二丁目の魁カミングアウト 日が紅ソロイベント『song is beautiful』 ぺいにゃむにゃむソロイベント『愛にゃむPEI♡』
12月28日
二丁目の魁カミングアウト
日が紅ソロイベント『song is beautiful』
ぺいにゃむにゃむソロイベント『愛にゃむPEI♡』
@新宿二丁目アイソトープラウンジ
28日29日と2日連続で行われる二丁魁メンバー4人によるソロイベント。初日は紅さんとぺいちゃんから。
日が紅ソロイベント『song is beautiful』
紅さんのソロイベということで、元気な曲に振る可能性もあるのかなと思っていたけど、1曲目が『ノスタルジスター』だったことで、タイトルに込められた意味が伝わってきた。たしか「憶えておく手段 いくつだってあったのにな」のところで、上ハモのメロディーを歌ったところ、まさしくBeautifulだった。
二丁魁の曲だけではなくカバー曲も歌われ、とりわけ安室奈美恵の『Hero』は紅さんにぴったりな選曲だった。ミキティーに相談した時にすすめられたらしい。流石すぎる。
これは完全に憶測ですが、「I`ll be your hero」と同じくらい「And you're my hero」の部分も紅さんが伝えたかった思いなんじゃないかな。自分が誰かのヒーローだなんて大それたことは思わないけど、そうであってほしいという想いに応えたい、という気持ちは持っていかねば。
もう1曲、Mrs.GREEN APPLE(ミスターグリーンアップル©️ミキティー本物)の『ケセラセラ』もカバー。ケセラセラという言葉に、沖縄の「なんくるないさー」を重ね合わせた想いを、おじいさんとのエピソードも交えてお話ししてくれた。なんくるないさーには少しネガティブに受け止められるところもあるけど、おじいさんが言ってくれたような気持ちを届けたい、というようなお話し。個人的にあまりケセラセラとかのワードはピンとこないのだけど、体温の通った言葉はちゃんと胸に響きました。
紅さんのソロイベの後、アイソトープラウンジのすぐ近くにあるカレー屋さん・チキュウマサラで食事。数人並んでいたけど、ちょうど入れ替わりのタイミングですぐに入店できた。
2度目のチキュウマサラ、今回のメニューは「ザクロといちじくのビーフカレー」と「からし菜キムチとほうれん草のキーマカレー」の2種類をコンボでいただく。
多国籍でボーダーレスな味わいがスパイスの刺激と相まって、食べ終えると多幸感に包まれる。平和ってこういうことだ。
ぺいにゃむにゃむソロイベント『愛にゃむPEI♡』
ひまわり満開なイベントビジュアルから、明るく楽しいぺいちゃんワールドかと思いきや、影ナレなしで静かに登場。以前からよく言っているぺいちゃんの「中の人」である「太郎くん」の部分を前に出したイベントにするとのことで、想いを綴った手紙を読みながら、その想いに絡めた二丁魁の曲を歌う構成。
1曲目から涙を堪えきれないぺいちゃんが微笑ましくも愛おしい。『ノスタルジスター東京』では、前回、キネマ倶楽部で披露した時に涙で声を詰まらせてしまったDメロのパートを冒頭に持ってきて歌唱。完璧な状態で歌い切って歌詞を届けたいという思いがあったんじゃないかな。
曲と曲の間に長めの語りが入る構成で、自分のことを「強くてやさしい人じゃない」と語っていたのが印象に残る。ぺいちゃんが強くてやさしい人だから好きなんじゃなくて、強くやさしくなろうとする人だから好きなんだよ。それに、ぺいちゃんが自分は強くてやさしくはないと思っている人だから、強くやさしくなれずにいる人の心にも寄り添えるんだと思う。
特典会では「『これがアイドルだ』なワンマンの前に中の人を出し切った」と言っていたけど、自分の気持ちを話すときに、いつも二丁魁の歌詞を引用しながらになるのがぺいちゃんらしいなと思ったし、まだ出しきれていない気持ちがあるはずだと思ってる。
それを全部曝け出してほしいと願っているわけじゃないし、隠したままにすることがあっても全然いいと思ってるけど、もしぺいちゃんが見せてくれるなら、目を背けたりせずに受け止められるようでありたい。