動が多い方にとって扱いやすい、いわば「万能な旅ロッド」です。

しかし、初めてロッドを買う方にとっては、「どれが自分に合っているのか分からない」「そもそも違いが分からない」というお悩みがつきもの。そこで本記事では、竿の知識がゼロの方にも分かるよう、“超丁寧”に選び方を解説いたします。

読んだ後には、「自分に合う型番がどれなのか」が明確になるよう、各モデルの特徴おすすめの用途選ぶ際のポイントを順番にご紹介していきます。


1. ドリームツアーエディションとは? ~基本概要~

1-1. ワールドシャウラとの違い

  • ワールドシャウラ:シマノのフラッグシップ級ロッド。高感度・高パワー・軽量化を兼ね備えた“究極のフリースタイルロッド”

  • ドリームツアーエディション:ワールドシャウラの性能を5ピース化し、仕舞寸法55cm以内に抑えた携行性抜群モデル

1-2. ドリームツアーエディションの魅力

  • 仕舞寸法55cm以内:飛行機の機内持ち込みがしやすく、海外でのロストバゲッジ対策にも

  • 世界対応の剛性感:強靭なカーボン構造(スパイラルXコア&ハイパワーX)で大型魚とのファイトも安心

  • 広い適応力:バスやシーバスなどの国内定番ターゲットから、海外の怪魚まで狙える“フリースタイル性能”


2. 型番を選ぶための基本ステップ

STEP1. ベイト(Bait Casting)かスピニング(Spinning)かを決める

まず最初に、リールの種類によってロッドが大きく分かれます。

  • ベイトロッド

    • ルアーを正確にピンポイントへ投入しやすい

    • ピッチングやフリッピングなどの“キャストのテクニック”が充実

    • 太めのラインや重いルアーとの相性が良く、大物狙い向き

  • スピニングロッド

    • 遠投しやすく、軽いルアーでもキャストがしやすい

    • ライントラブルが少なく初心者にも扱いやすい

    • 小型~中型魚やライトゲームに向く

「何を釣りたいか」「どんなルアーを投げたいか」で選ぶのが一般的です。
最初の1本としては、**「ベイトを使ってみたい!」**という熱意があるならベイトロッドでもOKですが、道具トラブルを少なく始めたいならスピニングロッドがおすすめです。

STEP2. ロッドの長さ・硬さを見極める

釣り竿は、長さや硬さによって得意分野が異なります。

  • 長さ(ft:フィート)

    • 短いロッド:キャスト精度が高く、取り回しが良い(6ft前後)

    • 長いロッド:遠投性能に優れる(7~8ftクラス)

  • 硬さ(パワー表示:1/2/3/4/5 など)

    • 数字が大きいほどパワー(硬さ)が強い

    • 数字が小さいほどライト寄りで繊細な釣りに向く

たとえば、**「1603RS-5」**であれば、

  • 16 → 6ft0inのロッド

  • 03 → パワーが“3番”(ミディアムヘビー相当)

  • RS → レギュラースローアクション

こんな具合に数字とアルファベットには大まかな意味があります。

STEP3. どんな魚・ルアーをメインにするかをイメージ

  • バス・シーバス中心なら、ルアーウェイト10~30g程度が使いやすい2番や3番

  • 怪魚・海外の大型魚狙いなら、40g~80gクラスのビッグプラグを扱う3番・4番・5番

  • 軽めのルアー、トラウトやライトな海の釣りなら1番~2番などライト寄り


3. 各モデルの特徴と選び方【ベイト編】

ここからは、ドリームツアーエディションのベイトロッドを代表的な型番でご紹介します(※下記は5ピースモデル)。

3-1. 1602RS-5

  • 長さ:6.0ft

  • パワー:2番相当(7~28g程度のルアーが扱いやすい)

  • アクション:RS(レギュラースロー寄り)

