『あったかくして寝ろ』
12月11日
『あったかくして寝ろ』@新宿BISKE
おそらく今年いちばん現場がかぶっていた人、寺田寛明さんがセレクトしたアイドルイベント。スタッフに元アイドリング!!!の森さんが関わっているらしく、いろんな縁を感じて感慨深い。
新宿BISKEは歌舞伎町のドンキホーテの向かいにある雑居ビルの8階だかで、開場時間になってもスタッフ出てきて整列もさせないし、当日清算なのに1万円札の使用禁止だし、フロアの床がカーペットで飲み物こぼすの厳禁とかで、なんかもういろいろとアレな会場だけど、あまりにステージが低いため寺田さんがお立ち台を用意させてくれたそうで、そのへんとても信頼できる。次回は別会場になってたらもっと信頼。
PUREGRIS
寺田さんとトークイベントをやっている陽凪響子さんがずっと挙動不審で面白い。ライブに入ると目力があって魅力的だし、気になる存在ではある。
あと元Finger Runs の新田櫻子改め天渡琥珀さんが、フィンズのメンバーとオープニングで仲良く並んでいてグッと来るものがあった。
最後にやった曲が好きでした。
セカイシティ
いいなあ。とても平和。デパートの屋上の催事場みたい。ベテランの芸人さんの営業ネタを見ているみたいな安心感がある。アイドルでこういう空気を味わえるのって、バニラビーンズ以来かもしれない。2人組のアイドルって本当に良い。
MCの時に強引に寺田さんを呼び込んで大喜利をさせたり、自由にふざけていて最高。無理やりお題出しておいて、回答が出たら2人そろって爆笑してるのが飴と鞭だった。
シンキングタイム中に「カッチカッチ」とカウント音を口で言い続けるだけの小林瑞希さんと、まったく言葉に詰まることなく間を埋め続ける甘酢朱里さん、どっちも大物。
3曲目の『Starnger』がめちゃくちゃ良い曲だった。サブスクないのが残念。今度物販でCD買おう。
スパンコールグッドタイムズ
ちょっと久しぶり。相変わらずミドルテンポでも楽曲の良さとグルーヴィなパフォーマンスで自然に体が踊らされる。
こちらも主に藤ナオさんがふざけまくっていて、自由で楽しい空間を作りながら、決めるところはしっかり決めてくるのがさすが。会場がダンスホールになっていた。
Finger Runs
前日に行われたリミスタのオンラインサイン会で、小笠原唯ちゃんからありがたすぎる言葉をいただいてしまい、いつも以上に全身全霊で楽しむぞと誓って臨んだ。
のっけからわちゃわちゃなセトリで、特に前半は踊りまくり。「今夜はみんなであったかくして寝ちゃおう寝ちゃおう」からの『またね来世で』『SPICE』の流れが最高。歌舞伎町のしょぼいライブハウスがデパートの催事場になったり、ダンスホールになったり、クラブになったり、出演者ごとにそれぞれの色でフロアを染め上げていて楽しい。
そこから『Red Sprite』のシンガロングですこし流れが変わり、『Enola』でこむぎさんの歌声を響かせ、最後『ユレルミライ』でじっくり曲を聴かせて終わったのが素晴らしかった。
こむぎさんが『Enola』で力が入りすぎたのか、ユレルミライの途中までステージから姿を消す一幕があって心配だった。全力・全開放なパフォーマンスがフィンズの魅力ではありますが、無理だけはなさらずご自愛ください。
みんなあったかくして寝よう。