RAY・勃殺戒洞『Great Hunting Night VOL.81』
4月6日
『Great Hunting Night VOL.81』@大塚ハーツ+
RAYと勃殺戒洞というヤバすぎるツーマンを見に大塚ハーツ+へ。完売公演ということもあり、ギュウギュウの客席の高揚感や期待が開演前から伝わってくる。
勃殺戒洞
開場中はステージの幕がかかっている状態で、特に音合わせとかも聞こえてこなかったので、RAYが先かなと思っていたらまさかの勃殺戒洞から。
前回、秋葉原で見た時よりもすこしリラックスした感じで、演奏中にふたりで何やら声をかけ笑い合ったりもしながら、しかし手加減なしの40分。途中で中村達也さんが上半身の汗を手で拭って顔にこすりつけ、ついでに手のひらに唾を吐きかけて、それも髪や頭にすりこんでいた。繁殖期の鹿のぬたうちみたいなもんだろうか。
後半、どうやってベースからこの音出してるのかよくわからない轟音が繰り出されて、あちらの世界に連れて行かれた。まいりました。
RAY
いきなり『津軽よされ節』から『KAMONE』『火曜日の雨』と変態セトリ。これ『Show Me the Season』も来ちゃう!?と期待したけど来なかった。まあしょうがない。
「火曜日の雨」の終盤、客席で「青!青!」のシンガロング起きるのは楽しそうだけどあんまり好きじゃなくて、内山さんが咆哮するような「青!」でフロアを制圧していたのがゾクゾクした。
『読書日記』が本当にものすごく良かった。この曲はパフォーマンスするたびに最高を更新し続けている。愛海さん不在の4人体制でもそれは変わらなかった。
いったんMCを挟んで、琴山さんから前半は尖った曲ばかりだったけど、後半は違う面やダンサブルな曲をお届けする、というお言葉があり、後半はポップに振るのかと思ったら『Meteor』やら『サイン』やら、じゅうぶん尖ったセトリだった。
ダンスナンバー『サイン』では脚を痛めている紬実詩さんが気になってしまったのだけど、自分が見ていた場所からは足元が見えづらかったこともあり、すくなくても上半身のダンスに関してはぜんぜん違和感なかった。
そして最後は現体制RAYの象徴ともいえる『フロンティア』。脳内で花が咲き誇るような開放的なよろこびに満ちたライブ。単純に楽しかった、最高、ヤバいしか言葉が出てこない。ライブ楽しすぎてバカになっちゃった。
愛海さんお休み後に初めて見たRAYはちゃんと最高だったし、それでも愛海さんのいないステージはちゃんと寂しかった。特に『わたし夜に泳ぐの』の輪を描くところ。閉じていない輪にどうしようもなく欠落を感じてしまった。お利口にして待ってます。