  • こんな方におすすめ

    1. ブラックバスやシーバスを軽めのルアーでテクニカルに狙いたい

    2. 小~中型の海の魚やバス用で“とにかく取り回し重視”

短めでキャストしやすく、軽快な操作感が魅力。トップウォーターやミノー、バイブレーションなど汎用性が高い1本です。

3-2. 1603RS-5

  • 長さ:6.0ft

  • パワー:3番相当(10~40g)

  • アクション:RS(レギュラースロー寄り)

  • こんな方におすすめ

    1. ブラックバス〜中型魚をやや重めのルアーで狙う

    2. 東南アジアのバラマンディなど、海外の大物にも挑戦してみたい

パワー3番はバス釣りでは「ミディアムヘビー級」に近く、日本国内の多くのフィールドで幅広く使える万能スペックです。

3-3. 1604RS-5

  • 長さ:6.0ft

  • パワー:4番(15~80g)

  • アクション:RS

  • こんな方におすすめ

    1. ビッグベイトやヘビーウェイトルアーを使いたい

    2. アマゾンやオセアニアなど“怪魚”を本気で狙う

怪力のモンスターが潜むエリアに挑む方や、重量のあるビッグプラグ・ペンシルをフルキャストしたい方に最適。

3-4. 1652R-5

  • 長さ:6.6ft

  • パワー:2番(7~28g)

  • アクション:R(レギュラー寄り)

  • こんな方におすすめ

    1. “6.6ft”の標準的な長さで、バス・ロックフィッシュなど幅広くこなしたい

    2. 軽量かつ感度の良い番手が欲しい

6.6ftはバスロッドの“黄金レングス”と呼ばれる扱いやすい長さで、ややライトに楽しみたい方にぴったり。

3-5. 1653R-5

  • 長さ:6.6ft

  • パワー:3番(10~40g)

  • アクション:R(レギュラー寄り)

  • こんな方におすすめ

    1. バスはもちろん、海でのショアキャスティングにも本格対応したい

    2. さらに大物も視野に入れ、ちょっと重めのルアーまで使いたい

6.6ft/3番の組み合わせはベイトタックルの中でも汎用性が高く、**「これ1本で色々行きたい」**方に最適です。

3-6. 1703R-5・1704R-5

  • 長さ:7.0ft

  • パワー:3番or4番

  • アクション:R(レギュラー寄り)

  • こんな方におすすめ

    • 1703R-5:遠投性能を高めたい、やや大きめ~重めルアーを扱いたい

    • 1704R-5:もっとヘビーに巨大魚やビッグベイトに全振りしたい

7ftの遠投性能が魅力なので、広範囲を探る釣りに特化。海外の長い川や大規模ダム湖、大型魚を想定するなら安心感があります。


4. 各モデルの特徴と選び方【スピニング編】

スピニングモデルにも魅力的な番手が揃っています。バスやトラウト、海釣りまで幅広く対応したい方におすすめです。

4-1. 2651F-5

  • 長さ:6.6ft

  • パワー:1番(5~15g前後)

  • アクション:F(ファスト寄り)

  • こんな方におすすめ

    1. ブラックバス・エリアトラウトなどライト寄りの釣りを快適にこなしたい

    2. 小型ルアーを多用して繊細に攻めたい

“F”は先調子気味で、軽量ルアーや小型プラグの操作性に優れています。国内釣行が中心で、小物〜中型魚まで狙いたい方に。

4-2. 2702R-5

  • 長さ:7.0ft

  • パワー:2番(7~20g)

  • アクション:R(レギュラー寄り)

  • こんな方におすすめ

    1. バスや海のライトゲーム〜中型魚(シーバス、ロックフィッシュ)まで

    2. 7ftの遠投性能を活かし、軽めのルアーを遠くへ飛ばしたい

やや長めのスピニングロッドとしては、最も汎用性が高いといわれるスペック。幅広いターゲットに対応可能です。

4-3. 2754R-5

  • 長さ:7.6ft

  • パワー:4番(15~80g)

