「住みたい街」と「住んで良かった街」の違いは何?


録画をしておいて、
見ていなかった番組を
先日やっと見ました。


タイトルは、
「本当に住んで良かった
 首都圏の街ランキング」


2022年の秋頃に、
テレビ東京で放映された番組です。
もしかしたら、
ご覧になられた方もいらっしゃる
かもしれません。


この手の番組は、タイパ、
ではないですが、
ついつい倍速で
見てしまいます(笑)。


とは言いながらも、
参考になる点、気づきになる点が
あったので、
大家業、不動産投資の点から、
私なりに感じたことを
シェアします。


最初に、
ランキングの上位を伝えます。


1位 吉祥寺
2位 センター北・センター南
3位 元町・中華街


でした。


この順位を聞いて、あなたは、
どのように感じますか?


私は、「そうなんだぁ・・・」
と、そんな見方もあるよね、
くらいな感じで眺めました。


この手のランキングや
アンケートは、
どんな方を対象にアンケートを
とっているかなどによって、
結果が変わります。


なので、いろいろな媒体などで
ランキングが掲載されていますが、
その発表されるランキングの中で、
「どんな共通点が見えてくるか?」
というのを、私は意識して
考えるようにしています。


今回は、「住みたい街」ではなく
「住んで良かった街」


そこで共通点にあがっていると
私が感じた点を
箇条書きにしてみます。


「コスパの良さ」
「物価が安い」
「商店街」
「下町っぽさ」
「再開発(商業施設)」
「飽きない」
「面倒くさがりにありがたい」


上記をすべて満たしている街は
ありませんが、
複数満たしている街が、
住んで良かったと感じられる
傾向があるな、と感じました。


住みたい街は「憧れ」
住んで良かった街は「現実」


そう考えると、
住みたい街ランキングで
上位に入っている吉祥寺が1位で、
恵比寿が47位というのも、
うなづけるような気がしました。


恵比寿は、おしゃれで憧れの街、
女性誌などでも
取り上げられやすい街
だとは思います。


ただ、その素敵さや利便性
と引き換えに、
「賃料の高さ」や「物価の高さ」が
あります。


単身者向けの賃貸という視点で
考えた場合、
20代の方が、
ボリュームゾーンになるかと
私は考えています。


憧れがあり、
選んで住んでみたものの、
経済的な面で、
住み続けるのは難しいと
判断する方も、比較的
多いかもしれないと感じます。


実際、私も恵比寿駅徒歩圏内に
1部屋保有していますが、
今まで住んでくださった方は、
みなさん30代です。


住まいとして気に入って頂き、
それを継続するためには、
ある程度の安定した経済力が
必要なことの現われかな、と
改めて感じました。


大家業、不動産投資を
あなたもしているのであれば、
賃貸で借りてくれる方がいて初めて、
成り立ちます。


空室にならず、
少しでも長く住んでもらえることが、
安定経営につながり、
精神的にも落ち着いた気持ちで
過ごせることにつながります。


大家としてできることは、
住まいそのものの空間を
少しでも過ごしやすいように
すること、になりますが、
立地のように、
自分ではコントロールできない、
外的な要因も含めて物件を
選ぶことが、大切ではないか、
と、私は考えています。


つまり、生活する上で、
借りて住む方が、
何を求め、どんな雰囲気を
住みやすいと感じて頂けるか、
という視点です。


住みやすさの感覚というのも、
各個人によって異なりますが、
単身者、ファミリー、
老若男女問わず、共通している点が
あるとは思います。


これから選んで購入しようと
する物件があるエリア。
すでに保有している物件があれば、
その近隣。


街歩き、散歩なども兼ねながら、
足を運んでみては
いかがでしょうか?


何度か足を運んだことが
ある街であっても、
時間の経過とともに、
変わっている所もでてきます。


そんな、新たな気づき、
を見つけながら、
物件を見に行く、などという
楽しみを見出せることが、
大家業や不動産投資の、
金銭的な面以外の醍醐味の1つ
ではないか、と私は感じていますが、
あなたは、どう思いますか?

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