「新宿MARZ企画 UNIVERSE × lyrical school discussion #01」
5月15日
「新宿MARZ企画 UNIVERSE × lyrical school discussion #01」@新宿MARZ
二丁目の魁カミングアウト
ここ最近、魅力的な対バン続きの二丁魁。ぺいちゃんの影ナレも力がこもってるなと思ってたら、「おなカマも、せっかくさんも」と言い間違えしていて笑った。「⚫︎⚫︎ファンのみなさんも」と「せっかくのスリーマンライブ」が重なったのね。
『あるある言いたい』から始まるハイテンションでお祭りなセトリ。どの曲だったか、曲中の煽りでリリスクを意識して「ぷちょへんざ!よーよー!」とか言った後、自分で吹き出すぺいちゃんがかわいかった。あまりにもテキトーな煽りすぎる。
そういえばぺいちゃんの片袖、今回は気づいたら前回とは反対の左袖がなくなっていた。みょんちゃんのジャケットみたいなことなの?
後半、『キラキライクストーリー』からは新曲と初期の曲を織り交ぜた構成。新曲リリースによって、セトリの傾向が新曲中心になるのを二丁魁で経験できているのが感慨深い。新曲に照らされて過去の曲が放つ新しい輝きを見落とさないようにしたい。
ふだんとすこし違う界隈の対バンだと、見よう見まねで振りコピしている他現場のファンが見られるのが喜びなのだけど、この日は『LOVEタイムマシーン』でバンドのライブみたいなノリで見ている人がいて、なんかそれがすごくよかった。個人的にはこういう人がふだんの現場に増えてくれるとうれしい。
きのホ。
こちらも気合の入ったライブ。『EMO衛門』の足を横に跳ね上げる振り付けで、小清水さんの脚の上がりかたが異次元。
MCで対バン相手の2組に触れたり、ラップ曲をセトリに入れてきたり、リスペクトが伝わってくる。
lyrical scool
もうちょっと今日はリリスクが凄すぎた。二丁魁もきのホ。もわりとグイグイ盛り上げに行くタイプのステージだったけど、リリスクはゆったりとやわらかく包み込むようなパフォーマンスで、気づいたらフロア全体がリリスクの空気に染められて幸福感に溢れていた。まわりの観客の感じている楽しさがどんどん伝播してボルテージが高まっていくのは理想的な盛り上がりかただし、これが「多幸感」というものかと実感。
1曲目の『シャープペンシル』で、minanちゃんが歌詞を飛ばしちゃって、「緊張しすぎて歌詞飛んじゃった〜!この後はかっこいいところだけ見せるからね〜!」とリカバリーしていたの最高にヒップホップだった。
わりとメンバーひとりひとりをフィーチャーしたパートが目立っていて、とりわけ『House Party』のmalikくんのボーカルにめちゃくちゃ色気があって惚れそうになった。
manaちゃんのちょっと柄の悪い高速ラップもかっこいいし、sayoちゃんの歌声がminanちゃんと絡み合う美しさたまらなかった。reinaちゃんは冷静なDJスタイルが安定してかわいい。
hanaちゃんがMCで『まるもうけ』の振りを真似していたの嬉しかったし、tmrwくんが自分メインの『DRIVE ME CRAZY』を歌えることで嬉しそうにしてるのかわいかった。
あとなにより、ryuyaくんがイベント後のツイートで紅さんとのツーショットをあげてて、紅さんのパフォーマンスに感銘受けてたことを知ってびっくり。なんだこの美しさは……。
『The Light』と『SEE THE LIGHT』がセトリに入っていると、どうしても前体制で二丁魁・リリスク・フィロのスという奇跡のタイテだったIDORISEフェス2022を思い出してしまうのだけど、あの時に負けないくらい忘れられないライブになった。ありがとう、リリスク。