不動産投資、大家業では、どんな物件を選ぶのが良いの?
あなたは、
どんな部屋、物件を選ぶのが
良いと思いますか?
ただ、これだと漠然として
しまうので、
質問の仕方を変えると、
「どんな部屋を、
入居希望者さんは
望んでいると思いますか?」
という言い方もできると思います。
不動産投資、大家業は、
入居者さんから頂く賃料があって
初めて成り立ちます。
だからこそ、入居者さんに
選ばれやすく、空室になりにくい
部屋を持つことが
失敗しにくいことにつながると、
私は考えています。
さて、そんな入居者希望者さんが、
部屋に何を求めているか?
ニーズと意識を知ることが
できたら、嬉しくないですか?
そんなテータがまとめられている
冊子を、先日手に取る
機会がありました。
題して、
「入居者ニーズと
意識調査2021~2022年」です。
この冊子は、一般に売られている
訳ではなく、不動産会社さん、
賃貸管理会社さんが手に入れる
ことができるものになります。
スーモを運営されている
リクルートさんが
2年に1度、出されているとのこと。
いろいろと興味深いデータなどが
掲載されていて、
うなづきながら、目を通しました。
そんな中でも、ポイントに
なりそうな点を、
1つ、共有させて頂きます。
ここでは、私自身も取り組んでいる、
単身世帯の賃貸ニーズの
調査結果を取り上げます。
男女比は、ほぼ半々で
出ている結果です。
取り上げるのは、賃料について。
管理費も込みで、
一番選ばれている価格帯は、
いくらくらいだと、
あなたさんは思いますか?
調査結果を見ると、
6万円~7万円未満が一番多く、
割合としては20%。
次に多かったのが、
7万円~8万円未満で19%。
6万円~8万円の賃料価格帯を
選ばれる方が、
全体の約4割という結果でした。
会社勤めの方の平均給与は、
全体としては、
約430万円と国税庁は
公表しています(令和2年の調査)
ただ、これは全年代の
平均値なので、
単身者向けという意味合いでは、
別の視点で
考える必要があるかと思います。
単身世帯として、ワンルームの
部屋を借りる方が多い年代は、
何歳くらいでしょうか?
これも、100%の正解というのが
ある訳ではありませんが、
首都圏というエリア、
そして人口の流入の観点も
踏まえると、
20代~30代前半ではないか、
と私は考えています。
その年代の平均給与は、
20代前半が、約260万円。
20代後半が、約360万円。
30代前半が、約400万円。
ここからは私見になりますが、
住居費は、25%くらいに
抑えるのが良いのではないか、
と考えています。
個人差はあるので、
あくまでも一般論としての
家計のバランスを考えた場合、
と捉えて下さい。
そう考えると、
20代前半は、260万×25%=65万円、
1ヵ月にすると54,000円。
20代後半は、360万×25%=90万円。
1ヵ月にすると75,000円。
30代前半は、400万×25%=100万円。
1カ月にすると、83,000円。
20代前半は、平均年収を加味すると、
若干低い金額が出てしまいますが、
もし30%と考えると、78万円で
1カ月にすると65,000円。
おおよそですが、賃貸で借りる
ボリュームゾーンの年収から
考えた住居費にあてても良い金額と
一番選ばれている賃料の価格帯は
近いな、と
今回の調査結果を見て感じました。
私自身、自分で保有している
区分マンションの部屋は、
7万円台の賃料でお貸ししている
部屋が中心になっています。
今回の結果を踏まえて考えると、
今まで15年近く続けている
不動産投資、大家業ですが、
ありがたいことに、
空室期間が2ヶ月を越えたことが
ありません。
それは、この借りて頂く方の
ボリュームゾーンにうまくマッチ
できていたことも、もしかしたら
要因のひとつなのかもしれないな、
と感じました。
もし、あなたが、
どんな部屋を、自分の資産に取り入れて、
不動産投資、大家業を行っていけば良いか
分からない想いがあるのであれば、
今日の話、
ひとつの参考にして頂ければと思います。
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