『祭典 vol.2』
12月20日
『祭典 vol.2』@恵比寿creAto
開歌
主催イベント定番の構成で、オープニングに登場して2曲、トリではガッツリ30分のライブを披露。
クリスマスシーズンの「祭典」で最初の曲が『Secret Summer』なの面白かった。『ポプラ』が聴けたのも嬉しい。
後半の出番ではレア曲『青い花の名』が圧巻。なかなか対バンでは聞ける機会が少ない荘厳な大曲だけに、じっくり味わうことができてよかった。そこから『春は絆創膏』でシリアスな空気をふんわりと和ませる展開も見事。
最後は大好きな『灯り』で、歌に込められた想いをしっかり受け止めた。「ポプラ」も「灯り」も歌うことに対するメタ的なところのある歌詞で、よけい胸に沁みる。
まちだガールズ・クワイア
今年初めて見たアイドルの中でいちばん衝撃的だったかもしれない町ガ。なかなかライブで観られる機会がなかったけど、久しぶりに見られた。
いやーやっぱり良い。とにかくコーラスワークが可憐で、耳に心地よい。歌だけでなくダンスもしっかり揃えて踊りきっているのも、アイドルとしてとても好感が持てる。
大好きな『2万マイルの彼方へ』は聴けなかったけど、解散したリリカオのカバー曲『Atmosphere』が聴けて感涙。リリカオの曲、ほんとにいいよなあ。『くじら座のミラ』も大名曲。
寺嶋由芙
MCで「祭典」というイベント名と、背後のスクリーンに映る和風なお祭り感のある映像のギャップをいじりつつ、ステージ上のクリスマス装飾を褒めたりと相変わらずのバランス感覚。
前回、開歌とご一緒したときは喉の不調があったゆっふぃーだけど、今日は元気に歌声を響かせてくれた。何回聞いても『彼氏ができたの』の「オレモー」コールは意味わかんなくて面白い。
SW!CH
惜しくも解散(スイッチOFF)が発表されたSW!CH。対バンで見ていただけなので、自分に口出しする資格はないけど、対バンで見るたびに良いグループだなと感じていたので寂しい。この日もかわいさや平和さを保ったまま、最初から最後までずっと楽しくアッパーに盛り上がっていた。
NUANCE
早瀬るりねさんの体調不良による脱退後、初めてのヌュアンス。るゅりねさん、加入後の体制でグループの色を決定づけるくらい大きな存在になる人だと思っていただけに、とてもショックだし寂しい。回数は少なかったけど、るゅりねさんの情熱的なパフォーマンスはずっと忘れずにいます。
で、4人体制になったばかりでありながら、城戸海月さんが喉の不調で声が出せないという少年漫画のような逆境の連続。それでも城戸さんはマイク持たずに両手振りで踊るダンスがとても綺麗だったし、表情も素敵だった。
現体制でセトリに加わったばかりの『i=envY』は、椰子桃子さんの声質と合っている。桃子さん、めちゃくちゃ頑張ってる。えらい。
『特急 元町・中華街行き27分』がどんどん鉄板の湧き曲として強くなっているのがたのもしい。単なる賑やかで盛り上がれる曲なだけでなく、横浜の情景を盛り込みながら、「ちょっと先の未来ほどいつも怖いよね なんか思ったより強くなれてない」とか飾らない言葉で不意に心の柔らかい部分をついてくるところが好き。さすがは児玉雨子さんの詞。
SW!CHの後ってことで『which's witch』やるかなと思ったらなかった。ちぇっ。