忙しい人は、資産形成に向いていますか？

今日の話は、資産運用、資産形成の
原理・原則的な内容かもしれません。


仕事に割く時間が多いような方、
プライベートの予定が多く入るような方、
いらっしゃると思います。


私なりに感じていることを最初に伝えると、
そういう方は、「ルール」さえ
決めてしまえば、お金が貯まりやすい人
ではないか、と考えています。


つまり、資産運用や資産形成に向いている。


言い方を変えると、いつの間にか、
気が付いたらある程度の資産が
積みあがりやすい、という
言い方が伝わりやすいでしょうか。


どういうことか？


資産運用、資産形成において
大切なことは、


「勘定」と「感情」


だと私は考えています。


「勘定」は言葉の通り、
お金の計算のこと。


一番シンプルな式で表すとすれば、


「収入－
　『資産運用・貯蓄に回す金額』
　　　　　　　　　　　　＝生活費」


先程伝えた「ルール」は
この式のことになりますが、
この計算式が成り立つように
過ごしていれば、
自然と資産が積みあがりやすい、
ということです。


この『資産運用・貯蓄に回す金額』の
ルールは、あなたにとって、
無理のない範囲で決めて下さい。


例えば、毎月2万円とか5万円とかの定額
にするという考え方でも良いですし、
収入の10％とか20％とかの定率にする
というのも、良いと思います。


私が心の師匠として敬愛している
本多誠六さんは、


毎月の収入の25％
と
賞与などの臨時収入は全額


というルールで貯蓄を行い、
晩年一門の資産を築かれた方です。
　（『私の財産告白』という
　　　　　著書はおススメです！）


次にもうひとつの「感情」についてです。
おそらく「勘定」よりもコントロールが
難しいと私は感じています。


時間を仕事や予定に多く使う方が、
お金が貯まりやすいのではないか、
と私が考えている理由のもう1つは、
この「感情」にとらわれにくくなる
からです。


資産運用、資産形成をしている中で、
「感情」にとらわれやすいのは、
どんな時でしょうか？


個人差があるので、
一概に言い切れませんが、
私は「損失が目に見えて分かった時」
ではないか、と考えています。


私自身も経験があるのですが、


先物取引をしていて
含み損が100万円を超えた時、


ＦＸ取引をしていて
強制ロスカットを経験した時は、


ショックで心穏やかでは
いられませんでした。


あれから20年近くになるのだ
と思うと、今となっては
懐かしい良い思い出です（笑）


このように、資産運用に取り組んでいる
時に「感情」が揺らぐのは、


「価格の変動が目に見えて分かる時」


ではないでしょうか？


株式相場を見て一喜一憂する。
為替相場を見て、
円高円安に一喜一憂する、　など・・・


含み益がある時は、「まだ上がるかも」
含み損がある時は、「もう下がらないだろう」


悲喜こもごもありますが、
そんな「感情」と定期的に
向き合うことになります。


それは、相場を気にして見るからです。


つまり、私がお伝えしたいことは、
時間を仕事や予定などに費やす割合が
多い方は、相場の動きを気にかける
時間を、いい意味で作りにくい。


だからこそ、相場の値動きに
一喜一憂することなく、
「感情」を入れずに、
資産運用、資産形成に向き合いやすい
のではないか、ということです。


一度、ルールを決めて、
それを継続することで、
結果的に、時間を味方につけた運用、
長期投資ができている、
ということにつながるのではないか、
と私は感じているという意味合いです。


その点から言えば、
「つみたてＮＩＳＡ」のような制度は、
「感情」を排して、
「長期・時間分散・積立」を実践しやすい
制度なので、活用すると良いのではないか、
と考えています。


また、私のように、過去の経験を踏まえて、
相場を意識的に見ないようにして、
「感情」にまどわされないようにする
という点でも、つみたて投資、は
資産形成にうってつけだと感じています。


その他、私がメインで行っている
「不動産投資・大家業」なども、
まさに「感情」を排除して行いやすい
資産形成の方法だと感じています。


だからこそ、私は、もう少しで16年目に
なりますが、こんなに長く継続できて
いるのだと感じています。


私の性格には合っている方法だった、
というイメージでしょうか。


私は実践していませんが、
「太陽光への投資」なども、
「感情」を排除して行える方法の
1つかとも感じます。


資産運用、資産形成の方法に、
絶対はありません。


あなたの考え方や性格によって、
相性が合う方法、合わない方法は
異なるからです。


ただ、どんな方法を選ぶにしても、
その根本にある原理原則は、
「勘定」と「感情」ではないか、と
私は考えています。


「勘定」でお金のコントロールをして、
「感情」にまどわされずに継続すること。


その点で、資産運用、資産形成に、
時間を回しにくい、という方こそ、
一定のルールさえ決めてしまえば、
お金が貯まりやすい人になる。


私はこのように考えていますが、
あなたはどう思いますか？


また、資産運用、資産形成をする中で、
あなたが「勘定」や「感情」の面で、
ご自分の中で、決めているルールなどは
ありますか？