「現代かなづかい(音)」vs「歴史的かなづかひ(語)」
英國の言語學者 ヘンリー・ブラッドレー Henry Bradley
「表記法を變へることは、國語そのものを變へることだ」
参考:第二章 歴史的かなづかひの原理
一「語に随ふ」といふこと
『私の國語教室』(文春文庫、福田恆存)
引用:18頁(廣田榮太郎氏の文章)
331頁(土岐善麿氏の失言)
316頁(ヘンリー・ブラッドレー氏)
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土岐氏の発言 :「聲」第六號 の座談會の記事
「私が責任を負つたやうな形でもつて仕事にかかつたときには、
事はすでに決まつてゐたのだ。」
「 「は」とか「を」とか「へ」とか表音的ではありませんが、
それを正書法といふ概念をもつてくれば、
いま使はれてゐる「は」とか「へ」とか「を」とかいふのを、
一概的に表音的にしなくてはいけないんだ、といふ工合に考へないでもすむ。
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「現代かなづかい」に賛成した
金田一京助(1882年 - 1971年)
1954年(昭和29年) - 文化勲章受章
<盛岡市のHP>
金田一京助(きんだいちきょうすけ)
「戦後には国語審議会委員として現代かなづかい制定に貢献、
昭和29年(1954年)には岩手県出身者としては
2人目となる文化勲章を受章した。」