NISHIEIFUKU JAM 6th Anniversary-Tribu presents Floor’s DAY1-

6月1日
ピューパ!!、RAY、グデイ『NISHIEIFUKU JAM 6th Anniversary-Tribu presents Floor’s DAY1-』@西永福JAM

 西永福JAMで行われるフロアライブのスリーマン。
 早めの整理番号で、せっかくだからふだんは経験できないステージ上から見てみようかなと思っていたけど、会場のモニターにステージ上の観客ががっつり映ってるのが見えて、フロアから見ることを選択。

ピューパ!!
 
客席に飛び込むように登場し、いきなりくぴぽ『Paint Pain 平成』カバーからスタート。
 一応、演者スペースとして囲われている一角はあるのだけど、ほとんど無視して自由にフロアの観客の中に入っていくメンバーたち。天音たるとさんは普通に観客とハイタッチを交わしていて、嬉しいような申し訳ないよう気分になる。
 柊ゆいのさんは比較的、ステージ内にとどまってパフォーマンスを続けているように見受けられた。自由なメンバーに囲まれた常識人ポジションのアイドル、好感持てる。
 さらに中盤からはイルカ型の浮き輪にまたがったメンバーをクラウドサーフしたり、さらにやり放題。瞬こやさんが騎馬戦のかたちで持ち上げてもらおうとして、ヲタクが騎馬戦やったことなくて戸惑っていたのが面白かった。自分も騎馬戦やったことないわ。
 お祭り騒ぎを通り越して奇祭だった。4年に1回くらい飛騨の山中で行われるようなやつ。

RAY
 ピューパの乱痴気騒ぎを受けて、ステージ上から静かにぬるっと現れたRAYちゃんたちは、あくまでもパフォーマンスを重視したライブを敢行。このへんの生真面目さは二丁魁にも通じるかも。
 それはそれで良いのだけれど、せっかく四方から見られている環境なので、メンバー全員が正面を向いて歌うフォーメーションが大半を占めていたのは横から見ていた者としては、すこし寂しさを感じたかも。特に『GENERATION』ラストのジェネ顔がこっちサイドからは全く見られなかったのは残念。
 とはいえ、メンバー同士が向かい合う場面で、それぞれの表情が確認できたのは大変ありがたい。曲中に笑顔を交わし合うステージからは確実に何らかの磁場が発生している。
 あと単純にこれだけの近距離でRAYちゃんが見られるの眼福。とりわけ『わたし夜に泳ぐの』のサビで、内山さんと真正面で手を差し伸ばしあったのは忘れられない思い出になった。
 最後の曲『See ya!』でメンバーが客席に入って行き、サイリウムなどを配る。琴山さんからサイリウムもらったのだけど、特典会で「最初渡そうとしたらステージに集中してたからやめてん〜」と言われた。申し訳ないことした。でも自分がそれだけステージを見ることに夢中になれていたのは誇らしい。ただ加齢により視野が狭くなっているだけとも言える。

グデイ
 普段からステージとフロアの境界を取っ払うようなライブが持ち味だけに、どんなフロアライブになるのだろうと思っていたら、室井ゆうさんが足を怪我して椅子に座ってのパフォーマンス。それでも二人のとてつもないライブぢからと創意工夫で、前2組に一歩も引けをとらない盛り上がりを生み出していた。
 何より曲の途中でミ米ミさんが姿を消したと思ったら、私物の自転車に乗ってステージ上に現れたのが面白すぎた。ライブハウスのステージ上で自転車に乗ったアイドル、ミキティー本物さん以来。ミ米ミ本物。
 あと、自転車を降りてフロアに戻る時にちゃんと鍵をかけていたのが笑った。誰も盗まないだろ。
 こういう飛び道具的な仕掛けだけでなく、ライブ自体も圧巻で、今すぐどんな大きなロックフェスに出てもおかしくない。というか、グデイがライブをすればそこがロックフェスになるくらいの説得力がある。
 
 
 

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