資産運用で失敗しないコツは、何だと思いますか?
先日、趣味のピアノの発表会が
ありました。
練習やレッスンでは、
おおむねスムーズに弾けるように
なっていた箇所でつまづいたりして、
本番で力を発揮しきれず、
悔しい想いになりました。
ただ、ピアノの演奏は楽しいので、
これからも趣味の1つとして
続けていこうとは思いますし、
発表会がある時は、
また挑戦したいとも思っています。
今回の発表会でのつまづき経験を
踏まえて、
「これって資産運用にも
同じことが当てはまるでは?」
と、私は感じました。
私のピアノ発表会でのつまずき経験
に限らず、様々なことにおいて、
「失敗しないコツ」って
あなたは、何だと思いますか?
ハッキリとした正解、という
明確な回答はないのですが、
失敗しないコツの1つとして、
「経験値の差」があるのでは、と
私は考えています。
今回の私のピアノで言えば、
人前で演奏する経験が、
あきらかに少なかった。
だから、不慣れな環境でピアノの前に
座った途端、体がこわばってしまい、
練習で出せていた成果を出し切れ
なかった、というイメージです。
資産運用や資産形成で言えば、
「実際にお金を投じる経験を、
どのくらい行ったことがあるか?」
ということが、経験値と言えるのかな、
と思います。
よく言われる
例え話としてあるのが、水泳。
書籍などで泳ぎ方を学ぶことはできる。
理論なども頭では理解している。
だからと言って、
実際に水の中に入って
泳げるとは限らない、という話です。
百聞は一見に如かずということわざも
ありますが、まさにこれも言い得て妙。
情報として知っているよりも、
1度でも実体験する方が、
たしかだし、良く分かる。
今回のピアノ発表会での実体験を
踏まえて、資産運用での
原理原則的なことにも
想いを馳せる機会となりました。
資産運用に興味はあるけれど、
実際にやっていない方に
多い理由の1つとして、
「損しそうで怖い」
というものがあります。
たしかに、資産運用は100%確実に
利益が出る保証はありません。
だからと言って、興味はあるのに、
実体験をしなければ、
損失はゼロですが、利益もゼロです。
ゼロ金利政策が解除され、
金利のある世界に入ったと言われては
いますが、アメリカなどの
他国と比べれば、
まだまだ低金利の日本。
物価高などのインフレ傾向に
ある中で、購買力を保つためにも、
少しずつでも資産運用にお金を回し、
お金の置き場を預貯金から変えて
おくことは、あなた自身の
身を守ることにもつながるのではないか、
と私は考えています。
もし損するのが怖くて始められない
のであれば、例えば、ポイントを
利用して実体験してみる。
ポイントは、あくまでも買物のおまけ
としてついてくるものです。
そう考えれば、ポイントは
新たにあなたの
お財布からお金を出したことには
ならないから、
最悪、全部損して失ったとしても、
実害は0円です。
利益が得られれば、元手0円で
お金が殖えた訳で、
リターンは、考えようによっては、
100%以上です。
小さな金額から少しずつ始めて、
小さくても成功体験のようなものを感じ、
積み重ねることで、
資産運用の怖さは薄れていくのでは?
そして、その経験値が積み重なることが、
あなたが資産運用で失敗しない
ことにもつながっていく。
経験を積み重ねることで、資産運用を
継続していくイメージを思い描く
ことができ、途中でやめないことにも
つながるように私は思うのです。
ただ、気をつけて頂きたいのは、
小さな成功体験を積み重ねたからと言って、
欲張らないこと。
もし次のステージに行きたいという
想いが湧いたなら、
必ず学びを深めたり、経験談を聞くなど
してから、慎重に進むことが
大切だと私も実体験から感じています。
私の場合、20代後半の頃、調子に乗って、
不勉強のまま、利益を求めたい想いから、
FXや先物取引などに翻弄されて
しまった時期がありました。
今にして思えば、勉強などの練習不足、
小さく始めるという経験値を重ねずに、
いわゆる投機のような一発大勝負的な
スタンスをとったことが、
失敗の原因だったと
はっきりと言い切れます。
私の場合は、その時の経験が
あったことで、不動産投資、
大家業に目を向けることができ、
結果的に相性があうと感じ、
2007年から今に至るまで
継続しながら、経験値を
高めてこられたという点で、
良い失敗経験だったと感じています。
不動産投資に関しても、
興味があるけれど怖い、という
声を良く耳にしますが、
そんな方であれば、REITで
疑似体験を積んでみる、
金額が抑えられている区分マンション
から取り組んでみるのが
良いと思います。
先程の話と同じで、小さく始めて
小さくても成功体験という経験値を
積むこと、とも言えるかもしれません。
他にも、イデコやNISAなどの制度が
充実してきて、資産運用する手段も
増えていますが、最初は掛金を少額から
スタートすることが失敗しないコツだと
私は考えています。
実際に、私自身も、
イデコは約20年続けていますが、
最初の頃は、最低の5,000円しか
積み立てていませんでした。
原則60歳まで引き出しができない、
という点に怖さがあったからです。
その後、税制の優遇面、所得控除などの
良さを知るにつれて、無理のない範囲で
掛金を段階的に増やしてきました。
今振り返れば、
「なんで最初の頃から、もっと掛金を
多く入れなかったのか?」
というのが、唯一の後悔です。
ただこれは、経験値が深まった今だからこそ
言える話で、当時の自分には、経験値も少なく、
そんな想いは浮かぶ余地さえありませんでした。
過ぎ去った過去を嘆いても仕方ないのです。
今回は、自分の体験なども踏まえて、
いろいろとお伝えしましたが、やらなかった
過去を嘆くことなく、
今から未来に向かってできることに
意識を向けて、経験値を深めていくことが、
資産運用では何より大切で、
失敗しないコツではないか、と私は考えて
いるのですが、
あなたはどう思いますか?
怖さや不安があって、
どうしても一歩を踏み出せない分野が、
資産運用に限らずあるのであれば、
一番早い近道は、
これから進もうとしている道を、
すでに実体験している方に会って、
話を聞くことだと私は思います。
私自身も、不動産投資を始める前、
タイミング良く、
実際に投資されている方の体験談、
経験談を聞く機会があったことも
後押しとなって、スタートできた、
という経緯があります。
何においても、実体験に勝るものはない。
今回のまとめとして、最後に改めて
この言葉をお伝えして
筆を置こうと思います。