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日記:20230708〜二丁魁トークショー配信・松本英子「初老の娘と老母と老猫」〜

 行きたいライブやイベントなどいくつかあったけど、とりあえず今日はおとなしく家で過ごすことにした。

 松本英子のマンガ「初老の娘と老母と老猫」読了。
 対照的な性格の不一致から長く疎遠だった著者が、80歳を過ぎた母親が体調を崩したことをきっかけに、実家に戻り母と(猫も)暮らすようになってからの変化を描いたエッセイ漫画。
 エッセイ漫画というと気楽な新編雑記というイメージがあるけど、この作品はテーマ的にもかなり重く、どっしりとした読み応えがある。
 まず肉親と理解し合えずお互いに反発し合う関係という点で、自分の痛みが思い返されるし、50代に入り更年期を迎えた著者の体調や将来への不安なども身につまされる。
 初めて受けた健康検査でコルステロールが高いことを指摘され、脂質を気にするようになってから、甘いものが好きだったのにスイーツ類を見かけても毒にしか見えなくなるところとか、著者の感覚には共感できる点が多いというのもある。
 第3話「再同居のストレス」がとりわけ考えさせられる内容だった。自分が感じているストレスと同じものを、相手も自分から受けているという事実を認めるのは、なかなかできるものではない。自分もいい加減、目を背けてきたものを見つめていかないと。

 二丁目の魁カミングアウトのトークイベント「GAY STAR IN THE TALKSHOW」を配信で見る。
 アルバムの楽曲やMVを中心に、期待以上に貴重なお話を聞けた。提供された楽曲が、レコーディングの時点でメロディーなどを大きく変更していたものもある、という話は初耳でびっくり。いつも提供してくれている人たちは、それが二丁魁だからと自由に変えていいと言ってくれているとか。素敵な信頼関係。
 恒例になってきた各メンバーが好きな歌詞を発表するパートが特に素晴らしくて、会場で聞いていたら泣いてしまっていたかも。配信でよかった。
 BAKAAHOの歌詞について思い入れを語った後、曲を披露した時の紅さんがものすごく感情のこもったパフォーマンスで、本当にまっすぐなひとだなと思った。トークイベントの合間の振り付けもないミニライブとは思えないくらい、真剣で全力の歌唱だった。
 アーカイブの期限まで何回も見よう。


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