  • アクション:R(レギュラー寄り)

  • こんな方におすすめ

    1. オフショア(船)からのキャスティングゲームで大型青物を狙いたい

    2. 長いロッドでさらにパワーが欲しい場合

大型ルアーもバッチリ投げられ、海外の怪魚や国内大物(ブリ・ヒラマサ)も視野に入るほどパワフルです。

4-4. 2832RS-5

  • 長さ:8.3ft

  • パワー:2番(7~30g)

  • アクション:RS(レギュラースロー寄り)

  • こんな方におすすめ

    1. サケ・マス類や青物狙いのショアジギング、リバーシーバス

    2. 長いロッドでロングキャストしつつ、比較的ライト寄りのゲームをしたい

8ftを超えるロングレングスは、足場の高い場所や大河川、サーフなどでも活躍。強すぎない2番パワーが扱いやすいモデルです。


5. エクステンションバットでさらにパワーアップ

ドリームツアーエディションのうち、一部の機種(2702R-5、2832RS-5を除く)には“エクステンションバット”を装着可能。

  • キャスティングからジギングへ切り替えたい時**(船で縦の釣りをする時)

  • ロングレングス化したい時(更なる遠投性能やファイトパワーUP)

1本のロッドで2つのスタイルを使い分けられるため、旅先での“急なオフショア釣行”にも対応できるのが大きな魅力です。


6. 初心者でも失敗しない!おすすめの型番と選び方

6-1. とりあえず「なんでも1本」で始めたい

  • ベイト派1652R-5(6.6ft/2番)

    • バス〜中型海魚まで無理なく狙え、6.6ftは取り回し良し

  • スピニング派2702R-5(7.0ft/2番)

    • 陸っぱりでの遠投性能とライトな操作性のバランスが良好

6-2. バス釣り中心! でも大物も狙いたい

  • ベイト派1653R-5(6.6ft/3番)

    • 多少重ためのルアーを投げたい時、海外遠征でのパワーファイトも

  • スピニング派2651F-5(6.6ft/1番)

    • 逆にライト寄りで快適に楽しみたいならこちら

6-3. 大型シーバスや怪魚を狙いたい

  • ベイト派1604RS-5(6.0ft/4番) or 1704R-5(7.0ft/4番)

    • かなりのパワーが欲しい方は4番を。6ftの取り回し重視 or 7ftの飛距離重視かで選ぶ

  • スピニング派2754R-5(7.6ft/4番)

    • 大型青物や海外の怪魚クラスにもチャレンジしたいならこのパワー感が便利


7. まとめ ~あなたに合う1本を見つけよう~

  • 短めでパワー控えめ → 取り回し◎、小~中型ターゲット向き

  • 長め or パワー強め → 遠投や大物ファイト◎、中~大型ターゲット向き

  • ベイトかスピニングか → 扱うルアーや釣り方で決めよう

  • エクステンションバット → 旅先でオフショア(船釣り)にも挑戦したい方は要検討

もし「どれを買えばいいか分からない……」という状況でしたら、

  1. 自分が良く行く釣り場・釣り方

  2. 狙いたい魚のサイズ感

  3. どれくらい遠投やパワーファイトが必要か

この3点を明確にすると、選ぶべき番手が絞れます。
初めてのロッド選びはワクワクする反面、悩みも多いもの。しかしワールドシャウラ ドリームツアーエディションなら、「旅先で超大物を狙ってみたい」「日常のバス釣りでも使いたい」など幅広いシーンで活躍します。

ぜひ本記事を参考に、ご自身のスタイルにマッチした1本を見つけてください。そうすれば、いつか世界のどこへ行っても「この竿1本で大丈夫!」と自信をもって旅立てるはずです。

思い立ったらすぐ釣りに行ける――そんな自由度の高さこそが、ドリームツアーエディション最大の魅力。ぜひその手で体感してみてください!

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